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2023年12月30日土曜日

「指定のものだけでも14万円」学校から求められる入学準備品 その負担 本当に必要?

https://news.yahoo.co.jp/articles/4957d3f82505a4080a14e18fcb891f4061b1ffd7


【MRTニュース2023を振り返る】 12/29(金) 10:01 Yahoo!ニュース 273 宮崎放送 2023年 MRTニュースが発信したニュースでMRT報道部がお勧めする話題を振り返ります。2023年にMRTニュースで発信したネットニュースの中で特にお子さんがいる家庭に注目を集めた記事が「「指定のものだけでも14万円」学校から求められる入学準備品 その負担 本当に必要?」です。2024年に新しく小学生、中学生になるお子さんがいる方は目を通してみてはいかがでしょうか。 以下、2023年3月4日掲載の記事を再掲載します。 【写真を見る】「指定のものだけでも14万円」学校から求められる入学準備品 その負担 本当に必要?【MRTニュース2023を振り返る】 この春、新しく小学生、中学生になるお子さんがいる家庭は、算数セットや体操服、それに自転車など学校生活に必要なものの準備を進めていると思います。 それらの準備にどれくらいの費用がかかるか考えたことはありますか? 徹底取材してきました。 ■学校から指定される入学準備品 取材班がお邪魔したのは、三股町に住む、平生(ひらばえ)さん一家。3人の子どもがいて、この春、長女の遥(よう)さんが中学校に、三女の成(なる)さんが小学校にそれぞれ入学する。入学に備えて買ったものを教えてもらった。 (父親・竜さん) 「やっぱり大変ですね。そこそこな出費ですからね」 こちらが小学校に入学する成さんのために購入したもの。算数セットに体操服などは学校から指定されたものだ。 (母親・由菜(ゆきな)さん) 「クーピーやサクラクレパスも指定されたものなんですよ・・・」 このほか、入学後に準備する絵の具セットや鍵盤ハーモニカ。また、学校で指定されないものの通学に必要な文房具やランドセル、それに入学式で着るセレモニー用の服などもあわせると総額は10万円以上に上る。 (母親・由菜さん) 「(お姉ちゃんと)6歳離れているんで、お下がりで使えるか使えないかで言ったら使えない・・・。お下がりは検討できなかったですね」 ■指定されたものだけで総額14万円 続いて、中学校に入学する遥さんのために準備したものがこちら。 制服一式が4万8980円、ジャージと体操服が1万8000円、スリッパが1600円など、指定されたものだけで総額は14万円に上った。 (母親・由菜さん) 「指定の中で一番金額でびっくりしたのは、この指定バッグですね。9000いくら(円以上)するので」 (父親・竜さん) 「(指定品でなければ)それより安いのでもっといい・・・、いいって言ったら語弊がありますけど、使いやすいのもいろんな種類があるんじゃないかなって思ったりしますね」 そして、両親がさらにお金がかかるのではと思っているのが・・・ (取材班)「部活とか考えていますか?」 (遥さん)「はい、弓道部に入りたいなって思ってます」 (母親・由菜さん) 「道具代…(笑)」 (父親・竜さん) 「どこまでかかるのか分からないけど、まあそこそこいるんでしょう。まあ本人がやりたいと言えば頑張ってくれればいいかなと・・・」 こうした入学準備にかかるお金に街の声は・・・ 小学生2人の母親 「ランドセルから筆箱、鉛筆バッグ。上履きとか入れたりするバッグ。細々だったら気にならないんですけど、そのときにバン!って(お金を)使っちゃう感じはありますね。高い」 未就学児2人の両親 「絶対に授業で使うようなものは、できたら無償というか・・・。全額負担じゃなくて、ちょっとだけ補助があればうれしいかなと思います」 未就学児2人の母親 「ランドセルが高くなってきているイメージがあるから、その分の貯金をしようと思ってます。家計は苦しくなりますよね。人数が多ければ多いほど」 ■指定品は元々は善意から導入された 教育行政学が専門で、宮崎大学教職大学院の湯田拓史准教授は、制服などの指定品は、元々は善意から導入されたとした上で、次のように指摘する。 (宮崎大学教職大学院・湯田拓史准教授【教育行政学】) 「まとまって購入すれば安くなるとか、華美なものを購入しないでいいように防ぐという意味で導入されたケースが多いんですが、そういう意味合いが薄れてしまって、どちらかと言ったらほかの商品の方が安く手に入るというような状況に現状はなっておりますので、社会の経済状況とか鑑みて既製品の方を買った方が安いということになれば既製品を利用していくべきだという風に変える必要はあると思います」 学校から求められる入学準備品。その負担、本当に必要だろうか? (スタジオ) 子どものためなら仕方ないと思ってしまいがちです。 入学した後も、子どもが成長すれば体操服や制服や水着は買いなおさないといけないし、学年が進めば、リコーダーや裁縫セット、修学旅行代なども必要で、義務教育であってもお金がかかります。 こうした中、福岡県古賀市は算数セットを市が購入、また神奈川県海老名市は柔道着や彫刻刀を市が購入し、学校管理にしたほか、小学校の体操服は、基本的な仕様に沿っていれば、自由と定めているそうです。 先ほどもありましたが、最近は何故か学校指定のもののほうが割高な感じがします。 大量に購入するので安くなりそうな気もするのですが、「業者の選定は一体どうなっているのか?」と思う保護者もいるのではないでしょうか? ※MRTテレビ「Check!」3月3日(金)放送 「Check!」調査班から 宮崎放送

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