https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/16272/?n_cid=nbpnxt_mled_chm
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/16272/?n_cid=nbpnxt_mled_chm
ソフトバンクは2023年11月10日、富士通製の次世代光伝送装置「1FINITY Ultra Optical System T900」などを用いた通信ネットワーク「All optical network」を同年10月26日までに構築したと発表した。ソフトバンクは今回の光伝送システムを活用し、今後のデータ通信の需要増に応えるネットワークの構築とカーボンニュートラルの双方を目指すとしている。
ソフトバンクのIPルーターに、富士通がソフトバンクの要件に合わせて新規開発した「1FINITY L211」を接続し、光伝送システム内で光電変換を実施せずに通信できる。これにより、従来比で最大90%の消費電力を削減できたという。
従来設備との接続部分では、光伝送システムに水冷トランスポンダー(送受信機)技術を採用した。これにより冷却効率を高め、ソフトバンクが従来利用している機器よりも消費電力を約半分にできたと説明する。通信性能も向上させており、1対の光ファイバーを用いて従来の約2倍となる最大48.8Tbpsを実現しているという。
ソフトバンクは今回のAll optical networkについて、「5Gを含むネットワークのバックボーン部分に導入している。現時点で全面稼働しているわけではないが、順次運用を始めている」(ソフトバンク広報)とする。光伝送装置を設置した拠点数や台数については「公表できない」(同)としている。
0 コメント:
コメントを投稿