2023年3月31日金曜日
IntelがAppleのようにGB単位のメモリーをCPUパッケージ内に統合する可能性はありますか?
それをやると性能が上がる反面、CPUのコストがクソ高くなってしまいます。その代りキャッシュを増やす方向でがんばってますね。AMDも同様です。
CPUにメインメモリを内蔵するとですね、編成が限られるんですよ。8GBを内蔵したとしましょう。追加のメモリは当然CPU内部のものよりも遅くなります。クソ速い内部メモリと外付けメモリの差を埋めるメモリコントローラーも必要となります。そんなめんどくさいことするぐらいだったら内蔵の8GBでええやん外付けなんてしなくてええやんてなります。そうしてメインメモリアクセスはクソ速いけど8GBしかない国連憲章無視のパソコンが出来上がります。Windowsで使う限り8GBなんて基本的人権がありませんからね。じゃあ16GB内蔵させましょうかとなりますが、もうそうなるとお値段が高いOF高いになってしまいます。その性能に見合うだけの価格であれば良いのですが・・・おそらくそうしないのは価格に見合うだけの性能が出せないからでしょう。AMDの3DVキャッシュ搭載の最新CPUも全てのコアに3DVキャッシュ乗せてません。これはキャッシュが熱に弱くCPUコアがブリバリ高性能を発揮している高温状態だとキャッシュメモリがついていけないためです。そのため高クロックが必要なコアには3DVキャッシュを乗せてません。もちろん全載せのCPUも試作したのでしょうが、掛けたコストの割に性能が上がら
… (もっと読む)Intelだと高いだけのAtomになりそうで嫌です。
メモリを内蔵しないメリットというのは、そこに選択の自由があるってことなのです。内蔵ということは、つまりメモリサイズを強要されるわけですね。サーバーやワークステーション的な使い方をするために更に増やして強化することも、減らしてコストダウンすることもできなくなるのを意味します。
内蔵のメリットは、強制的にメモリも自社製品で買わせられるので、自社の利益が増やせるってとこでしょう。一応、ゲーム用SoCみたくCPU、GPU、メモリが直接繋がるから高速化につながるという技術的なメリットもあるかもしれませんが、それは用途を限定できるからこその一体化なわけでして。
それこそドングルPCみたく、サイネージやシンクライアント専用というように用途が定まっていればSoCは生きてくるし、安く作っても何とか流通します。しかし、汎用的に使われるPCでのメモリ容量固定っていうのは、M相手に商売しないと売れないと思います。