https://www.asahi.com/articles/ASRC46JB0RC3UPQJ005.html
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難民キャンプまでがイスラエルによる空爆の的になり、人道危機が深刻化しているパレスチナ自治区ガザ地区。国際NGO「国境なき医師団」の看護師、白川優子さんは、かつて現地で医療・人道支援活動に携わった。
中東の紛争地に何度も赴任し、民族・宗教間の争いの悲劇を間近で見続けてきた白川さんには、宗教的聖地で遭遇した忘れられない光景がある。いかに困難でも憎しみの連鎖を止めなければならない、と訴える。
現在イスラエル軍の激しい攻撃を受けているパレスチナ自治区ガザ地区に2015~16年、人道援助活動のため滞在しました。
そこはまさに「天井のない監獄」でした。周囲を壁などで封鎖され、人やモノの移動が制限されている。種子島より狭い面積に220万人がひしめき合う。国連の教育支援で若者の学歴は高いのに、50%にも及ぶ失業率のため職もない。鬱屈(うっくつ)を抱えた彼らはフェンス越しに自由と解放を叫び、時には投石します。
イスラエル兵はそれに銃撃で…
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