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2023年10月2日月曜日

横3画面や動くシートもある4DXは『トップガン マーヴェリック』のためにあった。そう言えるだけの「3つ」の理由

 

https://youtu.be/2cZyAgHTd8M?si=t-T0YvMQT5__NUDK


(C)2021 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

映画コラム

REGULAR

2022年06月02日

4DXは『トップガン マーヴェリック』のためにあった。そう言えるだけの「3つ」の理由

(C)2021 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.


>>>『トップガン マーヴェリック』画像を全て見る

『トップガン マーヴェリック』が近年稀にみる、いや全ての映画の中でもでもトップクラスの大絶賛の嵐となっている。

2022年6月1日時点でIMDbでは8.7点Rotten Tomatoesでは批評家支持率96%Filmarksでは4.6点映画.comでは4.6点coco映画レビューでは98%などなど、各映画レビューサイトで軒並み超高評価で他の追随を許さない。

これは2022年にすぐ公開され大絶賛された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』をも超えるスコアであり、間違いなく『トップガン マーヴェリック』は映画の歴史を塗り替えた大傑作だと評されているのだ。

>>>『トップガン マーヴェリック』考察:“不可能”を“可能”にする男が出したアンサーとは?

前置き1:史上最高の「続編映画」に



本作は1986年の『トップガン』の36年ぶりとなる続編。そちらを観ていなくても最低限の情報はわかるので楽しめるが、可能であれば先に観ておいて、思い入れができてから劇場に運ぶことをお勧めする。なぜなら、「続編映画」としてもほぼ完璧なものを見届けることができたからだ。

続編映画の中には、「良くも悪くも予想を裏切るサプライズ」や「こうでもしないと物語を続けられない大人の事情」を感じてしまうものもある。だが、『トップガン マーヴェリック』は「期待に応えた上で意義のある物語にする」という点で、もう文句のつけようがない内容になっていた。

主演および製作も務めたトム・クルーズは、コロナ禍で数多くの映画が配信オンリーや劇場との同時展開がされている中でも、頑なに本作の映画館のみでの上映にこだわった。ほぼ2年の延期を経てやっとの劇場公開となり、スクリーンで見届ける意義がこれでもかとある、極限まで高まったハードルを超えてくる作品の完成度に、改めて感嘆せざるを得ない。

もちろん大ヒットスタートを切っており、アメリカではトム・クルーズ出演作史上歴代No.1オープニング記録を樹立、日本でも初日からわずか3日間で興行収入は11億5000万円を超えた。この先、口コミ効果でさらなる特大ヒットも見込めるだろう。

前置き2:4DXにプラスもできる「ScreenX」上映も超オススメ

本作が大絶賛されていることがもう1つある。それは、座席の移動や劇場内のフラッシュなど、さまざまなアトラクション的な演出が楽しめる「4DX」だ。

筆者個人としても過去最高クラスの4DX、いや4DXは『トップガン マーヴェリック』のためにあったと言っても過言ではないほどに相性抜群であり、後述する理由で4DXの演出そのものに感動して涙した



なお、アトラクション的な上映形態には「MX4D」と「4DX」の2つがあるが、基本的には4DXのほうがオススメだ。なぜなら後者にしかない演出に「雨」「雪」「しゃぼん玉」があり、『トップガン マーヴェリック』ではこのうち雨と雪が実に効果的に使われていたのだから(※一部の劇場では雪の演出がないところもあるようなのでご注意を)。

さらに、4DXを実施している劇場のごく一部でプラスされている「熱風」の演出も絶賛を浴びているようだ。筆者は場所の関係で断念したが、熱風演出アリの4DX実施劇場については、以下の記事も参考にしてほしい。

【関連記事】4DX&MX4D上映予定映画館 全国一覧

さらにさらに、本作は3画面に広がる「ScreenX」上映も一部劇場で実施されている。筆者はこちらも別に試写で体験していたのだが、これが左右がワイドに広がるため空中戦の迫力マシマシ、「ちょうど劇場がコックピットになる」擬似体験ができ、こちらも相性がすこぶる良かった。



さらにさらにさらに、グランドシネマサンシャイン池袋、109シネマズ グランベリーパーク、シネマサンシャインららぽーと沼津、アースシネマズ姫路では、そのScreenXと4DXが合体した「4DX SCREEN」上映も実施されており、こちらももちろんSNSで大絶賛の嵐。もう一生ものの映画体験ができるのではないだろうか。

前置き3:吹き替え版も最高OF最高

そして、吹き替え版が“最高 OF 最高”の配役とクオリティーである。トム・クルーズの吹き替えと言えば、やはり森川智之のイケメンボイス。その熱演もまた史上最高クラスであり、しかも脇を固める声優陣も完璧で、最高の声優陣の掛け合いで耳が幸せで泣きそうになった。

本作は矢継ぎ早で交信をする場面が多く、吹き替え版のほうが字幕版より多くの情報を拾いやすくなっているとも言える。4DXでは多くの場合吹き替え版となるので、その点でもオススメしたいのだ。

とにかく、細かいことはいいから、『トップガン マーヴェリック』を4DXで観てくれ。6月3日より『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』、6月10日より『シン・ウルトラマン』、6月25日(通常上映は6月11日)より『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』と、強力なライバル作品の4DX上映がすぐにスタートとなるので、『トップガン マーヴェリック』の4DX上映はすぐに回数が少なくなってしまうだろう。だから、早く観てください。

前置きが長くなってしまったが、ここからは『トップガン マーヴェリック』の4DXがなぜ最高なのか?について具体的な理由を記していこう。何も知らないまま4DXに感動したい方は、もう、いいから、とにかく観に行ってください、お願いします。

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