楽天モバイル
プラチナバンドの商用サービス開始については、楽天モバイルが6月27日に発表した。楽天モバイルのプラチナバンドは周波数帯が700MHz帯で、帯域幅が3MHz幅。障害物を透過して電波が回り込みやすい性質を持つため、地下鉄や屋内の通信品質改善が期待される。
楽天モバイルは総務省に提出した基地局の開設計画で、開始時期の目標を2026年3月としていた。その開始時期を前倒ししてスタートしたプラチナバンドだが、現時点で開局しているのは東京都世田谷区にある1局のみとなっている。
advertisement
設備投資額は544億円となっており、過去にも他社から「投資額が足りているのか」との指摘を散々受けていた。楽天モバイルはデュアルバンド対応のアンテナに、700MHz帯対応の無線機を併設することで、エリア拡大のリードタイムを短縮し、コストを抑えて展開できる、と考えている。
【訂正:8月2日18時25分】初出時、設備投資額が1局当たり544億円としておりましたが、全体での金額となるため「1局当たり」を削除しました。お詫びして訂正いたします
【訂正:8月2日18時25分】既存の1.7GHz帯で運用しているアンテナはデュアルバンド対応ではないため、「1.7GHz帯で運用している」という文を削除しました。お詫びして訂正いたします
関連記事
- 楽天三木谷氏が語る「AI」×「モバイル」の未来像 「楽天モバイルAIアシスタント2.0」も展開予定
- 楽天モバイルの「プラチナバンド」は1.7GHz帯との“ベストミックス”で展開 5G速度も向上させ1000万回線の早期達成を目指す
- 楽天モバイル、プラチナバンドの商用サービスを開始 “つながりやすさ”向上へ
- 楽天モバイルと米AST、衛星とスマホの直接通信に自信 競合他社にはない強みは?
- 楽天モバイルが「700MHz帯」の試験電波を発射 エリアカバー改善への第一歩
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
SpecialPR
0 件のコメント:
コメントを投稿