引用元(勉強の為引用しました。):
By 稲葉八重子 on 2011年11月23日 23時09分 更新
浜松医科大(静岡県浜松市)の杉原一広准教授(産婦人科学)らの研究グループが22日、副作用がほとんどない抗がん剤の開発につながるペプチド(アミノ酸化合物)を世界で初めて開発し、動物実験で効果が得られたと発表した。
杉原准教授によると、悪性腫瘍(がん)は1~2ミリ以上になると、栄養を取り込むため「新生血管」を生じさせる性質がある。米サンフォードバーナム医学研究所と行った共同研究では、がんの新生血管でのみ、血管内皮細胞の血流側に現れるたんぱく質「アネキシン1」と結合する特性を持つペプチド「IF7」が開発された。
巨大ながん腫瘍を形成させたマウスに、IF7と抗がん剤を組み合わせた薬剤を投与した結果、腫瘍は19日目でほぼ消滅したという。薬剤の量を40分の1に減らしても効果は変わらず、副作用も認められなかった。研究成果は、22日付の米国科学アカデミー紀要電子版で発表された。
分子標的治療薬の研究などを専門とする杉原准教授は約10年間、がんの創薬研究に取り組んできた。今後は企業と協力し、新薬開発を目指した臨床研究を進めて実用化を図る。
http://hama-ccr.jp/cr01/lookingfor.html
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