2019年4月30日火曜日

ホームエレベーターの設置費用から電気代などのランニングコストまで徹底解説!

勉強の為に転載しました。
https://www.ienakama.com/barrier-free/tips/page/?tid=1610

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エレベーターは保守メンテナンス代もかかります。
地震や停電時に一階まで自動でゆっくり降下する機能付きの
パナソニックの油圧式は安全性は高い様です。中に閉じ込め
られる心配が無い方が良いですね。

計算機と見積もり表
日々の移動や荷物の運搬などに便利なホームエレベーター。
ホームエレベーターには興味があるけれど、結局費用はどれくらいかかるの?という疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回はホームエレベーターにかかる費用を徹底的に調べてみました。
設置にかかる費用から電気代などのランニング費用まで、どれくらいかかるのか気になるところをお伝えしていきます。
目次  ]

1.ホームエレベーター設置時にかかる費用

まずかかってくるのがホームエレベーターの設置時にかかる費用です。
大きく分けると以下のようになります。
・ホームエレベーターの本体価格と設置工事費用
・申請費用
・その他:自立鉄塔
順に見ていきましょう。

ホームエレベーターの本体価格と設置工事費用

ホームエレベーター
ホームエレベーターの本体価格はメーカーの希望小売り価格を参照にしました。
価格には設置工事費用も含まれています。
まず、設置する建物の構造は木造か鉄骨・RCなのか、エレベーターは油圧式かロープ式なのか、という2点で大まかに区別されます。
順に見ていきましょう。
【建物の構造】
・木造
土台、柱、梁、桁などの主要構造部材が木材で作られている建物の事を指します。
今の民家の多くは木造となっています。
・鉄骨・RC
主要構造部材が鉄骨や鉄筋コンクリートで作られている建物の事を指します。
10階以上など強度が必要な建物に見られる造りです。
【エレベーターの種類】
・油圧式
エレベータールームを下からジャッキで直接支えて作動油の圧力を制御して昇降させる方式。
・ロープ式
ドラム型の巻き取り装置でワイヤーロープを巻き取り、巻き戻したりしてエレベータールームを昇降させる方式。

建物とエレベーターの種類別費用目安

建物とエレベーターの種類別費用目安グラフ
木造/油圧式 274万円~474万円
木造/ロープ式 303万円~433万円
鉄骨・RC/油圧式 270万円~459万円
鉄骨・RC/ロープ式 293万円~413万円
油圧式の方が費用帯に幅があることが分かります。
また木造と鉄骨・RCでの費用の差はそれほどないことも見て取ることが出来ます。

申請費用

申請書を提出する女性のイラスト
エレベーターを式に設置する場合には、エレベーター設置の確認申請を提出する必要があります。
また増改築工事で増改築部分が10㎡を超える場合や、防火地域に建物がある場合は建物の確認申請も必要になってきます。
これらの設計や現地調査も含めて10万円前後を計上しておきましょう。
エレベーター設置のための各種申請費用:10万円前後

その他:自立鉄塔

自立鉄塔の構造図
エレベーターの設置にはある程度の強度が必要ですが、強度がなくても設置する方法があります。
それがエレベーターの自立鉄塔を利用する方法です。
建物の調査の結果、強度が足りないことが判明した場合にはこの自立鉄塔を利用します。
費用はエレベーターの価格に追加して50~100万円程になります。
自立鉄塔の費用:50~100万円

2.ホームエレベーターのランニングコスト

ホームエレベーターを設置した後は電気代などの維持費が月々かかってきます。
項目ごとに分けてどれほどの費用が掛かるのか調べてみました。
・電気代
・法定点検
・メンテナンス契約
・固定資産税の上昇
・油圧式のオイル交換代

電気代

電気料金の明細書
エレベーターを利用し始めるとまずは気になってくるのが電気代ではないでしょうか。
意外にもエレベーターの電気代はそれほど高くはなく、月440円~610円ほどという試算が出ています。
年に換算すると5280円~7320円なので、これくらいであればあまり気にせず利用することが出来そうです。
エレベーターにかかる年間の電気代:5280円~7320円程

法定点検

工事業者のイラスト
エレベーターを設置すると所有者は定期点検を受ける義務が生じます(建築基準法第12条の3項)
これらの定期点検は法律を遵守する為だけでなく、エレベーターの安全を守るためにも必要なことと言えます。
費用は4~7万円が相場となります。
※一般的にメンテナンス契約をすると法定点検(定期点検)が含まれます。
法定点検の費用:4~7万円

メンテナンス契約

契約を交わしている二人のイラスト
エレベーターにもしものことが発生した場合に備えメンテナンス契約を結ぶケースは多いです。
年1~2回の保守点検に加え、故障時や緊急時の救出、バッテリーの交換などを行ってもらえます。
何かあった時にその都度対応していくと、結果的に出費が多くなることもありますので、初めからメンテナンス契約を結ぶことがお勧めです。
※メンテナンス契約をしていても、一般的に修理にかかる部品代や作業料は別途かかります。
メンテナンス契約:年43,000~59,000円

固定資産税の上昇

いろいろなお金(貨幣)
毎年収める固定資産税は土地や建物の評価額によって値が異なってきます。
エレベーターを建物に設置すると評価額が上がるため、固定資産税も上昇します。
上昇額は条件によりますが、設置の有無で固定資産税は2万円程度異なってくると言われています。
見逃しがちですが、この辺りもしっかりと検討の条件に入れておくと良いでしょう。
固定資産税の上昇:約2万円程度

油圧式のオイル交換代

油を垂らしているところ
エレベーターが油圧式の場合は定期的なオイル交換が必要となってきます。
オイルは5年ごとに交換で5万円程かかります。
油圧式のオイル交換:5年ごとに5万円

費用のまとめ

計算機
エレベーターは初期費用だけではなく、ランニングコストもそれなりにかかってくることが分かりました。
まとめると大体下記の費用が目安として必要となってきます。
【初期費用】
ホームエレベーターの本体価格と設置工事費用:270万円~474万円
エレベーター設置のための各種申請費用:10万円前後
自立鉄塔の費用:50~100万円
【ランニングコスト】
エレベーターにかかる年間の電気代:5,280円~7,320円程
メンテナンス契約:年43,000円~59,000円
固定資産税の上昇:20,000円程度
油圧式のオイル交換:5年ごとに50,000
※併用住宅などに設置のものは、定期検査報告を特定行政庁に提出が必要な場合があります。その際メンテナンス費用の他に報告手数料(約3,000円程度)が必要となります。
【まとめ】
初期費用:3,300,000円~5,840,000円
ランニングコスト(1年辺り):78,280円~96,320円
安いとは言えない価格なので、初めにしっかりと予算を検討しましょう。
特にメンテナンス契約などの部分はどれくらいかかるのかを事前に明確にしておくことが大切です。
また故障などで部品の交換が必要となると追加の費用も掛かってきますので、予算には余裕をもたせておくことをお勧めします。

ホームエレベーターの耐用年数は25~30年

ホームエレベーターを利用中の女性
ホームエレベーターは半永久的に使えるわけではなく、25~30年程経過すると撤去して新しいものの設置を薦められます。
その際にはエレベーターの新設費用に加えて撤去費用も掛かってきます。
将来を見越して、どのくらいの期間利用することになるのかを考えながら導入する時期や予算を検討していくと良いでしょう。

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住宅と夫婦
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