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2017年3月1日水曜日

酒米不足となるほど人気!国内人気NO.1の日本酒「獺祭(だっさい)」ブームの理由

勉強の為に引用しました。

2014.08.29

全国の日本酒の口コミ・評価サイト「日本酒物語」において、今、全国の日本酒の中でダントツ1位の好評価を得ている、山口県岩国市にある旭酒造の純米大吟醸「獺祭(だっさい)」。現在は酒米不足で出荷制限が出る人気ぶりですが、日本酒全体が衰退の傾向にある中で、なぜこのお酒がこれほどのブームになったのでしょうか。その経緯を追ってみましょう。
和食lab

倒産寸前の酒造会社が、まさかの一発逆転

今でこそ日本国内はおろか、海外にまでその名をとどろかす「獺祭」ですが、今から30年ほど前には、倒産寸前の地方の小さな酒造会社にすぎなかったといいます。

酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を

地元では食べていけないという危機感から東京進出を果たし、東京の市場を開拓できたことが成功の第一歩だったという桜井社長。当時は評価の低かったという山口県の酒でしたが、量より質を重視しながら、酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を追求したことが功を奏しました。

そして、海外輸出の開拓

和食lab
桜井社長はさらに、東京進出だけではシェア争い激化に巻き込まれるのが目に見えていると判断し、海外への販路を求めます。

安心のお墨付き ユダヤ教の「コーシャ」の認証を取得

欧米では有名ワインの多くに、ユダヤ教聖職者のお墨付きである「コーシャ Kosher」認定マークが付いています。そのマークは、有害な添加物などの入らない安心できる商品としてユダヤ教徒以外にも支持され、販売数が格段にアップするといわれています。獺祭は、おいしいといった抽象的な評価だけでなく、取得が非常に厳しいコーシャ認証をクリアできたことで、海外で信頼を勝ち得て、売り上げを確実に伸ばしたのです。JETROによる以下の動画には、獺祭のコーシャ認証取得の様子が登場します。

▼詳しくはこちらのHPの動画をご覧ください

酒米不足はIT技術で対策を!

売れすぎて問題となっている酒米不足についても、クラウド技術を駆使したデータ管理で対策を練っています。
獺祭は、海外での評判が日本に逆輸入されたり、山口県出身の安倍首相が2014年4月に来日したアメリカのオバマ大統領が来日した際にプレゼントしたり、またテレビで特集番組が放送されるなどして、さらに人気がブレイク。巷の居酒屋などでは「獺祭あります」の看板がお客を呼び込むウリになったりしています。たしかに、ほの甘くてクセのない味わいは、今まで日本酒のターゲット層ではなかった女性や外国人にも好まれるはず。大胆な発想転換が功を奏した、日本の誇りともいえそうです。

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