2015年7月1日水曜日

カテキンと緑茶に熱視線、「がん」に対抗し、「認知機能」を高め、「血管」を健康にする




 カテキンの一種が正常な細胞に有害な作用を持つことなく、口腔がん細胞を死滅させる可能性があるというものだ。お茶を飲むと口の中でがんができにくくなる。

 長寿に関係する遺伝子を調べたところ、がん細胞ではオフに、正常細胞ではオンにする仕組みが分かった。がん細胞だけ死に至らしめるという結果だ。

 緑茶に含まれるカテキンやテアニンなどは、いずれもポリフェノールと呼ばれている。その仲間ががんの拡大を抑えるという報告が出ている(がんの根源たたく、緑茶やダイズに共通のモノを参照)。自然の材料から作られる飲み物には、ポリフェノールが含まれる場合は多く、がんを抑制する効果との関係は注目されている(「飲み物は“サプリ”です」がんを予防!飲み物に含まれる植物由来天然物質に多彩な効果を参照)。意識的に取り入れると良いのだろう。

 基礎的な報告が多いものの、緑茶の効果としては意外性がある。もしかしたらがんを防ぐまでいかなくとも損になるものではなく、緑茶を進んで飲もうという思いは湧いてくる。

脳への効果で続く報告

 脳に良いという報告も目立っている。

 米国国立衛生研究所(NIH)の研究グループは、アルツハイマー病のネズミを使って、緑茶の成分の記憶機能に与える影響を調べている(緑茶にアルツハイマー病の予防効果?運動と一緒でを参照)。緑茶抽出物である没食子酸(もっしょくしさん)エピガロカテキンは、巣を作る能力が高まったり、迷路を抜ける能力が高まったりすると判明した。

 さらに、「fMRI(機能的磁気共鳴画像装置)」と呼ばれる画像診断で脳の血流を見る研究からも緑茶の効果ははっきりしてきている(緑茶が記憶力を高めるを参照)。精神と薬についての国際誌であるサイコファーマコロジー誌オンライン版で報告されていた。

 お茶の味がしないように、チューブで胃の中に直接注入して、純粋に緑茶の効果を調べているのがポイントだ。

 結果として、お茶によって、脳の内部での部位と部位との間の相互反応が強まると分かった。記憶を高めるような効果につながるのではないかと推定されている。

 緑茶にはさまざまな成分が含まれており、カテキンやテアニンに注目が集まる場合がよくあるが、カフェインが気分を高める効果があり、気持ちを落ち着かせる効果よりも上回っているという報告が出ていた(お茶の成分は、落ち着くより興奮するを参照)。

 お茶の脳への効果は複数の成分から出ている可能性もあるわけだ。

日本から驚きの結果

 緑茶ががんに効果を示すという意外な報告が日本で大きく注目を集めた。

 国立がん研究センターが3月にオンライン版で報告、米国疫学学会紀要2015年7月号に正式に論文を掲載したものだ(緑茶を毎日3杯飲むと死亡リスクはおおむね1割減る、話題になった日本研究よりを参照)。

 1990年~1994年に、40歳~69歳の日本人9万人以上を調査。約19年間の追跡期間中に1万3000人近くの死亡を確認。

 緑茶を1日に飲む量に応じて、「全く飲まない」「1杯未満」「1~2杯」「3~4杯」「5杯以上」と飲む量ごとにグループに分けたところ、男女とも、緑茶を飲む人は飲まない人に比べて原因を問わない死亡リスクを下げる効果があると確認できた。

心臓や呼吸器に効果

 1日に1~2杯飲む人のリスクは、男性で0.96倍、女性で0.90倍、3~4杯飲む人では男性0.88倍、女性0.87倍、5杯以上飲む人では男性0.87倍、女性0.83倍だった。

 おおむね1日に3杯を超えると、死亡のリスクが1割下がるという結果になっている。

 低下したのは、男女とも心臓病による死亡リスク。

 男性では、脳血管疾患と呼吸器系疾患による死亡リスクが低下。

 ここではがんによる死亡リスクとの関連は見られなかった。

 1日3杯程度なので、無理なく続けられるところは大きい。

効果は動脈硬化や糖尿病にも

 血管への効果も重要だろう。やはりポリフェノールによって動脈硬化を防いでいるという効果が報告されている(緑茶とリンゴで動脈硬化をブロック、ポリフェノールに効果かを参照)。

 エピカテキンが糖尿病を防ぐような効果を示すとも報告されている(ココアやお茶を飲むと心臓や血管に良い、「エピカテキン」が保護効果を参照)。

 複数の観点から見て、緑茶への関心はさらに高まってきそうだ。
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関連情報:
ANP(ハンプ) がん予防 NHKの検索結果
こちら
2017/09/30 - NHKスペシャル“血圧サージ”危険度チェックも!血圧を下げ心臓を楽にする“メッセージ物質”ANPは、心不全の薬として使われていますが、新たに"がん転移を予防する"薬として注目され、臨床試験が行われています。
2017/09/30 - このANPがもつ能力を利用して、なんとがんの転移・再発を効果的に抑えようという、全く新しい治療への扉が開きつつあります。 ... 世界初!心臓からのメッセージで「がん転移予防」 を参照). 心臓が出す”メッセージ物質”・ANPを がん治療薬に ...
含まれない: ハンプ)
2015/03/03 - 心臓ホルモンに癌転移予防効果 国立がん研究センター、ANPの血管作用から確認 ... 心房性ナトリウム尿ペプチド(ANP)投与マウスの肺転移が対照群より有意に少なかったほか、血管内皮細胞に接着する癌細胞数を抑制するメカニズムが ...
含まれない: ハンプ) ‎NHK
2015/09/16 - 非小細胞肺癌手術適応症例に対する周術期 hANP 投与の 多施設共同ランダム化第II相比較試験) ... これまで、がんの転移を予防する薬の開発はされていませんでした。最近、心臓ホルモンの1つである心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)を手術前後で点滴することで手術後の肺がんの転移を抑える ... (NHKきょうの健康より).

ウェブ検索結果

しかし,ANP. は心房細動などの基礎心疾患の影響を受けて高値にな. りやすい.また,BNP の血中濃度は主に心室への慢. 性的な負荷 .... N. 122(67.0%). 43(23.6%). 17(9.4%). Cardiothoracic ratio†4. (%). 47.7±5.0. 50.7±5.3. 54.8±5.3. <0.0001. hANP†5. (pg/mL) ...... 加に伴い次第に接続が不安定になり,19 時頃の NHK ...... ③保存期治療により透析導入を遅延させ,導入後の適切な予防的治療により心血管イベント.
2015/10/25 - その血管保護作用に目をつけ、さまざまな種類のがん転移の予防・抑制につなげようというのだ。 ... ANPは寒川賢治氏(同研究所所長)ら日本人研究者が発見。1995年から急性心不全の薬(商品名ハンプ)など心臓病の薬として広く使われ ...
がんの転移を強力に抑制する既存薬プロパゲルマニウム(セロシオン)を発見(九州大学)
転載元

https://www.kyushu-u.ac.jp/f/6143/2015_01_03.pdf











既存薬でがん予防
http://neovisionconsulting.blogspot.jp/2017/10/anp.html

すい臓がんに効く可能性が高い既存薬5種類
http://neovisionconsulting.blogspot.jp/2017/10/blog-post_65.html

膵臓(すいぞう)がんに効く可能性がある一般の薬(既存薬)5つ:アスピリン、メトホルミン、スタチン、β-ブロッカー、ビスフォスフォネート

転載元はこちら
勉強の為に転載しました。











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手術手技の向上や強力な抗がん剤の導入にもかかわらず、膵臓がんの5年生存率は10%未満であり、消化器がんの中で最も予後不良ながんです。
新しい抗がん剤・分子標的薬の開発と同時に、一般に処方される薬のなかに、膵臓がんの予防や治療に有効なものを探す努力が続いています。
これまでに、アスピリンメトホルミンスタチンβ-ブロッカービスフォスフォネートが膵臓がんに効く可能性があるという実験データや疫学研究から明らかとなってきました。
今回は、これらの薬について現在までの研究報告をまとめてみます。
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膵臓がんに効く可能性がある一般薬5つ


1.アスピリン(NSAID)

まずは解熱鎮痛剤として広く使われているアスピリン(非ステロイド系解熱鎮痛剤:NSAID)です。
アスピリンは大腸がんをはじめ消化器がんの予防および治療に有効であることが示されています。がん抑制のおもなメカニズムは抗炎症作用であり、具体的にはシクロオキシゲナーゼ (COX)-1/COX-2の阻害およびNFκBまたはSTAT3シグナル伝達経路の不活性化です。
膵臓がんの予防および治療とアスピリン服用との関係についての報告は、相反するデータも含めていくつかありますが、最近のものを紹介します。
■ 10件の研究のメタ解析の結果では、高用量アスピリン内服は膵臓がんのリスクを12%低下することが示されたが、低用量のアスピリンではこのような膵臓がんリスクの低下はみられなかった。
  • High-dose aspirin consumption contributes to decreased risk for pancreatic cancer in a systematic review and meta-analysis. Pancreas. 2014 Jan;43(1):135-40. doi: 10.1097/MPA.0b013e3182a8d41f.
■ 761人の膵臓がん患者と794人のコントロールについて、アスピリンの服用歴を含めてリスク解析を行ったところ、アスピリンの常用は膵臓がんのリスクを46%低下させる因子であった
アスピリンの膵臓がんに対する治療効果については、以下の論文があります。
■ 8つのランダム化比較試験(25,570人の患者)のプール解析によると、75mg以上のアスピリンを毎日服用することにより、膵臓、食道、肺、胃、および大腸がんを含む消化器がんによる死亡のリスクが50%以上も低下していた。また、治療の期間が長いほど死亡リスクがより低下していた。
  • Effect of daily aspirin on long-term risk of death due to cancer: analysis of individual patient data from randomised trials. Lancet. 2011 Jan 1;377(9759):31-41. doi: 10.1016/S0140-6736(10)62110-1. Epub 2010 Dec 6.
以上の結果より、アスピリン(とくに高用量)は、膵臓がんの予防および治療に有効であると考えられます。

2.メトホルミン

メトホルミン(メトグルコ)は、糖尿病の治療に用いられるビグアナイド系の経口血糖降下剤です。
試験管内の実験では、メトホルミンはインスリンとインスリン様成長因子(IGF-1)のレベルを低下させることによって膵臓がん細胞の増殖を抑えるというデータがあります。
人における研究報告を紹介します。
■ 973人の膵臓がん患者と863人のコントロールによる症例対照研究では、メトホルミンを服用していた糖尿病患者では膵臓がんのリスクがおよそ60%も低下していた。一方、インスリン治療をしていた糖尿病患者ではリスクが5倍にも増加していた。
  • Antidiabetic therapies affect risk of pancreatic cancer. Gastroenterology. 2009 Aug;137(2):482-8. doi: 10.1053/j.gastro.2009.04.013. Epub 2009 Apr 16.
膵臓がんの治療におけるメトホルミンの効果については以下の研究結果があります。
■ 302人の糖尿病を合併した膵臓がん患者(このうち117人はメトホルミン服用)についての解析では、メトホルミンにて治療していた膵臓がん患者の死亡リスクは32%低下していた。
  • Metformin use is associated with better survival of diabetic patients with pancreatic cancer. Clin Cancer Res. 2012 May 15;18(10):2905-12. doi: 10.1158/1078-0432.CCR-11-2994. Epub 2012 Mar 31.
以上の結果より、人における臨床データは少ないものの、メトホルミンは膵臓がんの予防および治療に有用である可能性が高いと思われます。

3.スタチン

スタチンは高脂血症(高コレステロール血症)の治療薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬)ですが、本来のコレステロールを低下させる作用とは別に、がんを抑制する作用があります。
試験管や動物実験では、スタチンによるメバロン酸合成の抑制は、細胞内シグナル伝達を阻害し、がんの増殖や転移を抑制し、アポトーシスに誘導することが示されています。
人におけるスタチンと膵臓がんのリスクの研究について解説します。
■ 483,733人を対象とした大規模な症例対照研究において、6ヶ月以上のスタチン服用は膵臓がんのリスクを67%低下させ、4年以上のスタチン服用は80%も低下させていた。
  • Statins reduce the risk of pancreatic cancer in humans: a case-control study of half a million veterans. Pancreas. 2007 Mar;34(2):260-5.
さらに、スタチンは膵臓がんの生存率にも影響を与えることが示されています。
■ 2142人の膵臓がん患者(このうち約55%が転移あり)を対象とした研究において、スタチンの服用は、死亡リスクを13%低下させた。またスタチンの種類のうち、シンバスタチン(リポバスなど)とアトルバスタチン(リピトールなど)が死亡率の減少を伴っていた。
  • Influence of Statins and Cholesterol on Mortality Among Patients With Pancreatic CancerJ Natl Cancer Inst. 2016 Dec 31;109(5). pii: djw275. doi: 10.1093/jnci/djw275. Print 2017 May.
第2相無作為化試験において、ゲムシタビン(ジェムザール)+シンバスタチン群とゲムシタビン+プラセボ群の比較では、生存率に差はみられなかったものの、スタチンは膵臓がんの予防のみならず、治療にも有効な可能性があります。

4.β-ブロッカー

β-ブロッカーは心不全、高血圧、心筋梗塞、および不整脈などの治療に広く用いられている薬です。
試験管および動物実験では、β-ブロッカーのプロプラノロールは、膵臓がんの増殖を抑制することが示されています。
しかしながら、疫学研究や臨床研究において、β-ブロッカーが膵臓がんのリスクや生存率に関わっているという研究データはまだありません。

5.ビスフォスフォネート

ビスフォスフォネートは破骨細胞による骨吸収を阻害する薬で、骨粗しょう症の予防や治療に使われています。また、癌の骨転移による骨関連事象の緩和目的にも使用されます。
ビスフォスフォネートには抗がん作用があり、乳がん患者における生存率の改善効果が確認されています。
試験管レベルでは、ビスフォスフォネートは膵臓がん細胞の増殖を抑え、アポトーシスに誘導することが示されています。また動物実験において、ビスフォスフォネートは膵臓がんの腹膜播種を抑制することが報告されています。
まだ人におけるエビデンスは少ないのですが、ビスフォスフォネートと膵臓がんについては以下の研究報告があります。
■ 大規模なネスティド・ケース・コントロール研究において、ビスフォスフォネートの使用は膵臓がんのリスクを21%低下させた。
  • Exposure to bisphosphonates and risk of common non-gastrointestinal cancers: series of nested case-control studies using two primary-care databases. Br J Cancer. 2013 Aug 6;109(3):795-806. doi: 10.1038/bjc.2013.383. Epub 2013 Jul 18.
膵臓がんに対する治療効果に関しては、細胞および動物実験においてゲムシタビンとゾレドロン酸(第三代ビスホスホネート製剤、商品名ゾメタなど)の併用が、膵臓がんの増殖と転移を抑制したと報告されています。
人における臨床試験などはまだ行われていません。

以上、膵臓がんに効く可能性がある一般薬(アスピリン、メトホルミン、スタチン、β-ブロッカー、ビスフォスフォネート)でした。


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1、関連情報
がんの予防方法として、
「アスピリン」の代わりに同じ成分の「バッファリンA」を食後30分以内に、
毎回1錠の1/4ずつ飲むと良いそうです。血液がサラサラになる効果があります。
低用量アスピリン療法と申します。
アスピリンががんに効くかどうかの日本での臨床試験は、去年2015年に始まりました。
いままで、がんの薬の効きが悪かった人も、バッファリンAを飲み始めたら、
がんの薬の効果が倍増して、とても良く効く様になった例もあるそうです。

2、関連情報。
ファンケルのビタミンC&Pと言う商品が、免疫を高めてくれるので、とても良いそうです。
ビタミンC&Pは、青みかんパウダーの成分と同じかも知れません。

3、関連情報。
元は、花粉症の民間治療法ですが、
「R1ヨーグルト」を食べるか飲むヨーグルトなら飲んで、
アマゾンの通信販売のサイトで、
「青みかんパウダー」は、無農薬みかんの皮も含んでいるので、
R1ヨーグルトと一緒に飲むと、免疫力がとても高まり、
多くの花粉症の患者に効果があるそうです。
がんの方の免疫を高める効果もあるのでは無いでしょうか?

4、関連情報
がんの転移を抑制してくれる肝炎治療の既存薬。
プロパゲルマニウム(既に肝炎治療薬として承認済み。)
https://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2015/2015_01_03.pdf

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2015/01/20150106_01.html

5、関連情報。
がんの転移を抑制してくれる心不全治療の既存薬。
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)(心臓から分泌されるホルモンで既存薬として承認済み。)
http://www.ncvc.go.jp/pr/release/janp.html





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