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2021年7月24日土曜日

世界で1台! 10億円超えの新作ブガッティを目撃する。/ジュネーブ・ショウ02。ラファエル、“世界に20台しかない6億円のブガッティ”に興奮 恒例の「やらせ」も封印する凄さ

https://engineweb.jp/article/detail/3217859
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すでに売約済……

ベスト・オブ・ザ・ショウでアストン・マーティンと最後まで悩んだのがブガッティのラ・ヴォアチュール・ノワール。1930年代後半に生産された名車ブガッティ・タイプ57 SCアトランティークをモチーフにした1台限りの限定車。価格はなんと1100万ユーロ。邦貨に換算すると約14億円だ。しかも、この金額は税抜のものだから税込だと優に20億円を超える。2010年代に入って億のプライスタグを付けるクルマがちらほら現れていたが、1台限りとはいえ、まさか10億円を軽く上回るクルマが出てくるとは……。


ブガッティ・ラ・ヴォアチュール・ノワール

世界でたった1台しか作られない、まさにワン・オフの特別なブガッティ。リムジンの快適性とスーパースポーツのパワーを備えたミドシップ・クーペ。デザインは1930年代に4台だけ作られたタイプ57SCアトランティークがモチーフとなっている。ボディは炭素繊維強化樹脂製。流麗なフォルムもさることながら、6本出しのエグゾーストを持つリア・ビューも特徴的だ。1500ps/163.2kgmを発生する8.0ℓW16クワッドターボや4WDのドライブトレインなど、機能面はシロンに準ずる。


文・写真=新井一樹(ENGINE編集部)
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ブガッティの頂点「ディーヴォ」参上。1500馬力、0-100km/h加速2.4秒、6.2億円のハイパーカー

投稿日:2018/08/25 更新日:

| ブガッティ・ディーヴォは1500馬力、最高速は380km/h |

ブガッティがついにその最新ハイパーカー「ディーヴォ(DIVO)」を公開。
ディーヴォは”シロンをベース”としながらも「サーキット志向」に仕立てたモデルで、もちろん台数は「限定」となり、40台のみが販売されます。
価格についてはなんとシロンの倍となる6億2000万円あたりから(仕様によって異なる)、とのこと。

出力は1500馬力、最高時速は380km/h、重量は1996キロ、0-100キロ加速は2.4秒、とアナウンスされています。

ブガッティ・ディーヴォはこんなクルマ

エンジンはW16クワッド(4)ターボ、出力はシロンと同じ1500馬力。
ダウンフォースの強化とギア比の変更によって最高速は380キロとなっていて、これはシロンの「420キロ(リミッター作動。実際は480キロくらい出る?)」よりも低い数字。
ただ、これでもほとんどのスーパーカーよりも速く、そして「スペック上だけで、誰も使わない」ところを切り捨て、実際に使用する範囲にパワーを凝縮したと考えるのが妥当だと思われます。

bugatti-divo (3)

リアウイングは新形状で、もちろん可動式。
その面積はシロンに比べて23%増加しており、エアブレーキとしても機能するため、その制動力は格段に向上していそう。

bugatti-divo (5)

エアロパッケージは全体で「最大90キロ」のダウンフォース増加をもたらし、さらにエンジンやブレーキのクーリングを(シロンに比べ)向上させているようですね。
タイヤのサイドウォール一面にはカラーリングが施されていますが、これもそのうちショップカスタムに取り入れられ、のちに(ミシュランがピレリのカラーエディションに対抗して)正式に発売されるのかもしれません。

bugatti-divo (4)

コーナリング時のGはなんと1.6で、これはシロンの0.1G増し。
ちなみにホンダによると、一般的なクルマのコーナリング時におけるGは0.5、NSXは「1」。
F1マシンは4.5Gあたりだとしていますが、テレメトリー上では6.5Gを記録した例も。

 

bugatti-divo

なおテールパイプはシロンと同じ位置(形状は異なる)。
コストや構造上無理はないはずで、そしてこれを「上」に持ってゆかなかったのは謎でもあります。

このディーヴォであっても北米に納車されると「5マイルバンパー」」装着が義務付けられそうで、その姿も「怖いもの見たさ」で興味のあるところ。

やはり特徴的なのはこのテールランプ。
アストンマーティン・ヴァルカンでも採用されたものと同じ構造ですが、フォルクスワーゲングループとしてはおそらく「初」。
おそらくマルチカラーLED採用にてウインカーやテールランプ、ストップランプを兼ねていると思われ、「グラデーションのような」光り方をするのかもしれません。

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なおディーボではシロンに比べてさらに軽量は素材やホイールを使用することで軽量化を図り、さらにはトランクやインテリアも簡素化することで35キロ軽量化(それでも35キロしか軽くならないということは、もともと非常に軽く作られているということがわかる)。
これによって重量は1996キロにまで引き下げられています。

bugatti-divo (1)

現在ニュルブルクリンクには挑戦していないものの、ナルド・サーキットのタイムはシロンに比べてなんと8秒も速いと公表しています。
ニュルへの挑戦も考えられますが、同じグループに属するランボルギーニへの配慮から、「それは行わないかも」と考えたり。

bugatti-divo-live-from-monterey (2)

ルーフには「NACAダクト」が装着されていますが、これは元々航空機用の技術であり、これまでにもポルシェ911GT2RSほかいくつかの自動車メーカーがこれを採用。
ポルシェがこれを市販車に採用したのは991世代のGT2RSが「初」とされていますが、フェラーリやランボルギーニは(アンダーパネル含め)けっこう前から採用しているようですね。

bugatti-divo-live-from-monterey (3)



ブガッティ・ディーヴォ関連動画を見てみよう

ディーヴォの公開に合わせてオフィシャルやメディアからも続々動画が公開に。
メディアに対してはすでに実車が事前に公表されていたようです。

まずはブガッティ公式、「Bugatti Divo: World Premiere」。

そしてペブルビーチでのブガッティによるアンヴァールの様子、「Bugatti Divo Unveiling」。
ブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によるスピーチや、ディーヴォの説明も。

トップギアがスタジオにて撮影したディーヴォを使って詳細を解説する「The Bugatti Divo」。

ブガッティ「ディーヴォ」にはこんな意味がある

「ディーヴォ(DIVO)」の名称について、ブガッティは1920年代にタルガ・フローリオにて2度の優勝を記録したアルベール・ディーヴォ(Albert Divo)氏にちなんでいる、と公開。
ちなみに「ヴェイロン」の名は1939年のル・マンで優勝したピエール・ヴェイロン、「シロン」もやはりブガッティを操り様々な記録を残したルイ・シロンから。

↓アルベール・ディーヴォ氏はこんな人

bugatti

ヴェイロンにおいては、2013年に、ブガッティに縁が深い人々の名を(全部もしくは部分的に)冠した”レジェンド”シリーズを発売していて、これらにはそれぞれ「ジャン=ピエール・ウィミーユ(ブガッティのテストドライバー)」「ジャン・ブガッティ(ブガッティ創業者の長男)」「メオ・コスタンティーニ(タルガ・フローリオで二度優勝、創業者の友人)」「レンブラント・ブガッティ(ブガッティ創業者の実弟で彫刻家)」「ブラック・ベス(1913年に生産されたブガッティType18で、ローラン・ギャロスの愛車の名前)」「エットーレ・ブガッティ(ブガッティ創業者)」という名称が与えられています。

VIA:Bugatti

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