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2019年7月27日土曜日

これからは「林業」が儲かる。地方創生の目玉は「自伐林業」だよ

勉強の為に転載しました。
転載元はこちら

自伐林業って知ってます?


地球のしごと大學」の講座が高知・佐川町で開かれるということで、ふらっとお邪魔しました。テーマは前々から気になっていた「自伐林業」。講師は高知でご活躍の中嶋健造さん。
講義は超印象的で、開口一番、
「今みんな間違ったことをやってるんです。」
「この林業を展開すれば新たに就業50万人、うまくいけば100万人の雇用を生み出せます。」
と中嶋さん。マジですか。いや、話を聞いたら、これはたしかに「マジ」なんです。

森林経営・管理・施業を自ら行う林業

「自伐林業」はシンプルな話で、その名のとおり「森林経営・管理・施業を自ら行う林業」です。
「何を当たり前のことを?」という感じですが、2015年現在の多くの林業は「森林組合任せ」になっており、管理を「外注」しちゃっているんです。
今の林業は全部人に任せているんです。森林組合や業者に委託する、他者依存型林業一辺倒。当たり前のごとく森林組合に委託しているけれど、これがおかしいことに気づいていない。
農業だと、農地を持っている人が自分で農作物を生産するでしょ。企業でも、製品は自分で作るでしょ。漁業も同じ、自分で水揚げして売ります。二次産業だって、自動車を作って売っている。当たり前の話。でも、これが林業だと全部人任せになっているんです。
こうした「委託型林業」は得てして「大規模」で、初期投資・維持費も膨大になります。ゆえに、林業は参入ハードルが高く、しかも儲からないわけです。
「自伐林業」はそうした動きの「逆」をいく話で、「人任せにするのではなく、小規模でいいから、自分たちで林業をやろう」というムーブメントです。こちら、中嶋さんの資料より。
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研修を受ければすぐにでも参入できるそうで…この写真、衝撃的ですよねw おじいちゃんが軽自動車(軽トラではなく!)の荷台に木材を積んで売りに行っているわけです。すげー。地域にとって、重要な副業になりつつあるわけです。
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森林経営がうまくいっているドイツでは、すでに「大規模林業」から「小規模林業の集積」に政策的に移行し、大きな雇用を生み出すことに成功しています。日本の林業人口が4万人程度、ドイツは100万人程度というから、その規模の差に驚きます。中嶋さんの資料より。
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すでに高知では雇用も創出

全国に先駆けて自伐林業を実践している高知では、雇用も続々生まれています。
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ぼくが住む高知県嶺北地域でも、自伐林業は盛り上がっています。若手で参加している人も多く、ぼくが入居している町営住宅の管理人さんも、ちょいちょい林業で稼いでいるそうです。着々と身近な副業になっているみたい。
話を聞くに、林業オンリーというよりは、「林業+農業(林家農家というそうです)」だったり、「林業+加工品販売+ゲストハウス経営」、「林業+キノコ栽培+カフェ経営」など、「複業」体制でご飯を食べている人が多いようです。
ドイツの現状について書かれた2枚上の資料でも、同様の話が書かれていますね。自伐林業に取り組むためには、「複業」が基本といえそうです。ブロガー兼林業家とかいいですよねぇ。

地方に雇用を生み出す切り札

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ここまでの話からわかる通り、林業はまだまだ雇用を生み出すことができるんです
よく考えればそれはそうで、ぼくが住む本山町の山奥なんかは、周りは木材だらけですから。下の写真、見てください。これを切って売ってお金にならないわけがありません。今まで手付かずだったのが逆に不思議なくらいです。

まずは自分で体験してみないと!ということで、近々自伐林業を体験しにいきます。うちのアシスタントには林業研修の受講を必須にして、稼ぐ力を身につけてもらおうとも思っています。毎月5万円稼げるだけでも、だいぶ違うでしょうからねぇ。

中嶋さんは書籍も執筆されています。関心がある方はこちらも合わせてぜひ。

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