https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2401/31/news066.html
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STマイクロエレクトロニクスは、マイコン(MCU)「STM32」用に開発したプログラムコードを、マイクロプロセッサ(MPU)「STM32MP1シリーズ」に移植するためのソフトウェア「STM32CubeMP13」を発表した。システム設計者は、開発済みのソフトウェア資産を活用し、高機能でリアルタイム性能を備えた次世代製品向けソフトウェア開発を容易に行うことができる。
リアルタイム仕様をCPU上でも実現可能
STマイクロエレクトロニクスは2024年1月、マイコン(MCU)「STM32」用に開発したプログラムコードを、マイクロプロセッサ(MPU)「STM32MP1シリーズ」に移植するためのソフトウェア「STM32CubeMP13」を発表した。システム設計者は、開発済みのソフトウェア資産を活用し、高機能でリアルタイム性能を備えた次世代製品向けソフトウェア開発を容易に行うことができる。
STM32MP1シリーズは、処理能力に優れたArm Cortex-A7コアや大容量メモリを搭載していて、最新の製造装置やFA(ファクトリーオートメーション)機器、IoT(モノのインターネット)機器、デジタルサイネージなどの用途に適したMPUである。
STM32CubeMP13は、マイコンの初期化コード自動生成ツール「STM32CubeMX」や統合開発環境「STM32CubeIDE」、プログラミングツール「STM32CubeProgrammer」などが含まれる「STM32Cube開発エコシステム」に統合されている。このため、STM32を採用している既存ユーザーは、使い慣れた開発環境で利用できる。
また、ボードサポートパッケージ(BSP)やハードウェア抽象化レイヤー(HAL)など、Arm Cortex-A7コア搭載のSTM32MP13で動作する組み込みプログラムに必要なソフトウェアも提供する。RTOSのサンプルとして、Azure RTOS(Eclipse ThreadXに移行中)が付属されている。ベアメタル方式のアプリケーションを実装することも可能だという。
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