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オーディオ Mania!!
高井 孝祐 様の書き込みを、私、代表 石塚 正浩は、将来エソテリックの様なオーディオメーカー㈱エーオンを目指しており、
オーディオ関連の技術資料の一部として、個人的なblogに、転載させて頂きました。
昔、励磁の魅力に魅せられ始めて、故秋山氏に励磁の音の良さの秘密を訪ねて、下記解答を頂きました
電磁石を採用した励磁型スピーカーがなぜ優れているのか。
励磁型ダイナミックスピーカが永久磁石ダイナミックスピーカーよりなぜ性能が優秀なのか、この理由を解説するには先ずスピーカーの動作を知ることが必要です。
強力な磁石によってポールピースとポールプレートの空隙に磁束を発生します。
その磁場の中にボイスコイルがあり、これに増幅器から音声電流を送りますと、その電流に相当してコイルは前後に振動し振動板を振動させ音声が発生します。
然しスピーカーの動作はそれだけではありません、ボイスコイルは磁場内で振動すると同時に、磁場内の磁束を切るので、発電機の原理でボイスコイルに起電力を発生します。
この起電力は方向が増幅器からの供給電流と反対であるため逆起電力になります。
そこでボイスコイルの運動を阻止する働きをします、即ち電気ブレーキをかける作用をします。
従ってボイスコイル及振動板慣性、慣性等の過渡作用を電気的に阻止します、そのために過渡特製はぐっと良くなります。
この逆起電力を発生する交流磁束は磁気回路の磁気抵抗(Reluctance)が大きいほど弱くなり、阻止作用も当然弱くなります。
このリラクタンスは磁性体そのものの透磁率(μ)に影響されます。
この透磁率(μ)は、空気を基準として1.0としており、磁気回路を構成する各材料の
もつ数値の目安を下に示しました。
フェライト磁石 ・・・μ=1.1
アルニコ磁石 ・・・・μ=5〜7
純 鉄 ・・・・・・ μ=4,000
パーメンジュール・・ μ=10,000
フェライト磁石よりアルニコ磁石スピーカーの性能が良いことは衆知の事実であります。したがって、磁気回路にμの大きい純鉄やパーメンジュールを使用した電磁石スピーカの性能の優秀さは説明するまでもないと思います。
例えばスピーカを働す目的の増幅器の性能を測定試験する場合、負荷としてスピーカーの代わりに抵抗器が用いられました。抵抗器は周波数には無関係でありますがスピーカーはインピーダンス周波数によって著しく変化します。その上逆起電力が発生します。又、スピーカーや増幅器の性能を測定する電源は普通の発信器による、正源波或矩形波の単純音が使用されています。
然し実際にスピーカーを使用する場面は、音声・音楽です。音声・音楽は種種の周波数や音量も位相も異なるもので混成された、形成音(フォルマント/Formant)であります。
このフォルマントを測定する計測器はまだありません、従って現在の計測器による測定値は一つの目安であります。
励磁型ダイナミックスピーカーの性能が永久磁石ダイナミックスピーカーと比較して音の繊細さ・透明感が著しく優れています、又楽器の音程(殊に低音楽器)がはっきりと聴き取れます。
これは励磁型スピーカーの最も大きな特徴です、強い逆起電力によって、信号電流が消えると同時に振動板の運動も止まり、信号電源にない音は一切発生しない高忠実度の音声・音楽が得られるのです。
エキサイター型(励磁)スピーカは励磁電源の電圧を変えることによって、スピーカーのQが変化します。
電圧を上げると、Qは低くなりダンピングが強くなります、逆に電圧を低くしますとQは大きくなります。
励磁型スピーカーは、音質に優れるばかりでなく、スピーカー特性もコントロールできる
超マニアックなスピーカーなんです。
とのこと、なるほどと納得でした
私は励磁の音の良さとは、オーディオに於いて最も変換ロスの多い空気振動への変換で、ロスが少なく優れているのが励磁方式だと思っています。
音の良さは磁力の強さよりも透磁率の良い金属を使う事が重要だと思っています、パーマネントでも透磁率の良い金属を使えば効果は有りますが、電磁石の様な音の変化はありませんでした、スピーカーの透磁率とは「トータル透磁率の良さ」だと思っています。
余分に動かない電磁ブレーキの効果も音の濁りが無い事で分かります。それと励磁は整流素子等の電源の音の違いがハッキリ出ます、電源エキサイターも様々な素子で音の変化を楽しめます。様々なユニットと電源を楽しんでいます。
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