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2015年12月7日月曜日

脂肪細胞が食べるのは糖だけじゃない、成長すると食べ物が変化する


2015年11月19日 19:00

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楽に痩せる方法、見つかるかな…?

ダイエットの宿敵、脂肪細胞。お前らが昨日のラーメンを蓄えてるから!このお腹がいつまでも引っ込まないんだ!と悪態をつきたくもなりますが、実は脂肪細胞、成長すると吸収する栄養分が大きく変化する事が新たな研究で判明したのです。

カリフォルニア大学サンディエゴ校の科学者達は、成熟する前の前駆脂肪細胞を培養して、通常の脂肪細胞に成長させて観察しました。すると、成熟するにつれて吸収する物質が変化したのです。前駆脂肪細胞はエネルギーを作るためにブドウ糖を吸収していましたが、細胞が成熟するとブドウ糖だけでなく分枝鎖アミノ酸(BCAA)も取り込んでいたのです。

人間は誰でもアミノ酸が必要です。しかし糖尿病であったり、肥満である人の場合血中にBCAAが多く含まれている事があります。脂肪細胞の代謝の変化が、その理由を解く鍵かも知れません。

脂肪細胞がBCAAを必要とするのなら、体内でBCAAを分解しないようにすれば脂肪細胞が増えなくなるかもしれない、と研究では考えています。しかし残念ながら、脂肪細胞以外もBCAAを必要としているので、BCAAの吸収を阻害すると被害を受けるのは脂肪細胞だけではないわけです。やっぱり健康な食事と運動が痩せるのには一番…ですかね。

image: Metabolic Systems Biology lab, UC San Diego Jacobs School of Engineering

source: Green, Courtney R. et al. (2015) “Branched-chain amino acid catabolism fuels adipocyte differentiation and lipogenesis,” Nature Chemical Biology.

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文
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