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IHIは航空機やジェットエンジンの電動化に向け、エンジン後方に搭載できる出力1000キロワット級電動機を国内企業と開発した。実用化を目指すハイブリッド電動推進システムに必要な出力で、後方の主要部品「テールコーン」に搭載できる1000キロ級は世界初という。2020年に開発した同250キロワット級電動機に新技術などを盛り込んで実現した。20年代半ばに電動機をエンジンに搭載したハイブリッド電動推進システムを実証することを目指す。
高密度成形コイル技術や熱・流体・構造技術を活用した新開発の排熱システム技術を採用。加えて、発電機構造を見直したことで同1000キロ級を可能にした。
航空機の電動化では、エンジンとのハイブリッドの研究開発が進む。今回開発した電動機や他の開発中の電動部品を組み合わせて実証する計画。
電動機は航空機内に電力を供給できるため、機内の電力需要増加に対応できる。
秋田大学電動化システム共同研究センターの秋田市内の施設で評価し、期待される性能が得られることを確認した。
日刊工業新聞 2024年01月15日
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