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2024年4月22日月曜日

東大、約100ナノメートルの空間分解能を持つ中赤外顕微鏡の開発に成功 2024年4月17日 18:01 

https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP670494_W4A410C2000000/

https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP670494_W4A410C2000000/

【プレスリリース】発表日:2024年04月17日

世界最高の空間分解能を持つ中赤外顕微鏡を開発

——約100ナノメートルの空間分解能で分子振動分布の可視化が可能に——

【発表のポイント】

◆約100ナノメートルの世界最高の空間分解能を有する中赤外顕微鏡の開発に成功し、細菌内部の生体分子の分布を観察することに成功しました。

◆単一の対物レンズを用いた開口合成イメージング法を新たに開発することにより、超解像中赤外顕微鏡である中赤外フォトサーマル顕微鏡の空間分解能を大幅に向上しました。

◆微細な構造を持つ物質の非接触、非破壊、かつ非標識での分子振動イメージングが重要な役割を果たす生物学、医学、材料科学などの分野での幅広い利用が期待されます。

※図は添付の関連資料を参照

【概要】

東京大学大学院理学系研究科の井手口拓郎准教授らは、約100ナノメートルの世界最高空間分解能を持つ中赤外顕微鏡の開発に成功しました。中赤外顕微鏡は、可視光を用いた通常の光学顕微鏡では捉えられない分子振動の空間分布を調べることができる特殊な顕微鏡ですが、空間分解能が通常の光学顕微鏡に比べて約10倍程度低い(数千ナノメートル程度)という原理的な欠点があります。そのため、細胞の観察など、細かい構造を見るのには不向きです。本研究では、原理限界を大幅に超える約100ナノメートルの空間分解能を持つ中赤外顕微鏡を開発し、細菌内部の生体分子の分布を観察することに成功しました。この技術により、微細な構造を持つ物質の非破壊、非標識、非接触での分子振動イメージングが可能になり、生物学、医学、材料工学などの分野での幅広い利用が期待されます。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

https://release.nikkei.co.jp/attach/670494/01_202404161429.png

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/670494/02_202404161429.pdf

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