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2024年1月31日水曜日

USB4搭載なら普通のノートでもGPU性能が3倍になる?「ONEXGPU」国内発売。SSDも内蔵可 劉 尭2024年1月30日 18:27 

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1564968.html

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1564968.html


ONEXGPU

 株式会社テックワンは、GPUにRadeon RX 7600M XTを搭載し、USB4(Thunderbolt 3/4)およびOCuLink接続をサポートした外付けGPUドック「ONEXGPU」を3月末に発売する。価格は11万3,000円だが、予約価格は10万1,700円となる。なお、OCuLinkケーブルは別売りで6,800円。

 先立って発売されたGPDの「GPD G1」と同様にRadeon RX 7600M XTを搭載するが、GPD G1は240W電源を内蔵しているのに対し、ONEXGPUはACアダプタ(330W)タイプとなっており、本体が少し小型となっている。なおACアダプタは330Wと強力だがGaN技術を採用しており、発表会で確認したところ、容量の割には体積が抑えられていた。

 また、ONEXGPUはマグネットですぐにアクセスできるM.2スロット(PCI Express 3.0)を備えており、M.2 SSDを搭載してストレージとして使える点が異なる。冷却はベイパーチャンバーを用いた空冷を採用。さらに、RGB LEDライティング機能も搭載する。

ONEXGPU接続デモ
ACアダプタは330Wだが、GaN技術の採用により比較的コンパクトになっている
ONEXGPUの特徴
ONEXGPUの筐体

 PCとの接続インターフェイスはUSB4とOCuLinkの2系統で、USB4は汎用性が高く、ホットプラグに対応し、100W給電も可能なため幅広いPCで使える。一方OCuLinkはホットプラグ非対応でPCへの給電も不可能だが、転送速度は63Gbpsと速いのが大きな違い(USB4は40Gbps)。

 Radeon RX 7600M XTは最新のRDNA 3アーキテクチャに基づくGPUで、製造プロセスは6mm、演算ユニットは32基、SP数は2,048基、ゲーム周波数は2,300MHz、メモリはGDDR6 8GBで、バス幅は128bit、速度は最大18Gbps。

 インターフェイスは、HDMI 2.1×2、DisplayPort 2.0×2、USB 3.2 Type-A×2、Gigabit Ethernetを搭載する。本体サイズは約196×120×32mm、重量は約869g。

Ryzen 7 7840U内蔵GPUの約3倍の性能を発揮
クリエイティブワークにも好適という
M.2 SSDを接続してストレージとしても利用可能
冷却性と静音性へのこだわり
さまざまなインターフェイス
特に4画面同時出力のニーズに応えられる

 1月30日に都内で開かれた製品発表会では、テックワン代表取締役の山田拓郎氏が新製品について解説。Ryzen 7 7840Uの内蔵GPUと比較して約3倍の性能を実現している点や、OCuLinkを用いればより高速なフレームレートを実現できる点、静音性の高いファンを採用している点などについてアピールがなされた。

ONEXGPUを手にする山田拓郎氏

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