https://gentosha-go.com/articles/-/35541
おひさまクリニックセンター北の院長、性差医療専門医・清水一郎氏が、熟年離婚や死別後、男女それぞれにどのような影響があるのか解説します。
2019年は「3組に1組」の夫婦が離婚…原因は?
2019年の婚姻件数は約58万件、離婚件数は約21万件(厚生労働省)で、「3組に1組」の夫婦が離婚していると表現されています。正確には、その年に結婚した夫婦の数に対して約3割に相当するその他の夫婦が離婚していることになります。
裁判所が、夫婦間の話し合いだけで解決せず、裁判所に離婚を申し立てた際の離婚理由を、主なもの3つを挙げる方法で調査・集計しています。(参照:平成29年 司法統計19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所 )ここでも女性からの申し立て件数は男性の2.6倍多くあります。この中で最も多い理由が「性格の不一致」です。
もとより生まれも育ちも違う男女が一緒に暮らすのですから、価値観や性格の違いで衝突するのは当然です。離婚が成立するのは、たとえば“嫉妬深い”、“過度の干渉・プライバシーの侵害”などのために、外出ができなかったり、喧嘩が絶えなかったりする場合です。
その他、「浮気」「暴力・虐待(身体的・精神的)」「親族問題(親族との不仲・親の介護問題)」「金銭的トラブル(浪費ぐせ・ギャンブル)」「身体関係の問題(身体交渉なし・異常な欲求)」「家庭の放棄(同居放棄・生活費渡さず)」などが離婚理由にあがっています。
また、単に「酒を飲み過ぎる」もありますが、過度の飲酒のために喧嘩、暴力、金銭トラブル、家庭の放棄などにおよぶ場合が離婚理由として成立します。
やはり、夫婦関係が破たんするほどの相当な問題が離婚に至るのですが、それぞれの理由のいわば初期段階のような問題は、夫婦生活において日常的に起こっていると言えます。
性格の不一致、喧嘩、酒を飲み過ぎるだけでなく、身体関係の問題や一時的に家庭を省みなかったり、親族と仲が悪かったりした場合などです。
1千人以上の対象者に「夫婦関係」について聞いてみた
結局は、長年にわたる複数の不満が積もり積もって、「離婚」という決壊点に達するのだと考えられます。そこで、離婚原因の前段階となる、夫婦関係の満足度に関するデータを確認してみます。[図表]は1千人以上の対象者に実施した、夫婦関係の満足度に関する複数の調査結果です。
【7/9(土)関連セミナー開催】
機関投資家からの信頼も厚い「いちご」が不動産小口化商品を提供
「好立地×新築レジデンス」で叶える最強の「資産防衛」
0 件のコメント:
コメントを投稿