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2023年8月21日月曜日

一眼レフや4KビデオカメラをWebカメラにできる「GV-HUVC/4KV」 & モニターアームにカメラを装着できるマウントで、Web会議も配信も自由自在。 & 三脚利用で、スマホ・カメラをWEBカメラに。

https://www.iodata.jp/ssp/magazine/286/index.htm

一眼レフや4KビデオカメラをWebカメラにできる「GV-HUVC/4KV」

最大4K/30pの撮影や配信にも対応しています。

「GV-HUVC/4KV」を使って4KデジタルビデオをWebカメラ化

(写真)「GV-HUVC/4KV」を使って4KデジタルビデオをWebカメラ化

(記事公開日:2023年4月13日)

Web会議やライブ配信する場合、PC内蔵カメラや外付けWebカメラを使われている方が多いと思います。ただ、この方法では、映像に物足りなさを感じてしまいます。

ミラーレス一眼カメラや4KビデオカメラをWebカメラのように使えたら、さらに魅力ある映像になり、一味違ったライブ配信が可能になります。

今回ご紹介するキャプチャーデバイス「GV-HUVC/4KV」を使えば、HDMI出力映像をWebカメラのように利用できます。さらにアイ・オーオリジナルの無料カメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」で複数の映像を合成した配信もできます。

「GV-HUVC/4KV」はUSB接続でカメラデバイスとして認識してくれる

「PCにはHDMI端子が搭載されているので、外部カメラやビデオ機器を直接接続すればいいのでは?」と思われる方もお見えでしょう。残念ながらそれはできません。

HDMI映像は入力用と出力用がある

(イメージ)HDMI映像は入力用と出力用がある

HDMI端子は入力用と出力用があります。液晶モニターなどは入力用なので映像を入力することができますが、PCは出力用なので映像の入力ができません。

GV-HUVC/4KVの本体とパッケージ

(写真)GV-HUVC/4KVの本体とパッケージ

UVC(USB Video Class)対応

(イメージ)UVC(USB Video Class)対応

「GV-HUVC/4KV」は、UVC(USB Video Class)に対応しており、HDMIケーブルで接続されたミラーレス一眼レフカメラや4Kビデオカメラを「カメラデバイス」として認識してくれます。ドライバー不要、USBバスパワー駆動で電源も不要、ケーブルをつなぐだけですぐに使え、HDMI⇒USB変換できるキャプチャーデバイスです。

4K高画質・高品質な映像を配信できる

4Kビデオカメラで映しているところ

(写真)4Kビデオカメラで映しているところ

4K映像を配信するために、4Kビデオカメラなどの撮影機器と本商品をHDMIケーブル(別売)で接続し、PC(USB端子)と本商品を接続します。

USB Standard A⇒USB Type-C変換できるケーブルが添付されているので、MacをはじめType-C端子を搭載したPCでも利用できます。

HDMI⇒USB変換

(写真)HDMI⇒USB変換

USB Standard A⇒USB Type-C変換

(写真) USB Standard A⇒USB Type-C変換

一眼レフカメラもビデオカメラも高画質のフルHD(1920×1080)や4K(3840×2160)映像をHDMI出力できますから、Web会議やライブ配信においては、高画質かつ鮮明な映像で伝えることができます

  • 4Kビデオカメラの映像

    (写真)4Kビデオカメラの映像

  • PC内蔵カメラの映像

    (写真)PC内蔵カメラの映像

4Kビデオカメラ(3840×2160)とPC内蔵カメラ(1280×720)の映像の違いを比較してみました。上記の写真でもわかるように、4Kカメラの映像は光彩が良く、キレイで顔が明るく見えます。

一眼レフカメラやビデオカメラの持つ機能をそのまま使える

三脚で設置した4Kビデオカメラ

(写真)三脚で設置した4Kビデオカメラ

また、PC内蔵のWebカメラの場合、設置が固定されるので、カメラワークの自由度がほとんどありません。これに対して、一眼レフカメラやビデオカメラであれば、三脚を使うこともでき、カメラの設置位置や高さ、角度を変えられ、自由度が高まります。

ズームや向きを変えるなどの使い方ができる

(写真)ズームや向きを変えるなどの使い方ができる

さらに、カメラの持つ機能をそのまま存分にフル活用もできます。例えば、撮りたいものにレンズを向けたり、ズームしたりするのも容易で、一眼レフカメラやビデオカメラのオートフォーカスや光補正機能・手振れ補正機能をそのまま活かすことができます。

実際にWeb会議をしてみました

Web会議の様子

(写真)Web会議の様子

Web会議の場合、「Zoom」や「Teams」など普段から使い慣れたアプリで、高画質な映像で会話ができます。今回、Zoomを使ってWeb会議をしてみます。

私の環境は、4Kビデオカメラを使って4K画質の映像を、「GV-HUVC/4KV」でPCに取り込んで利用します。相手側の環境は、ノートPCの内蔵カメラ(HD画質)を利用します。

4Kビデオカメラの映像

(写真)4Kビデオカメラの映像

Zoom画面

(キャプチャー)Zoom画面

こちらの4Kビデオカメラ映像の方がきれいです。高画質であることはもちろんですが、絞り(F値)、色補正、ISO、ホワイトバランスなどが調整でき、きれいな映像にできます。内蔵カメラやWEBカメラではここまではできません。

また、ビデオカメラの場合、比較的画角が広いので、複数人が着席する会議室などでもPC1台で全員が映せるので、1対1のほか、多対多のテレビ会議でも便利に使えます。

フレームレート調整機能で安定したWeb会議に

アプリ「StreamChanger」

アプリ「StreamChanger」

利用環境や利用時間帯によって、ネット速度が快適なときやつながりにくいときがあります。ネット速度が安定していないと快適なWeb会議やライブ配信ができません。

「GV-HUVC/4KV」には、解像度やフレームレートを調整することができるアプリ「StreamChanger」が添付され、目的に応じたモードに設定することで、Web会議時の映像や音声の乱れを抑えることができ、会議進行がよりスムーズになります。
※Windowsにのみ対応しております。

モード一覧
モードの設定画面解像度優先モード解像度およびフレームレートを[854×480(15p)]に設定します。 通信料を最も下げることができる
バランスモード解像度およびフレームレートを[1280×720(30p)]に設定します。 通信料を下げつつ、動きのある映像を使うときにおすすめ
画質優先モード解像度およびフレームレートを[1920×1080(10p)]に設定します。 通信料を下げつつ、資料の共有など動きのない映像を使うときにおすすめ
カスタマイズモード解像度およびフレームレートを対応出力仕様の中から任意の値に設定します。 解像度とフレームレートを自分で細かく調節したいときにおすすめ

アイ・オーの無料カメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」で
合成映像をWebカメラ化

カメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」

「GV-HUVC/4KV」と無料のカメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」を組み合わせることで、「資料映像や手元映像」と「説明者の映像」などの複数の入力映像を合成できます。

カメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」の利用イメージ

(イメージ)カメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」の利用イメージ

※2つ以上の映像入力ソースを使う場合、PCへの負荷が大きくなるため、本商品の動作環境を満たしていてもカクつきや音飛びなどが発生する可能性があります。
※Camutil(カムチル)のミックスカメラ機能の最大対応解像度は1920×1080 60fpsです。
※StreamChangerとの併用はできません。Camutil(カムチル)使用前に、StreamChanger上で設定をリセットしてください。

(参考記事)2台のWebカメラを同時に表示!無料カメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」

Webカメラ1台だけでは見せ切れなかった商品や資料の細部までを、ビデオカメラを用いた自由なカメラワークで見せることができ、よりリアルに近いWeb会議を実現します。

手元の商品パッケージをデジタルビデオで撮影

(写真)手元の商品パッケージをデジタルビデオで撮影

ビデオカメラで手元の商品のアップ映像を映し、説明する自分の映像はPC内蔵カメラで映し、これらをCamutil(カムチル)のミックスカメラ機能により合成映像としてWeb会議の相手に見せられます。

ミックスカメラ機能を使った合成映像

(キャプチャー)ミックスカメラ機能を使った合成映像

合成映像を映したい場合は、Zoomのカメラ選択を「Camutilミックスカメラ」に切り替えるだけで、かんたんに映すことができます。

Zoomのカメラ選択で「Camutilミックスカメラ」選択

(キャプチャー)Zoomのカメラ選択で「Camutilミックスカメラ」選択

Zoomで合成映像を映すことができる

(キャプチャー)Zoomで合成映像を映すことができる

「GV-HUVC/4KV」は、ケーブルで接続するだけですぐ使える、とても使い勝手の良いキャプチャーデバイスです。屋内ではWeb会議、ウェビナー、ゲームプレイ配信、屋外ではアクションカメラと一緒に使ってイベント配信など、色々な用途に使えます。ぜひ、みなさんもチャレンジしてみてください。

◎関連リンク
・フレームレート調整 4Kモデル HDMI⇒USB変換アダプター
「GV-HUVC/4KV」
商品ページ)(購入ページ

・カメラ設定アプリ Camutil(カムチル)
商品ページ

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

I-O DATA MAGAZINE インデックス一覧


https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/todays_goods/1274327.html

コメント:一眼レフカメラをWEBカメラとして使用する場合に、静止画の写真を美しく撮影する技術としてRAW現象が御座いますが、その技術に最新CPUに搭載のAVX512+PythonのAIの機械学習で使用出来る様なハイスペックGPU機能を使用して、FULL HDより4Kや8K動画を撮影時にAI・リアルタイム・RAW現象の動画撮影を実現出来ると思います。プログラマー頑張れ!


Web会議用のカメラをいい感じの位置にセットしたい

 オンライン会議やオンライン取材で使うカメラの位置が定まらず、試行錯誤を繰り返している。ノートパソコンなら、だいたいはディスプレイ上部にカメラが内蔵されているけれども、筆者が普段使っているのはデスクトップパソコンなので外付けのカメラにせざるを得ない。モニターにクリップなどで簡単に固定できるWebカメラだと悩むことはないのかもしれないが、アクションカムや一眼カメラを使っている筆者の場合はそうもいかないし……。仕方がないので、小型の三脚でモニターの目の前に置いてみたものの、当然ながら画面が見にくくなって邪魔くさい。

 だったら、困ったときの長尾製作所! ということで、以前、当コーナーで紹介したモニターアームに取り付けられるノートパソコン台、それと同じ長尾製作所の手によるモニターアームにカメラを取り付けられるVESAマウントを導入してみることにした。長尾製作所はこれ以外にもモニターアーム用のユニークなパーツがよりどりみどりで、なんだか楽しくなってしまう。

モニターアームにカメラを取り付けられるようにするためのマウントと付属品

 製品の外観は、いくつか穴が空いたシンプルな四角い鉄板。4つのネジとナットでVESA準拠のモニターアームに取り付けて、あとは付属の大きめのネジでカメラを固定するだけだ。カメラだけでなく、マイクを取り付けるための補助パーツも用意されているので、専用マイクで音質にこだわりたいという人にも役立つ。オンライン会議はもちろんライブ配信にもちょうど良さそうな雰囲気。

ハンドルとマイク用の補助パーツを取り付けたところ
裏側から

 もともと上下左右の移動や回転、傾きなど、自由度の高い調整が可能なモニターアームだ。カメラを取り付けた場合でもその自由さをいかんなく発揮できる。カメラの向きや角度の変更はもちろん、モニターアーム本来のピボット機能で回転させれば、カメラを縦置きにして使うことも可能だし、真上や真下に向けるのもOK。本製品自体にもカメラを垂直方向に取り付けるためのネジ穴が用意されているので、キーボードを真上から撮るとか、料理の様子を配信するとか、そういう目的でも活用できる。

モニターアームに取り付けてみた
向き、角度など、自由自在
別のネジ穴を使って固定すれば真下に向けることもできる

 筆者が使っているモニターアームは2つのモニターを同時にセットできる二股タイプ。一方にモニターを、もう一方に本製品を装着することで、カメラをモニター上にセットできるようになった。これであれば、ほぼ正面から自分の姿を捉えることができ、モニターを見ている状態でも自然とカメラの方に向くようになって目線も大きくは外れない。もちろんカメラがモニターを遮ることがないので、オンライン会議中のメモや情報収集もスムーズだ。

モニター上からカメラが覗くような形に
これなら真正面から捉えられる
アクションカムを固定してみた。モニターアームのピボット機能を活かせば、上下方向の角度調整の自由度もアップ

 ちょっとだけ面倒かな、と感じるのは、付属のネジがすべてプラスネジであるところ。モニターアームへの取り付け・取り外しも、カメラの脱着も、そこそこ手間がかかるので一度セットしたらそのまま据え置きにしてしまいたくなる。このあたりを簡単にしたいなら、手で回しやすいツマミ型のネジなどに交換すると良さそうだ。

製品名発売元価格
モニターアーム用VESAカメラマウント長尾製作所3309円

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