https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E9%87%9D%E8%91%89%E6%A8%B9%E3%81%A7%E3%82%82%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84-%E4%B8%AD%E9%96%93%E3%81%AE%E6%9C%A8%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F/ar-AA1oziOo?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=56cc95afcbf44576b46601033ef3a6cb&ei=22
当時の環境に適応するために独自に進化
研究の筆頭著者、ヤギェロン大学のヤン・ウィチャコフスキ博士は以下のように声明内で述べています。
ユリノキ属の木で、針葉樹や広葉樹のどちらの構造ともかなり異なっている、中間的なマクロフィブリル構造の存在を示すことができました。ユリノキ属は約3000万から5000万年前にモクレン属の木から分岐したものですが、これは大気中の二酸化炭素が急激に減少した時期と一致しています。このことが、ユリノキが、炭素貯蔵に非常に効果的である理由を説明できていると言えます。
ユリノキは成長が早く、大量の炭素を貯蔵できるように進化しました。CO2を空気中から取り除く特性により、この「ミッドウッド」は気候変動対策の貴重な要素になる可能性があります。 ユリノキは、炭素を固定するのに非常に効果的であることが知られており、拡大されたマクロフィブリル構造は、大気中の炭素の供給が減少していた時期に、より大量の炭素を容易に獲得して貯蔵できていた可能性があり、炭素獲得プランテーションに有用である可能性があります。
今回の研究は、ケンブリッジ大学の植物園の33種の樹木を対象に、マクロフィブリル構造がどのように進化したかを探る研究のひとつとして行なわれました。
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