https://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/150522/index.html
B&W Nautilus 解体新書 1回目
大須本店 越濱 靖人
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現在ハイファイ堂には2セットのノーチラスがあります。どちらも傷ついたユニットを交換するため、現在マランツを通じB&W本社でユニット製作中です。おそらく2〜3ヶ月かかると思います。出来るだけノーチラスのことを知っておこうと思い、修理が完了してしまう前に解体してみました。
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各ユニットは全てエンクロージャーからフローティングした状態で設置されています。ネジで留まっているのは恐らくウーファーだけかと思います。トゥイーター、ミッドハイ、ミッドローは下記写真の白いゴムリングだけで留まっています。このユニット装着は非常に難しくゴムリングがクルクルと巻いてしまうため特殊なスキルが必要です。これはマランツの技術者(ノーチラス講習を受けた方)でないと設置は難しいと思います。逆に外すのは後ろのツノをひねりながら前へ押し出すだけでポコっと外れます。入れるのが難しいのです。
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背面から見るとツノを支える薄いフェルトが左右と下の合計3点貼ってありました。つまり各ユニットはフロントのゴムリングと背面のフェルトだけで支えられていることになります。
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内部の様子。おや?フルマルチ駆動のため、ダイレクトにユニット直結されていると思っていたらコンデンサーが1発入っていました。
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コンデンサー拡大。「B&Wラウドスピーカーズ スーパーサウンドC2429 30uF 250V」だそうです。ミッドローに繋がっていました。共振防止の為ボンドで固定されています。
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ノーチラスのボディー素材は10mm厚強化ガラス製ABSです。パックリと半分に分かれたボディーを真ん中で接合することにより筐体が完成します。そして塗装を12層施すことによりアノ様な美しい仕上がりになるそうです。
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ケーブルは全てコネクターで接続されており、外すことが簡単です。ケーブルは少し固めですのでユニットに当ててしまわぬように気を使うのが大変です。
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おや?下に通ずる穴の様です。これは一回外してみたい。ウーファーの内部が見えるかも・・・
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開いた!と思ったら吸音材で見えない・・・残念 ミッドロー部とウーファー部はMDF板で仕切られています。ウーファー部の空気は完全に渦巻きの部分にしか逃げ道がありません。
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ゴムパッキン付きの蓋。材質はプラスチックの様です。完全にエアーを遮断しています。
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吸音材を避けてみました。見えました!内部には太い支柱が入っていました。ウーファーの固定用でしょう。B&W社のホームページを見ると塗装の際に引っ掛ける金具のような役割も果たしている様です。おそらく強力なウーファー駆動をゴムリングだけで受け止められるわけがないため、ユニットを支柱で固定していると思われます。ウーファーの脱着をするためにこの穴は存在している様です。
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ウーファーの端子は普通のプラスチックターミナルでした。支柱とウーファーの接合部が奥に見えます。
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この渦巻の前方にズブッとウーファー固定支柱が入っているのだと思います。ちなみに支柱は台座コンクリートと接合していません。ノーチラスの渦巻きは底面もツルッとしており、凹んだ台座の上に乗っているだけです。外した際の写真は次回、解体新書No.2で掲載します。
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次回のノーチラス解体新書No.2では、このツイーターやミッドハイを解体してみたいと思います。裏から見るダイヤフラムなどを掲載します。
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B&W Nautilus(ノーチラス)についてのリンク先
メーカーサイト http://www.bowers-wilkins.jp/Speakers/Home_Audio/Nautilus
ノーチラスのテクノロジーと基本知識 http://www.bowers-wilkins.jp/Speakers/Home_Audio/Nautilus/technologies.html
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