2023年3月16日木曜日

【静音大容量PC電源】Corsair HX1200

https://chimolog.co/bto-best-psu/#Corsair_HX1200


大型ですが・・・大容量モデルで優れた静音性

CORSAIR / 容量:1200 W / 効率:80 PLUS Platinum / 静音:Cybenetics A(20~25 dB) / 製造元:CWT / 保証:10年
「Corsair HX1200」のスペック
設計CWT
容量1200 W
効率
  • 80 PLUS Platinum
  • ETA Platinum(89~91%)
静音Lambda A(20~25 dB)
ケーブルフルプラグイン
保護
  • OVP(過電圧保護)
  • UVP(低電圧保護)
  • OPP(過電力保護)
  • OTP(過熱保護)
  • OCP(過電流保護)
  • SCP(短絡保護)
ファン
  • 135 mm
  • FDB(流体動圧軸受)
セミファンレス対応(温度制御)
サイズ150 x 86 x 200 mm
規格ATX12V v2.4 / EPS v2.92
保証10年
参考価格32800 円($ 294.99)

2017年発売(5年前)の電源ユニットにもかかわらず、「Corsair HX1200」の価格と性能は現行モデルに対して十分な優位性を保っています。

比較的新しいXPG CYBERCOREのようなスマートさは持ち合わせていませんが、HX1200の性能は依然として高いです。コンデンサを埋め込んだ太いケーブルのおかげでリップル電圧が非常に低く、135 mm FDBファンでトップクラスの静音性です。

ではHX1200のハイレベルな基本性能を確認します。効率認証は80 PLUS PlatinumおよびETA Platinum(平均89.8%)を、静音認証はLambda A(平均22.6 dB)を取得しています。

負荷率20~60%(240~720 W)まで91%以上の効率、80%(960 W)まで90%以上の変換効率です。発熱が少なく、冷却ファンはなかなか回りません。

若干しきい値が高く設定された温度制御により、HX1200は負荷率50%(600 W)までファンが回らないです。並のミドル~ハイエンドスペック程度では、無音に近い静音性が可能です。

内部設計は大出力に適したフルブリッジLLC構成で、1次側コンデンサに日本メーカー品(ケミコン等)、2次側コンデンサも日本メーカー(日本ケミコン等)をふんだんに使っています。

高効率、静音性、日本メーカーコンデンサ採用。すぐれた性能と構成を持ちながら、価格は3万円台と比較的リーズナブル。大容量で静かな電源ユニットを選ぶならHX1200を推せます。

なお、HX1200の弱点は奥行き200 mmの巨大さと、取り回しの悪い太くて硬いケーブル類(※リップル抑制のためにコンデンサを内蔵)です。

PCケースに電源ユニットが入るかどうか、裏配線スペースに余裕があるかどうか、事前にPCケースの仕様をよく調べる必要があります。

やかもち
「HX1200」の後継モデルがなかなか出ない理由がよく分かりました。今でも十分に競争力ある性能を提供できており、わざわざ新モデルを出す必要がないからです。

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