勉強の為に引用しました。
http://genkinurse.com/archives/2303.html
光免疫療法の日本の治験はいつ?アメリカの治験結果はどうなった?
TBSモーニングショーの玉川徹さんがアメリカへ
赴いて取材した「がんの光免疫療法」が今年
(2017年)の1月1日に紹介されました。
赴いて取材した「がんの光免疫療法」が今年
(2017年)の1月1日に紹介されました。
「光免疫療法」は米国・NIH
(アメリカ国立衛生研究所)の日本人・小林久隆
主任研究員が手がけている研究です。
前回、玉川さんが取材した時は、動物実験では
大きな効果が確認されていましたが、臨床試験
は始まったばかりで、まだ臨床試験結果は公表
されていませんでした。
(アメリカ国立衛生研究所)の日本人・小林久隆
主任研究員が手がけている研究です。
前回、玉川さんが取材した時は、動物実験では
大きな効果が確認されていましたが、臨床試験
は始まったばかりで、まだ臨床試験結果は公表
されていませんでした。
今回、玉川さんがNIHの小林久隆主任研究員の
帰国に合わせて、光免疫療法の治験の進行状況
を取材した結果がそもそも総研(2017年6月29日)
で放送されました。
帰国に合わせて、光免疫療法の治験の進行状況
を取材した結果がそもそも総研(2017年6月29日)
で放送されました。
その中で、光免疫療法の日本の治験はいつから
始まるのか、またアメリカの治験結果はどう
なったのかについて紹介されましたので、
始まるのか、またアメリカの治験結果はどう
なったのかについて紹介されましたので、
調べたことも加えてお知らせしようと思います。
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この記事の目次 [hide]
◆光免疫療法の日本での治験はいつから?
アメリカで治験が進んでいる光免疫療法が、日本に入ってくるのは
いつ頃になるのか気になりますね。
いつ頃になるのか気になりますね。
前回は日本で実用化されるのは5年後(アメリカでは2~3年後)と
紹介されましたが、治験のことは放送されませんでした。
紹介されましたが、治験のことは放送されませんでした。
小林主任研究員によれば、実は「日本でも臨床実験が始まろうと
している」のだそうです。
している」のだそうです。
❖「楽天」が日本の光免疫療法を推進
意外なことに、IT企業で知らない人はいないほど有名な「楽天」
の三木谷浩史社長が日本国内の光免疫療法を熱心に推進している
のだそうです。
の三木谷浩史社長が日本国内の光免疫療法を熱心に推進している
のだそうです。
楽天は、近赤外線によるがん治療法「光免疫療法」のライセンス
を持ち、光免疫療法の実用化を目指すアメリカのベンチャー企業
「アスピリアン・セラピューテクス Aspyrian Therapeutics,Inc.」
の筆頭株主であり、三木谷浩史社長はこの企業の取締役会長に
就任しています(2017年2月13日発表)。
を持ち、光免疫療法の実用化を目指すアメリカのベンチャー企業
「アスピリアン・セラピューテクス Aspyrian Therapeutics,Inc.」
の筆頭株主であり、三木谷浩史社長はこの企業の取締役会長に
就任しています(2017年2月13日発表)。
その後3月には日本支社を設立したそうです。
三木谷氏は国内企業と合弁でビジネスを展開することも視野に
「事業、データ、ブランドを通じたシナジー効果を生み出していき
たい」と話しているとのこと。
「事業、データ、ブランドを通じたシナジー効果を生み出していき
たい」と話しているとのこと。
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❖日本の治験が始まる時期
その日本支社に小林主任研究員が「無給アドバイザー」として参加
しているので、「少なくとも来年、上手くいけば今年の終わりあたり
から臨床実験が始まると思う」と語っておられました。
さすが三木谷氏、目の付け所が違いますね。
日本の「光免疫療法」が三木谷氏によって推進されるとあれば、
かなりスピーディにことが進むのではないかと期待されます。
しているので、「少なくとも来年、上手くいけば今年の終わりあたり
から臨床実験が始まると思う」と語っておられました。
さすが三木谷氏、目の付け所が違いますね。
日本の「光免疫療法」が三木谷氏によって推進されるとあれば、
かなりスピーディにことが進むのではないかと期待されます。
◆光免疫療法のアメリカでの結果
❖ヒト(人間)に関する臨床実験の結果
小林主任研究員によると、この半年間で臨床実験は順調に進んでいる
とのこと。
とのこと。
現在、ヒトに関しては「頭頸部(とうけいぶ)がん」のみに臨床実験
が行われています。頭頚部がんとは、頭と首のがんのことです。
が行われています。頭頚部がんとは、頭と首のがんのことです。
トマスジェファーソン大学の発表例によると、末期頭頚部がんの患者
7名が臨床実験を受けた結果、
7名が臨床実験を受けた結果、
✱4名は、一ヶ月後には腫瘍がなくなり三ヶ月後には皮膚も回復し、
再発もせずに一年以上生存しています。
再発もせずに一年以上生存しています。
✱1名は現在治療中で生存。
✱1名は、光免疫療法による治療が効きすぎ、がんが消失したことで
血管を守る細胞が無くなったために頸動脈が外に浮き出てしまい、
血管が破れて出血死してしまいました。
血管を守る細胞が無くなったために頸動脈が外に浮き出てしまい、
血管が破れて出血死してしまいました。
✱最後の1名は、骨髄の中までがんが進行していたために治療が出来
なかったと言います。
なかったと言います。
※骨髄の中の治療がまだできないのは1つの問題ですね。
しかし、末期の頭頚部がん患者7名のうち5名が生存していて
もう一人は光免疫療法が効き過ぎた結果、出血死したとは、
すごい結果だと思います。
もう一人は光免疫療法が効き過ぎた結果、出血死したとは、
すごい結果だと思います。
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❖光免疫療法に使用する抗体について
光免疫療法とは、あるがん細胞にだけくっ付いて目印になる抗体と
IR700という色素とを結合させた液体(青色)を静脈注射で体内
にめぐらせると、結合物はそのがん細胞だけにくっつきます。
IR700という色素とを結合させた液体(青色)を静脈注射で体内
にめぐらせると、結合物はそのがん細胞だけにくっつきます。
そこへ近赤外線を当てると、抗体とIR700の結合物がくっついた
がん細胞だけの表面が傷つき、周囲の水分を吸収してふくらみ続け、
約1分で体積が2倍になり破裂してがん細胞だけが死にます。
がん細胞だけの表面が傷つき、周囲の水分を吸収してふくらみ続け、
約1分で体積が2倍になり破裂してがん細胞だけが死にます。
破裂したがん細胞の破片を免疫細胞が食べることにより、がんを
異物と認識して他の生きているがん細胞をも食べ続けるようになる
というのが、光免疫療法の概略です。
異物と認識して他の生きているがん細胞をも食べ続けるようになる
というのが、光免疫療法の概略です。
目印となる抗体は現在ヒトの治験に使用しているのは1種類だけです
が、治療に用いることの出来る抗体は20種類程見つかりました。
が、治療に用いることの出来る抗体は20種類程見つかりました。
このうち10種類の抗体が利用できれば8~9割のがんに適用できると
いうのです。
いうのです。
❖光免疫療法の動物実験について
マウスの実験で光免疫療法が成功したのは、B型リンパ腫と
前立腺がんです。
前立腺がんです。
肺がんと悪性黒色腫は、対応できる抗体がみつかりました。
「大腸がん」「すい臓がん」「悪性黒色腫」「乳がん」などは
大きな動物での臨床実験の準備が進んでいるそうです。
大きな動物での臨床実験の準備が進んでいるそうです。
すべてのがんの臨床試験が終わるまでにはかなり時間がかかり
そうですが、途中で少しずつ薬として実用化になるとのこと。
そうですが、途中で少しずつ薬として実用化になるとのこと。
楽天さんに頑張って欲しいですね。
◆まとめ
光免疫療法の日本の治験はいつごろになるか、アメリカの治験結果
はどうなったかについて調べました。
はどうなったかについて調べました。
その結果、すべてのがんの治験が終わるにはかなりの時間がかかる
ように感じました。
ように感じました。
アメリカのベンチャー企業
「アスピリアン・セラピューテクス Aspyrian Therapeutics,Inc.」
や楽天だけでなく、
「アスピリアン・セラピューテクス Aspyrian Therapeutics,Inc.」
や楽天だけでなく、
他にも多くの企業や、国家も協力して、一日も早く、光免疫療法の
治験を完成させて欲しいものです。
治験を完成させて欲しいものです。
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