https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1381913.html
スフォルツァート、ZERO LINK対応ネットワークトランスポート「DST-Lyra」
- 山崎健太郎
2022年1月20日 17:00
スフォルツァートは、ネットワークトランスポート「DST-Lyra」(リラ)と、10MHzマスタークロック「PMC-Libra」(リブラ)の2製品を発売した。価格はDST-Lyraが250,800円、PMC-Libraが99,000円。
DST-Lyra
USB入力、ZERO LINK出力を各1系統備えた、デジタル入力、デジタル出力のトランスポート。USB入力(USB-B端子)と、PCのUSB出力、NASのDELA、fidata、SoundgenicなどのUSB出力を接続して使用可能。近日中に、Bulk Pet、JPlayにも対応予定。
DACからクロックを受信し、そのクロックに同期したデータ信号をDACに届ける“究極の同期インターフェース”というZERO LINKを採用。DSCシリーズとZERO LINKで接続することで、「究極のUSB DACを構成することが可能」とする。DACはD/A変換のリズムを乱す非同期動作から完全に開放され、仕事量の変動もないゼロストレスな動作が可能になるとのこと。
ZERO LINK接続には高速のデジタル信号の伝送が可能で、ケーブルがしっかり固定できるDVIケーブルを使用。DST-LyraにはSUPRAの2m DVIケーブルが標準で付属する。
デジタル制御部、ZERO LINK出力部用それぞれに大容量で、上位機種「DST-Lepus」と同じ電源であるスイッチモード電源を装備。必要な個所の直近でレギュレートするPOL(Point of Load)を徹底した。
内部の配線には、アコースティックリバイブ協力により、楕円単線のPC-tripleC電線を使用。極力コネクタを使わない手間のかかる配線方法を用いて、電源と信号の純度を確保している。
基板は両面実装8層基板を採用。表面、裏面を広くグランドプレーンとし、デジタル信号はそのほとんどを内層に配線。強力なシールド効果により、ノイズを極限まで抑えたとする。ファインメットビーズも適所に配し、ノイズ対策を徹底した。
対応フォーマットは、PCMが44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz、352.8KHz、384kHz、705.6kHz、768kHz(それぞれ16/24/32bit 固定・浮動)。DSDは2.8MHz、5.6MHz、11.2MHz、22.5MHz 1bit(dsf, diff)をサポートする。
USB端子にWindows PCを接続して、アップデートも可能。「お買い求めいただいたあとも進化し続ける」という。外形寸法は234×236×92mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.3kg。
PMC-Libra
ネットワークプレーヤーやDAC、CDプレーヤーなどに、高品位なクロックを供給し、「音質の劇的向上に貢献する」というマスタークロックジェネレーター。
試聴を繰り返して選択したというOCXO(高精度水晶発振器)を採用。出力は10MHz矩形波で、矩形波の急峻なエッジを伝送するために高周波特性にすぐれたSMA端子を採用している。出力インピーダンスは50Ω。
標準仕様では、脚部はスパイクの3本脚。ユーザーの希望により、樹脂製の丸い脚に変更も可能で、価格は同一。
電源は付属のACアダプタを仕様。SMA-SMAケーブル、SMA-BNC変換アダプタも同梱する。外形寸法は108×83×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は500g。
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