さようなら、iPhone 5でもある?
初の64ビットデバイスのiPhone 5Sがリリースされた後も、Appleはしばらく32ビットアプリと64ビットアプリの両方のサポートを続けてきました。しかしながら、2015年より開発者に対して、64ビットアプリへのアップデートを求める方針を採用。iOS 9から、32ビットアプリを起動すると「iPhoneの動作が遅くなる可能性があります」なんて警告メッセージが表示されてはいたのですが…。
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Mashableによると、このほどリリースされた最新ベータ版のiOS 10では、なんと「このアプリはiOSの将来のバージョンでは動作しなくなります」という、より警告度をアップしたメッセージが、32ビットアプリに対して表示されるようになってしまいましたよ! 例年通り、WWDCで次のiOS 11が発表されるとすれば、このタイミングで32ビットアプリに引導が渡されてしまうのかもしれませんよね。
すでにAppleは昨秋、古くて長期間アップデートがなされていないアプリを中心に、App Storeから4万3000を超えるアプリを一斉削除。もしこの流れで、iOS 11のリリースに合わせて、サポートされなくなった32ビットアプリが一斉にApp Storeから姿を消すとなると、再び数万単位のアプリが影響を受けそうです。
ちなみに、Sensor Towerの調査レポートによれば、App Storeに並ぶアプリのうち、過去2年間に1度もアップデートがなされていないアプリは28%にも上るんだとか。32ビットアプリから64ビットアプリへのアップデートが要求されるようになったのは、ここ2年ほどのことですから、下手をすると3割近いアプリが、iOS 11ではサポート対象外となってしまう恐れもありますよ〜。まだこれからギリギリのタイミングで、開発者が64ビット対応を果たしてくれる場合もあるでしょうけど、ほとんどの32ビットアプリは放置されたままとなることでしょう。
なお、数々のベテランアプリやゲームの行方も気になりますが、そもそも32ビットデバイスのiPhone 5やiPhone 5Cが、やはりiOS 11からはサポート対象外となってしまう可能性が高まったことも気になりますよね。これも時代の流れでしょうから、仕方がないのかもしれませんけど。
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image: SOUTHERNTraveler / Shutterstock.com
source: Mashable, Sensor Tower
Rhett Jones - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)
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