2018年2月5日月曜日

クルド女性兵の遺体侮辱=トルコ側武装勢力、動画撮影-シリア北部

勉強の為に転載しました。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.jiji.com/jc/amp%3Fk%3D2018020400310

 【アフリン(シリア)AFP=時事】シリア北部での戦闘で死亡したとみられるクルド人女性兵士の遺体を撮影した動画がインターネット上に出回っている。遺体は損傷が激しい。一帯では、トルコが1月20日から越境攻撃を仕掛け、トルコの支援を受けた武装勢力がクルドの部隊と戦闘を繰り広げてきた。動画では、武装勢力の男たちが遺体を踏み付けるなど侮辱行為を加えており、クルド人からは報復を誓う声が噴き出している。

 遺体の女性は20代とみられる。シリア北部アフリンでは3日、トルコの攻撃で死亡した兵士や民間人の合同葬が営まれた。女性の母親も参列したが、遺体が戻っていない。母親は「娘だけ埋葬できない。娘の遺体を引き裂いて、葬儀もさせない」と武装勢力を批判した。
 動画を独自のルートで入手したという在英の反アサド政権団体シリア人権監視団によると、撮影されたのは1月30日。場所はトルコ国境に近いシリア北部のクルナという村とみられている。
 動画は瞬く間にネット上で広まり、女性の身元は知人らによって判明した。2014年からシリアのクルド人民兵組織、人民防衛部隊(YPG)の女性防衛隊(YPJ)に加わり、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘に参加していた。
 3日の葬儀に参列した兄(30)は「妹の遺体は野蛮に辱められた上、世界にさらされた。敵は討つ。神に誓う」と泣きながら語った。クルド人社会は「死ぬまで戦った女性へのこの振る舞いは、勝つまで戦う決意を強固にするだけだ」(YPJ)と猛反発している。
 YPGは、米軍が支援するシリア民主軍(SDF)の主力を構成し、ISの「首都」とされたシリア北部ラッカを昨年、陥落させた。しかし、トルコはYPGをトルコの反政府武装組織クルド労働者党(PKK)の仲間の「テロリスト」と見なし、攻撃対象としている。(2018/02/04-16:57)





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