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午前 11:36 GMT+922分前更新
[ワシントン 25日 ロイター] - ハリス米副大統領は25日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、パレスチナ自治区ガザの人道状況について「深刻な懸念」を伝え、停戦合意を迫った。
ハリス氏は会談後「この戦争を終わらせる時が来ている」と強調。「私たちは苦しみに無感覚になってはならない。私は沈黙しないつもりだ」と語った。
ハリス氏はバイデン大統領と同様にイスラエルの自衛権を尊重する発言をしてきたが、この日はイスラエルの軍事的アプローチにしびれを切らしつつあることを鮮明にした。
「イスラエルには自衛権がある。どのように防衛するかが重要だ」と述べた。
また、停戦交渉で期待が持てる動きがあるとし、ネタニヤフ氏に「合意をまとめる時が来た」と迫ったと明らかにした。
ハリス氏の発言は、11月の大統領選で勝利した場合、ネタニヤフ氏により厳しい態度で臨む可能性があることを示唆している。ただ、アナリストは米国のイスラエル政策が大幅に変わることはないとみている。
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これに先立ち、バイデン氏はネタニヤフ氏とホワイトハウスで会談し、ガザでの停戦を改めて呼びかけた。 もっと見る
ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、停戦交渉ではイスラエルとハマスの間になお溝はあるものの、「以前よりも近づいている」という認識を示した。「双方が妥協しなければならない」とも述べた。
米国務省のミラー報道官は、停戦を巡る「合意を成立させる必要があるというのが、今回の首脳会談における米国側のメッセージだろう」と述べた。
ネタニヤフ氏は26日、トランプ前大統領と会談するためにフロリダへ向かう。
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