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2024年8月4日日曜日

EE Times Japan テクノロジー先端技術デバイスセンシング通信無線部品/材料テスト/計測製品解剖5G業界動向企業動向M&A統計データインタビューコラム連載一覧特集一覧ニュース一覧 ニュース 2024年7月30日 1608Mサイズで静電容量が最大100μFの積層セラコン

 


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1608Mサイズで静電容量が最大100μFの積層セラコン最大105℃の高温環境下で使用可能

村田製作所は、外形寸法が1.6×0.8×0.8mm(1608Mサイズ)で最大静電容量100μFを実現した積層セラミックコンデンサーを開発した。最大105℃の高温環境下でも使用できる。AIサーバやデータセンター向け機器、民生機器など幅広い用途に向ける。

AIサーバやデータセンター用機器、民生機器などに向ける

 村田製作所は2024年7月、外形寸法が1.6×0.8×0.8mm(1608Mサイズ)で最大静電容量100μFを実現した積層セラミックコンデンサーを開発したと発表した。最大105℃の高温環境下でも使用できる。AIサーバやデータセンター用機器、民生機器など幅広い用途に向ける。

新製品の外観
新製品の外観[クリックで拡大] 出所:村田製作所

 既に量産を始めたのは2製品。定格電圧が2.5Vdcで、使用温度範囲が-55~105℃、温度特性がX6S(静電容量変化率±22%)の「GRM188C80E107M」と、同じく-55~85℃、X5R(静電容量変化率±15%)の「GRM188R60E107M」である。これとは別に、定格電圧4Vdcで使用温度が最大85℃の製品も、2025年には量産を始める予定だという。

 AIサーバなどの搭載されるコンデンサーでは、小型化や大容量化と同時に、IC周辺など高温環境下でも正常に動作する高い信頼性が求められている。そこで同社は、独自のセラミック素子や内部電極の薄層化技術などを駆使し、1608Mサイズ品で100μFという静電容量を持つ新製品を開発した。同じ静電容量の既存製品は2012Mサイズと大きく、実装面積比で約半分となった。静電容量は同じ1608Mサイズ品(47μF)と比べ、約2.1倍となった。

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