2023/11/4(土) 9:10 Yahoo!ニュース 163 結婚式でひと言求められた(写真はイメージ)【写真:写真AC】 結婚式に出席したらとっさにマイクを振られて……。そんなとき、あなたはどうしますか? ネット上では突然の指名にもかかわらず、夫がユーモアあふれるスピーチで会場を爆笑させたという投稿が話題になりました。投稿したのはカナダに住むえまたま(@tamaruema)さん。いったい、何が起きたのでしょうか。 【写真】爆笑を誘ったカナダ人夫のスピーチ…えまたまさん「原文はコチラ」 ◇ ◇ ◇ 事前の段取りなし 「『幸せな結婚』のアドバイスを求められてる!!」 「夫婦で参列した友人結婚式。披露宴がもりあがる中、突然私たちにマイクが向けられた。なぜか『幸せな結婚』のアドバイスを求められてる!!」 えまたまさんの投稿は、結婚式の一場面から始まります。通常スピーチなどは、事前にゲストに伝えておくものですが、そうした段取りはありませんでした。 でも、大勢の視線が向けられ、何か話さなくてはならない状況です。どうしようか迷っていると、隣の夫が立ち上がりました。 「何のためらいもなくスッと立ち、話し始めた夫」 えまたまさんは夫を見つめ、耳を傾けました。 夫は言いました。 「夫婦円満には2つルールがある。ルールNo.1 妻がいつも正しい」 会場はたちまち笑いに包まれます。 そして、続けます。 「ルールNo.2は…『妻が間違っていると思ったら自分をひっぱたいてルール1をもう一度読め』」 ユーモアあふれる夫のジョークに、会場はさらに盛り上がりました。 カナダに住んで6年になるというえまたまさん。当時は結婚2年目で、日本とカナダの文化の違いに不慣れな時期だったと言います。 「日本の結婚式だったら突然質問されてアドリブで答えるっていうことはめったにないと思うので、ちょっとカルチャーショックでした(笑)」と、振り返ります。 結婚式が終わり、夫にスピーチについて聞くと、「どこかで聞いたことがあって覚えていたそうですが、そこまで有名なジョークかというとそうでもないみたいです」とのこと。とはいえ、検索すると同じような文面が出てきたり、そのジョークをプリントしたTシャツも存在するなど、定番のあいさつだったようです。 会場の空気を読んで、瞬時に対応した夫を見て、えまたまさんはどんな気持ちになったのでしょうか。 「夫スゴいなって改めてほれ直した瞬間でした! 私は頭が真っ白になって何も言えないタイプなのでちょっと焦ってたのですが、夫がノリノリでスピーチし始めてくれてホッとしました。会場を盛り上げながらも、わたしへの愛が伝わるスピーチですごく温かい気持ちになりました」 確かにジョークの中にも妻への気持ちがしっかりと伝わる内容ですね。 日本と異なるカナダの結婚式 「夜中になっても終わる気配がなかった」 カナダの公園で見かけた新郎&新婦【写真提供:えまたま(@tamaruema)さん】 もともとカナダの結婚式は、日本とは異なる点が多いと話します。 「カナダの結婚式は手作り感満載なウェディングが多くて、私たちの結婚式もほとんど自分たちと友達で協力して作り上げたものです。自分たちで挙式をする教会を探し、牧師さんにも個人的にお願いし、ブライダルコーディネーターも披露宴の司会もDJも全部友人や家族が担当してくれました。大変すぎて二度とやりたくないですが、今となってはすごくいい思い出です」 日本では結婚式場にすべてを任せることが多いです。 「一番違うなと思ったのは、朝(10時~)に教会で挙式をして、みんなカジュアル目な格好(普通のワンピースとか)で集まります。その後、いったん解散して、夜7時くらいからロングドレスなどに着替えて披露宴になるケースが多いです。私のときもそうでした。しかも挙式とは全然違うロケーション(車で30分くらい離れているところ)だったので、それも日本と違うなと感じました。挙式から披露宴の間に何をするかというと、新郎新婦とブライダルパーティー(ベストマンやブライズメイド)が写真撮影をするというパターンが多いです」 一方で、共通点もあるそうです。 「余興に関してはすごく似ている気がしました。私たちのケースでは、日本から来てくれた友達が歌を歌ってくれたり、夫の友人が企画したクイズ大会をしたりしました」 ただ、披露宴はエンドレスだと言います。 「驚いたのは、結婚式が全然終わらないことです。お食事と余興、新郎新婦のスピーチなどが一通り終わると、会場がダンスパーティーになるのですが、それが夜中になっても終わる気配がなかったです。さすがに夜中12時を過ぎたらめちゃめちゃ疲れました。どうやって終わったのか記憶がありません(笑)」 カナダと日本の意外な共通点は「Sorry」 お人よしが多い? カナダのパンプキン畑。ここで毎年ハロウィーン用の“パンプキン狩り”をしている【写真提供:えまたま(@tamaruema)さん】 カナダと言えば、日本にとってもなじみ深い国です。移住して気づいたことはほかにもあるのでしょうか。 「カナダは、日本のきっちりさや便利さとは程遠く、宅配便や業者は時間どおりに来たことないですし(そもそも時間指定ないことが多い)全体的にゆるーくて、働く人にとってはすごくホワイトな国だと思います! バスの運転手さんが業務中に途中で止まってコーヒーショップに寄ったりとか、警察官や消防士さんもスタバで休憩している姿をよく見かけます。カナダと日本が似てると思うのは、『Sorry』とよく言う点です。日本ほどではないですが、アメリカからは『カナダって謝りすぎ』と思われてるほど、お人よしな人が多い印象です」と、語ってくれました。 投稿は大きな反響を呼び、共感の声も相次ぎました。 えまたまさんは、「私自身このジョークに爆笑したので、それを多くのみなさんが共感してくださってとってもうれしかったです。この投稿で多くの方にリプライや引用をしていただきました。『核心をついたジョーク』『夫に見せたい』『拡大コピーして貼っておきたい』という女性からの喜びの声や、1回結婚を失敗された男性の『これをあの時気づいていれば…』という後悔の声までいろいろな反響をいただき、ありがたかったです」と、結びました。 Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム
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