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「こんなにつくられます」スラグは、清掃工場に併設または単独の溶融処理施設でつくられます。当組合では、23区から出される可燃ごみをスラグにするために、溶融処理施設を整備しています。施設整備が完了すると、将来的には年間で20万トン以上のスラグができる予定です。(東京二十三区清掃一部事務組合「溶融スラグ」パンフレットより)
23区の溶融処理施設一覧
施設名 / 溶融方式 / 溶融処理能力(トン/日)/整備状況及び竣工予定
板橋清掃工場 / 電気式(交流アーク方式)/ 180 / 平成14年11月稼働
多摩川清掃工場/ 燃料式(表面溶融方式) / 30 / 平成15年7月稼働
足立清掃工場 / 電気式(プラズマ方式) / 130 / 平成17年3月稼働
品川清掃工場 / 燃料式(表面溶融方式) / 180 / 平成18年3月稼働
中防灰溶融施設/電気式(プラズマ方式) /400 / 平成18年12月稼働
葛飾清掃工場 /電気式(プラズマ方式) /110 / 平成18年12月稼働
世田谷清掃工場/電気式(プラズマ方式)灰溶融 /120/平成19年12月竣工
世田谷清掃工場/ガス化溶融(流動床式)ガス化溶融/30/平成19年12月竣工
※世田谷清掃工場ガス化溶融施設の焼却処理能力は可燃ごみ300トン/日
東京二十三区清掃一部事務組合「焼却灰溶融スラグのページ」より
http://tokyo23.seisou.or.jp/suragu/index.htm
●「こんなにつくられます」はいいけど~こんなにつくってどうするの!
これまでの実績で
平成15年度は 3.6万トン生成→1.7万トン有効利用(47%)
平成16年度は 3.1万トン生成→0.8万トン有効利用(26%)
平成17年度は 3.8万トン生成→2.8万トン有効利用(74%)
20年度から20万トン以上のスラグができる予定
●1トンあたり120円で有償提供(平成19年1月現在)
● 東京二十三区清掃一部事務組合事業概要(平成18年版)から
平成16年度各部門別ごみ処理原価をみると(60頁)
部門/処理経費/処理量/トンあたり処理原価
可燃ごみ焼却/441億6905万円/281万2987トン/15,702円/t
灰溶融施設/37億3542万円/5万3762トン/69,481円/t
※23区のごみ処理原価は全体でごみ1トン当たり 56,370円
次々と灰溶融処理施設が稼働しトラブルや事故が頻発するようになったら、これ以上に管理運営コストが高くなることだろう。それよりも何よりも危険だ!
★★★★★★★★★★
4/21の日米ガス化溶融炉問題交流集会の時の資料(津川敬さん)によると
●すでに「足立清掃工場 プラズマ式灰溶融炉」で2005年5月に爆発事故を起こしている。(現場では、爆発といわずに異常燃焼というのだそうだ)
事故内容は、プラズマトーチの冷却水が漏れ、電圧が上昇。そのトーチを構成するコリメーター(ノズル)およびそれを本体につなぐパイプが脱落。その結果、水砕水槽コンベア上部や設置機器等を損傷した。(爆発は7回、火柱は10m上がったという)
●東京23区の灰溶融炉事故(清掃工場事故週報の一部)
板橋工場(アーク) 搬入コンベアの軸が破断 06.02.27
板橋工場(アーク) 主電極B側が溶損 06.02.18
板橋工場(アーク) ディスク摩耗/油圧モーター振動 06.0513
品川工場(重油) 炉床温度異常上昇 06.03.28
品川工場(重油) スラグ落ち口にスラグ固着 06.05.04
品川工場(重油) 来客水配管から水漏れ 06.06.02
品川工場(重油) 高温余熱器耐火物の剥離 06.07.27
多摩川工場(都市ガス) 灰搬出装置が塩化物で閉塞 06.09.28
大田第2工場(アーク) 廃コンベア停止 06.06.19
大田第2工場(アーク) 炉内にクリンカーが発生 06.11.01
(東京二十三区清掃一部事務組合からの情報開示請求による)
●昨年の4月に中防の灰溶融と同じ形式の「高知市清掃工場(プラズマ方式)の灰溶融炉」がスラグ流出事故を起こしたと聞いたときはぞ~~とした。大変大きな事故であったようだ。高温(1300度)のスラグが炉底の耐熱レンガを溶かして流出したというのだから。高知市の場合は40トン炉ということであった。中防のようにプラズマ炉で400トン/日(100t/日・炉×4炉)というのは「もともと灰溶融炉は構造上、1基50tぐらいが限界で、100tというのはいかにも無謀な話。ま、時限爆弾を抱えたようなモノです。」と津川さんに言われた。このような巨大なものが事故を起こすと想像を絶する参事にもなるのだろう。
●津川さんやダイオキシンネットのように、全国各地の情報収集や事故情報の開示請求等で警告を鳴らし続けても~どうしてアメリカのように建設阻止ができないのか。すでに日本全国で灰溶融も100カ所くらいになったとか。(未確認情報)
●日米ガス化溶融炉問題交流集会の様子は4/21の頁にあります。
23区の溶融処理施設一覧
施設名 / 溶融方式 / 溶融処理能力(トン/日)/整備状況及び竣工予定
板橋清掃工場 / 電気式(交流アーク方式)/ 180 / 平成14年11月稼働
多摩川清掃工場/ 燃料式(表面溶融方式) / 30 / 平成15年7月稼働
足立清掃工場 / 電気式(プラズマ方式) / 130 / 平成17年3月稼働
品川清掃工場 / 燃料式(表面溶融方式) / 180 / 平成18年3月稼働
中防灰溶融施設/電気式(プラズマ方式) /400 / 平成18年12月稼働
葛飾清掃工場 /電気式(プラズマ方式) /110 / 平成18年12月稼働
世田谷清掃工場/電気式(プラズマ方式)灰溶融 /120/平成19年12月竣工
世田谷清掃工場/ガス化溶融(流動床式)ガス化溶融/30/平成19年12月竣工
※世田谷清掃工場ガス化溶融施設の焼却処理能力は可燃ごみ300トン/日
東京二十三区清掃一部事務組合「焼却灰溶融スラグのページ」より
http://tokyo23.seisou.or.jp/suragu/index.htm
●「こんなにつくられます」はいいけど~こんなにつくってどうするの!
これまでの実績で
平成15年度は 3.6万トン生成→1.7万トン有効利用(47%)
平成16年度は 3.1万トン生成→0.8万トン有効利用(26%)
平成17年度は 3.8万トン生成→2.8万トン有効利用(74%)
20年度から20万トン以上のスラグができる予定
●1トンあたり120円で有償提供(平成19年1月現在)
● 東京二十三区清掃一部事務組合事業概要(平成18年版)から
平成16年度各部門別ごみ処理原価をみると(60頁)
部門/処理経費/処理量/トンあたり処理原価
可燃ごみ焼却/441億6905万円/281万2987トン/15,702円/t
灰溶融施設/37億3542万円/5万3762トン/69,481円/t
※23区のごみ処理原価は全体でごみ1トン当たり 56,370円
次々と灰溶融処理施設が稼働しトラブルや事故が頻発するようになったら、これ以上に管理運営コストが高くなることだろう。それよりも何よりも危険だ!
★★★★★★★★★★
4/21の日米ガス化溶融炉問題交流集会の時の資料(津川敬さん)によると
●すでに「足立清掃工場 プラズマ式灰溶融炉」で2005年5月に爆発事故を起こしている。(現場では、爆発といわずに異常燃焼というのだそうだ)
事故内容は、プラズマトーチの冷却水が漏れ、電圧が上昇。そのトーチを構成するコリメーター(ノズル)およびそれを本体につなぐパイプが脱落。その結果、水砕水槽コンベア上部や設置機器等を損傷した。(爆発は7回、火柱は10m上がったという)
●東京23区の灰溶融炉事故(清掃工場事故週報の一部)
板橋工場(アーク) 搬入コンベアの軸が破断 06.02.27
板橋工場(アーク) 主電極B側が溶損 06.02.18
板橋工場(アーク) ディスク摩耗/油圧モーター振動 06.0513
品川工場(重油) 炉床温度異常上昇 06.03.28
品川工場(重油) スラグ落ち口にスラグ固着 06.05.04
品川工場(重油) 来客水配管から水漏れ 06.06.02
品川工場(重油) 高温余熱器耐火物の剥離 06.07.27
多摩川工場(都市ガス) 灰搬出装置が塩化物で閉塞 06.09.28
大田第2工場(アーク) 廃コンベア停止 06.06.19
大田第2工場(アーク) 炉内にクリンカーが発生 06.11.01
(東京二十三区清掃一部事務組合からの情報開示請求による)
●昨年の4月に中防の灰溶融と同じ形式の「高知市清掃工場(プラズマ方式)の灰溶融炉」がスラグ流出事故を起こしたと聞いたときはぞ~~とした。大変大きな事故であったようだ。高温(1300度)のスラグが炉底の耐熱レンガを溶かして流出したというのだから。高知市の場合は40トン炉ということであった。中防のようにプラズマ炉で400トン/日(100t/日・炉×4炉)というのは「もともと灰溶融炉は構造上、1基50tぐらいが限界で、100tというのはいかにも無謀な話。ま、時限爆弾を抱えたようなモノです。」と津川さんに言われた。このような巨大なものが事故を起こすと想像を絶する参事にもなるのだろう。
●津川さんやダイオキシンネットのように、全国各地の情報収集や事故情報の開示請求等で警告を鳴らし続けても~どうしてアメリカのように建設阻止ができないのか。すでに日本全国で灰溶融も100カ所くらいになったとか。(未確認情報)
●日米ガス化溶融炉問題交流集会の様子は4/21の頁にあります。
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