発がん性が指摘される『PFAS』 住民の約半数から“高濃度”で検出 「汚染された水道水」が原因の一つか 兵庫・明石市や横田基地周辺など日本の米軍基地基地周辺。
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発がん性が指摘されている「PFAS」。血液検査を受けた住民の半数が基準値を超えました。 「PFAS」は自然界には存在しない“有機フッ素化合物”で、発がん性などが指摘されています。兵庫県が昨年度に明石川とその支流について調査したところ、高い所では国が定める指針値の3.4倍の濃度のPFASが検出されました。 今年7月に明石市の住民らでつくる団体が住民33人を対象にPFASの血中濃度を測ったところ、検査を受けた人のうち約5割の人から、アメリカの安全基準値を超える高濃度のPFASが検出されたということです。 団体は、浄水器を使っていた人に比べて使っていない人のほうがPFASの血中濃度が高かったことなどから、汚染された水道水を利用していたことが原因の一つとして考えられるとしています。 (明石川流域のPFAS汚染を考える会 渋谷進世話人)「行政だとか議会とか市民とか、そういう壁を取っ払って、一度きっちり平場で話し合いをする方がいいのかなと私個人は思っています」 明石市は「水道水は浄水処理されていて、国の暫定目標値を満たしている」としていますが、団体は、希望する住民に無償で血液検査を行うよう、市に対して求めることなどを検討しています。
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