本日は、勝手に始まりました「知っておきたいプロボックス雑学」のお時間がやってきました。

筆者的にはいつまでネタが続くか不安なところですが。まあ裏話的なホンネも含めて公開できればと思いますのでご期待ください。

 

っという事で初回はプロボックスの駆動方式に関して。

皆様ご存知の通り、プロボックスには50系、160系とある中で2WD4WDとが存在します。

2WDに関してはそのままの2輪駆動、FF(前輪駆動)となります。

そして4WDFFベースの4輪駆動となります。

プロボックスカスタム4WD
プロボックスカスタム4WD

ここからが、本日の本題です。

上に述べた4WDですが、一口で言うと4つのタイヤに駆動する働きの車のことを指します。

っが、4WDの駆動方式にはいろいろな種類がありますので、大きく分けて以下の3つでご説明します。

 

1・フルタイム4WD→いつでもどこでも4WD(ランクル80、ランクル95プラドなど)

2・パートタイム4WD→スイッチやレバーなどで任意に2WD→4WDを切り替えられる駆動システム(ランクル70、ランクル78プラド、ジムニーなど)

 3・スタンバイ4WD→通常はFF駆動(FRの場合もあり)ですが、滑りやすい路面なので前後輪に回転差が生じると、その回転速度の差に応じた最適なトルクを後輪へも配分され4WD化させるシステム。(今どきの乗用タイプ車両の4WDはこれ)

※余談ですが、近年のスタインバイ4WDシステムは電子制御の進歩のおかげで様々な種類が存在します。この4WDシステムは各メーカーによっていろいろな名称があるうえ、トルク配分される状況や各車輪への配分パターンの違いなど多くの機能を持っております。これはSUV車が悪路を走破することだけではなく、一般的な乗用車がどのような環境下でも安全に走行できることや、スポーツカーが少しでも速く走るために開発が進んだ機能でもあるといえます。

 

プロボックスの場合は3のスタンバイ4WD方式が採用されており、トヨタ社での正式名称は「Vフレックスフルタイム4WD」となります。

プロボックスカスタム4WD
プロボックスカスタム4WD

前輪から後輪をつなぐプロペラシャフトの間に「ビスカスカップリング」という装置が組み込まれており、その装置内には粘液と無数の金属板が密封されています。

前輪が滑るなど前後輪の回転差をセンサーが察知すると、まずはこの粘液を通じてじんわりと後輪にトルク伝達されます。さらにその回転差が大きくなると液体が膨張して金属板を押し付けて直結率を高めます。よって、前輪が滑らないと4WDにならないと理解しておいてもらったほうが良いかと思いますし、反応もそう遅いわけではありませんが高性能ではないこともご理解ください。

この方式は現在ではプロボックスなど一部のみの採用です。本来営業車というコスト重視の車両であり、悪路走破を重要視したコンセプトではないことも含まれますが、皆様のアウトドアの相棒として活躍してもらうには十分な4WD性能かと思います。

プロボックスカスタム4WD
プロボックスカスタム4WD

 

最後に・・・

 

4WDだからと言って過信は絶対に禁物です! 

危険地帯

No.1 砂浜 → マットタイヤだから大丈夫!?いやいや100%ハマりますよ。立ち入り禁止です!!!

No.2 深雪 → 車体の腹を擦ったらアウトです!亀さん状態になる前に引き返しましょう。

No.3 深さ不明の水たまり → 特に轍のある水たまりにはご注意を!憶測で突っ込むのは止めましょう!

 

以上よろしくお願い致します。