緑内障の治療は、病気の進行を食い止めるために眼圧を低くコントロールすることが最も有効とされています。緑内障を完治させることはできませんが、視神経の障害が軽いうちに治療を開始することで、自覚症状がない軽度な状態を維持することができます。早期発見・治療によって、失明に至る可能性も大幅に減少します。
治療法としては、薬物療法、レーザー治療や手術が一般的です。
- 緑内障のタイプ・重症度・眼圧の高さなどに応じて、さまざまな薬効を持った点眼薬が処方されます。点眼薬の種類は緑内障治療薬だけで現在10種類以上あり、一種類の目薬だけで効果が少ないと判断された場合は、複数の目薬を組み合わせて処方されます。点眼薬だけでは効果が不十分な場合、内服薬を併用することもあります。
- レーザーを房水が排出される部分(線維柱帯)に照射し、房水の流出を促進します。
- 点眼薬で眼圧が十分下がらない場合や眼圧を比較的良好にコントロールしても視野が狭くなっていくような場合に行います。緑内障手術の中で最もスタンダードな術式は線維柱体切除術(トラベクレクトミー)は、国保適用で、
線維柱帯切除術
- 強膜に弁(房水の通り道)を作成して眼圧を下げます。また、最近では房水の流出路をインプラントで作成するインプラント手術も保険治療に加わりました。
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