https://otokoubouz.com/z800/fw168hr.html
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https://otokoubouz.com/z1/livorno.html
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こちらのブログは音工房様から転載させて頂きました。
㈱エーオンにて、音工房さんの様なスピーカーや38cmや38cmダブルウーファーや46cmウーファー+四角いホーンや丸いラッパのホーンやB&Wの様なラグビーボールの様なスコーカーと40kHz対応スーパーツィーターも搭載など思考中で御座います。トールボーイスピーカーやサブウーファーや建設会社と工務店もハイブリッドに経営して駅デパートからビルディングやタワーマンションやアパートやIMAXや4DXも含む、シアタールーム付き一戸建て注文住宅の工務店なども手掛けたいですね。妄想として大塚家具やニトリも買収して、それぞれお店の中で、PC+USB−DAC+アンプ+スピーカーでオーディオのデモンストレーション販売も行ない、大塚家具でハイエンドのオーディオと高級家具の高級品のみを扱い高級路線を維持。ニトリで普及価格帯の家具とPCと周辺機器とオーディオのデモとシアタールーム付き一戸建て注文住宅の公務員とビルディングやマンションなどの建設依頼やリフォーム依頼や外壁塗装依頼なども承りまり致します。 イエローハットとオートバックスで自動車とバイクの販売と貿易も手掛けたい。
㈱エーオン
https://aon.co.jp
https://aon.tokyo
ハイエンドの「音」を追求するスピーカー専門工房
Z800-FW168HR(S)
- ■2011年の販売開始以来合計で1528セットの販売実績のあるマルチウエイの最上位機種になります。キット版と完成品版(S)がございます。
- ■完成品版は点音源を追求したリニアフェイズバフルで、ウォールナットの集成材を削り出しで製作しております。完成品版のみオプションで最高級ムンドルフネットワークをご選択いただけます。
- ■キットは万が一音出しができなかった場合、有料になりますが、弊社にキットをお送りいただいてネットワークの接続を確認し、音が正常に出る状態にして返送するサービスを開始しました(※条件がございますので詳しくは特典をご覧ください)
- ■キットのエンクロージャーの製作失敗に対応!製作に失敗された方にキット木部のみを安価に提供するサービスをスタートいたしました。
- ■Z505-Trento(S)と合わせて3way化が可能です。
- ■1年に2回ほど生産いたしております。在庫がない場合、リンク先の「再販売お知らせ」にご登録いただくと再販売時にメールでご連絡差し上げます。
- ■ご購入の際に追加オプションを選択できます。▼ オプションを見る
- ■1年に1,2回不定期生産いたしております。在庫がない場合、リンク先の「再販売お知らせ」にご登録いただくと再販売時にメールでご連絡差し上げます。
- ■ご購入の際に追加オプションを選択できます。▼ オプションを見る
音工房Zのフラッグシップ
Z800-FW168HR 開発経緯1
2WAYのスピーカーに使うユニットは随分前から決めていましたが、いざ販売するという段階になって大きな迷いが生じてしまいました。
数百万円のハイエンドに利用されているSPユニットが10万円程度で買えるのを考えれば格安を通り越して格安なのですが、「スピーカーキット」で全部で10万円を超えるとなるとかなり高額な部類にはいりますので、どれだけニーズがあるのか心配だったのです。
音に関しては一切の迷いはありませんでした。
恐らく日本で販売されている単品ユニットの中でハイエンドと言われているものはさほど多くはないと思いますが、Z800-FW168HRに搭載する2つのユニットFW168HRとT250Dは間違いなくハイエンドと呼ぶにふさわしいユニットであると確信を持っているからです。
この2つのユニットに関しては後で詳しく解説しますが、「ブログハイエンド自作スピーカー」の石田氏が利用されていて、 実際に音も聞き、完璧でした。 定価460万のハイエンドスピーカーAudiomachinaのPURE System MK2にも採用されています。
ツィーターはFOSTEXのG2000という定価ペア130万のハイエンドスピーカーに使われているツィーターとほぼ同等品というT25RDという商品が一時限定販売されましが、音の違いはブラインドではT250Dとわかりませんでした。 ( 実際使われているマグネシウムの口径や外観はほとんど同じです。)
性能には絶対の自信があったものの、キットという形式での価格面でどんな反応があるか見えない中での発売となったわけです。 しかし、蓋を開けてみますと「Z800-FW168HR」は2012年から2017年までに1000ペアを越す大ヒット&ロングセラー商品となりました。
商品は購入せず、この文章を最後まで読む だけでも2つのスピーカーユニット(FW168HRとT250D)についての使いこなしのノウハウが相当書かれていますので、自作でハイエンドをと考えている方は最後まで読むだけでも十分に価値があると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
開発経緯2
名称の由来とスピーカーユニットについて
このスピーカーの名称はZ800-FW168HRですが、実はツィーターの名称をとってZ800-T250Dにするべきかかなり迷いました。 と申しますのは私がこのスピーカーを作りたいと思った部分はオーディオマシーナーに採用されたウーファー部分より、むしろ純マグネシウムツィーターT250Dにあったからです。
このT250Dは99.9%マグネシウム(純マグネシウム)の振動板でできたツィーターで、音は金属振動板にありがちなピーキーさが全くないというだけではなく、解像度が馬鹿高いことが最大の特徴です。
オーディオファンの方であればご存知かと思いますが、現在金属系のツィーターとしてハイエンドスピーカーに採用されるのは純マグネシウムかベリリウムを採用するメーカーが多く、有名どころではJBLのPROJECT EVEREST DD65000(片ch300万!)のツィーターにも純マグネシウムが採用されています。
そしてこれはネットワーク調整にもよりますが音圧を上げても必ずといっていいほどでてくる金属系ツィーターの癖がでてこないので、どんどん音圧をあげていってしまいたくなるそんなツィーターです。 私は文章を書くプロではありませんので、なかなか上手くこのツィーターの音を表現する形容詞が見つかりませんがとにかく音が良いのです。 T250Dの写真をご覧ください。前面よりも背面のが豪華(笑)ですね。
フルレンジ1発のようなエネルギッシュなウーファー「FW168HR」 はFW168HPの後続のウーファーになります。
ウーファー自体の特徴は振動板自体が重くないのでフルレンジのように高能率で音が前にポーンと飛び出してくるような抜群のスピード感とダンピングの効いた低音が特徴です。 (同じFOSTEXの16センチのウーファーFW168N と比較すると振動板の重さを示すm0は半分ぐらいです。)
ちなみに168HRのコーン紙の螺旋状の形状は振動板の重さを軽くすると剛性が保てなくなるので、このような複雑な形をしています (分割振動を抑える効果もある)。単純にローエンドを伸ばしたいのであれば他の選択肢もありましたが、今回は2wayでありながらフルレンジ1発のようなエネルギッシュな鳴りかた、そして定位感を実現するためにFW168HRを採用しました。
開発経緯3
【試作箱1】初音出しの印象
1つめに試作したスピーカーエンクロージャーは標準箱より容積を大きくとり、ポートも取り外して後々調整できるようにしました。
ネットワークはめちゃくちゃ大事なのがわかっていましたから、後々調整できるような基板を作りました。はじめにセットしたのはぼFOSTEXの推奨値に近い値です。アッテネーターはつけずに固定抵抗で調整する方式にしました。
今回はネットワークに最も時間を費やされるのが予想されましたので、必要なネットワークパーツを奮発して主要な値のコイル・コンデンサ・固定抵抗は全て買い揃えてしまいました。
とりあえず10時間ぐらいはエージングをしないと本領発揮できないのはいつものことなのですが、そんなのお構いなしでまずは初音出しのファーストインプレッションを書いておきます。
ローエンドは40hzぐらいまでフルレンジに近いスピード感ある軽快な低音に加え、高域の分解能高すぎ!! ネットワークが適当ですし、吸音材もこの時点で入れてません。
エージングもまだまだです。高域のレベルが高く全くバランスがとれていないのですが、ユニットのポテンシャルの高さには久々に衝撃を受けました。
この時点では調整がまだまだですから、さすがにボーカル系などはこれまでに作ったフルレンジの方が綺麗に感じたものもありましたが、クラシックソースに関してはフルレンジ1発では難しい音をきっちり分解して表現してくれていました。
「詰めていけば相当凄いことになる」 これが初日の感想です。
開発経緯4
効果的な短時間エージング
音を良くするにはお金も時間もかかる場合が多いですが、ほとんどノーコストで音が良くなる最も楽しい時間はユニットの鳴らしはじめのエージングタイムです。
といっても私の場合はスピーカー設計が一つの仕事ですので時間を少しでも短縮して早く最初の堅い音を脱したいという気持があります。ここが終わらないと正確な音決めが難しくなるからです。
今回はZのメルマガ読者様で測定のプロフェッショナルであるI様が教えてくれた短時間で、煩くない(周りに迷惑をかけない)素晴らしい方法で僅か1週間で100時間近いエージングをいっきにかけました。
方法は写真のようにスピーカーをユニットで向かい合わせにして、スピーカーを逆相接続でピンクノイズをかけます。 この時点で低域から中低域はいっきに音圧が低下してくれますので、1日中低周波を浴びることから逃れることができます。
これで高域レベルもかなり落ちてくれます。 アンプのボリュームを11時ぐらいまで上げていっても音はそれほど煩くありません。振動板がバクバクに動いているのが分かります。 ※スピーカーユニットに結構負荷のかかる方法ですので真似される場合は自己責任のもとお願いします。
100時間後のエージングの音は… ウーファーのエッジ・ダンパーがこなれて動きが良くなったのか低域の解像度が上がるとともに、すでに鳴らし初めから感動していたツィーターの高域もさらに音に磨きがかかりました。
開発経緯5
新ネットワーク基板&試行錯誤を重ねた調整作業
恐らく現時点で高域の量感だけ絞ってやれば、市販の30万クラスとは十分いい勝負ができると思います。
しかし、450万のスピーカーに採用されているウーファーですから、そのレベルまで目指してやらなければこのハイエンドユニットに対して失礼というものです。
エージングが一段落した段階で本格的なネットワーク調整、吸音材調整、ポートの量感調整に移ろうと思ったのですが、最初に作ったネットワークの基板ではあまりにもやりにくかったので、新たに基板をもうひとつ作りました。 この基板を使っていけば短時間に様々なネットワークの組み合わせを試すことができると考えたのです。
組み合わせは無限にありますがウーファーとツィーターのクロスをどこにとるか、そしてどのように接続させるかは非常に大事です。
これはF特の測定も大事ですがほとんど耳を使ってやらなければならない非常に根気のいる作業です。
ウーファーはスルー、6db/octネットワーク、12db/octネットワークの3パターンを 800hz~5khzぐらいまで、ツィーターはスルーは無理ですから6db落と12db落ちの2 パターンを1khz~5khzまでの細かい組み合わせをひたすら取り替えながら複数のソースを聴きこんでいきました。
視聴2日目にして高域を固定抵抗で調整することがあまりに面倒になってしまい、可変抵抗式のアッテネーターに変更。高域の調整が楽になりました。そこから丸3 日間ネットワーク漬けの日々を送りました(疲)
T250Dの高域は非常に綺麗で解像度が高いのでどんどんクロスを下げたくなるのですが、800hzぐらいまで下げると定位感と解像度が最高潮に達しましたが、あまりにボーカルのラインが細くなりすぎて限界でした。 (説明書では1.5kまでと書かれているのであまりツィーターには良くありません。)
上は上げすぎてしまうとほとんど美味しい帯域が削られてしまうので、ただ聴きやすいだけのスピーカーになってしまいます。 このスピーカーはその中間にクロスを持ってくることになりますが、今回のチューニングはこのツィーターを軸に考えてウーファーを決めると楽だと思います。
ウーファーはちょうどFW168NとFW168EΣの中間のようなウーファーでどちらかと言うとフルレンジよりです。ウーファースルーで高域のクロスを上げてやると(JBLの4312のような使い方です)鳴りっぷりの良いスピーカーになりますが、これはちょっとツィーターが可哀想というか勿体無い感じでした。
この時点までに得られた箱・ポート定数・ネットワーク定数でも相当なレベルにある自信はありました。けれど、さらに細部にわたるまで完璧なレベルにまで今回は持って行きたかったのです。
開発経緯6
「手作りスピーカー研究会」小玉邸での視聴
完璧を目指すために自作sp界では超有名なお二方(過去に軽く100台以上スピーカーを自作されている) の部屋にスピーカーを持ち込んで最後のダメだし・調整にご協力いただきました。
まずは、手作りスピーカー研究会の小玉さん(ネットでは「ko球さん」というペンネーム)の家にスピーカーを持ち込んでテストさせていただきました。 小玉さんのリスニングルームは木造の2階だての2階部分です。
部屋の広さ的には一般的な視聴環境に近いでしょう。音圧も大爆音とまではいかなくても結構音を上げられるのでSPのテストには私の家より良い環境です。
小玉さんは主に小口径のフルレンジでのスピーカーを使ったシステムを長年研究されていて、特にフルレンジの吸音処理にかんしての知識と経験は半端ではありません。
私が調整したスピーカーをまず聞いて小玉さんが発した第一声は驚くものでした。
「非常に音が良いウーファーだね!!」
何故驚いたかというと小玉さんはフルレンジ好きで、ウーファーに良い評価を与えることはこれまでめったになかったからです。
私がセッティングしていったバスレフポートの長さで低域の量感はほぼOKか、ちょっと多いぐらいのご感想。FW168HRはHPに比べると低域の量感は稼ぎやすいのである程度箱は大きくした方が後々のチューニングは楽だという印象でした。
朝から調整の半分ぐらいはネットワークと測定に費やしたのですが、800hzから5khzまでのクロス位置の変更と、クロスのスロープ(スルー、6db、12db)と自作した調整板で徹底的に音をつめていきました。
このネットワークの調整は最も骨の折れる作業でした。 詳しくは特別レポートの中で述べさせて頂きますが、クロスについては各人の視聴スタイルに合わせていける方法も発見できましたし、簡素なネットワークでよりフルレンジの鳴り方に近いネットワークも発見できました。
ある程度音が定まった段階で吸音処理に移ります。吸音材は2種類の吸音材を組み合わせて最適な吸音を聴感で追い込みました。
今回は「ハイエンドの音」が一つのテーマでありますので、極力箱からの癖と付帯音が少なく品位の高い音を目指すために、吸音材はいつもより多めの設定にしました。
この吸音材は素材も大事ですが、セットする位置というのが結構大事なんですね。ここは小玉さんから頂戴したノウハウをZ800-FW168HRに思いきり投入させていただいた部分です。 小玉さんの家でのチューニングを経て音質はさらにワンランク上の品位の高いものに生まれ変わりました。
試聴レビュー
”超が付くほど高性能なユニットが自作パーツとして手に入り、しかももうすぐ大山さんによる確かな設計の箱に組み込めるわけですから、これは期待大ですよね!!”
本日は、音工房Zの大山さんの試作調整中のSPを聴くことができました!ユニットは、FostexのT250D(ツィーター)と、FW168HR(ウーハー)。
箱の方式はバスレフ型。 皆さんはもう、両ユニットの能力はご存知ですよね。販売価格を遥かに超えた高いポテンシャル。超高級SPに搭載されても不思議ではない程の高音質…。
現在大山さんは、そんな両ユニットの高性能ぶりを最大限に活かすべく、箱の設計からネットワーク調整、吸音処理等を、何度も繰り返し行っているわけです。
本日は、その延長になるのですが、朝10時過ぎから夕方5時くらいまで、ネットワークの数パターンの聴き比べ→吸音処理→再度ネットワークの聴き比べという工程を繰り返し行いました。
私の意向で、昼食はレトルトカレーで済ませてもらい、短い時間を有効に使いましたが、やはり音決めは簡単ではありませんでした。
何故ならユニットが良いだけに、こちらも望む音に妥協が出来ないからです。
結局"これで決定!"というところまでは到達できませんでしたが、基準となる音と、方向性の目星は付いたのではないかと思います。 基本的にはユニットの音を生かす方向ですので、Fos色が前面に出るわけですが、箱の基本設計や素材などで、これから大山サウンドが構築されていくことでしょう。
しかしまぁ、こんな超が付くほどの高性能ユニットが自作パーツとして手に入り、しかも、もうすぐ大山さんによる確かな設計のエンクロージャーに組み込めるわけですから、これは期待大ですよね!!!(…と、プレッシャーをかけてみる。)
「ブログ・ハイエンド自作スピーカー」
石田邸での視聴
続いて、翌々日の日曜日にステレオ誌のスピーカーグランプリ3連覇で有名なブログハイエンド自作スピーカーの石田さん宅(ネットではkenbeさんと呼ばれています)をお邪魔させていただきました。
このサイトの冒頭にも書きましたがこのZ800-FW168HRを設計した一番の大きな理由は石田さんが使っていたT250Dの音があまりに良かったからです。 石田さんの部屋は専用のリスニングルームで、超大音量でのスピーカーのテストができる上、部屋が完全にチューニングされています。
良い音はその良さを最大限に引き立たせてくれますが、ピークやデップが大きいとそちらも際立たせてくれるのでスピーカーのテストには抜群の環境です。
低音は一般の木造に比べると量感が多くでるのがわかっていましたので、Z800-FW168HRのポートのチューニングは小玉さんの家に比べてさらに長く10hzほど下に下げてスピーカーを持参しました。
石田さんの家での視聴テストではまずポートの量感はほとんど問題がありませんでした。相変わらずFW168HRの特性から中低音の量感は多めで、200hzあたりの膨らみを指摘されましたが私にはほとんど分からないレベルです。
この日はほとんどネットワーク調整に時間を費やしていただいたのですが、これまでに試してきた教科書通りのネットワーク方法から一旦外れて石田さん聴感にまかせて、まずはウーファーのカット位置から調整に入りました。
調整の最中にもFW168HRとT250Dについての使いこなしで役にたつ情報をたくさんいただきました。
石田さんのメインのシステムは現在3wayプラスサブウーファーですがサブウーファーだけ切って私のシステムと瞬時の切り替えでテストをさせていただきました。
3つぐらいのめのネットワークで視聴した時に石田さんから心強いお言葉をいただきました。
「このスピーカーは売れるよ!」
しかし、石田さんはウーファーとツィーターの繋がりにはまだ満足されず測定のプロフェッショナル渡辺さんに電話して急遽来てもらうことになりました。
1時間後ぐらいにリュックにパソコンを積んで鉄人渡辺さんが来ていただき、早速PCとマイクをセットするなり位相とF特を測定していただきました。そこからはデータと聴感を使ってのネットワーク追い込みがいっきにスムーズに進みました。
「音はこの部屋では完成だね!!」 石田さん、渡辺さんにもお褒めいただき1つだけ宿題をいただき家路につきました。 当日は他のお客様もいらしていたなかスピーカーを半日かけてテストさせていただきました。knebeさん、Wさん、ケイさんありがとうございました。
視聴レビュー
" 我が家での鳴りっぷりは申し分ない仕上がりとなりました。"
暫くすると、大山さんから電話が入り、まもなくして合流して大山さんの試作2wayの試聴を開始。 小型の箱に、FW168HRとFT250D。 感想として、ウーハーとツイーターの繋がりがしっくり来ない。
箱作は問題なく、むしろ賞賛に値する出来であったのでネットワークの変更を試みることにする。低域を、メーカー指定のネットワークを設定してツイーターを追い込むことにした。ほぼ良い感じのCの大きさは決まるが、何か感覚的に引っかかる。 相の確認をするとツイーターが逆相になっていた。
これが原因で、しっくり来ない音になっていたようだ。これで8割方の音は決まり、ここで測定に入るところですが、生憎マイクアンプが壊れていて追い込みが出来ない。 そこで、鉄人wさんに連絡をして我が家に来てもらうことにした。wさんの登場で、一気に音の追い込みが進む。
wさんは相の確認、F特などトライ&測定でクロスポイントを的確に探り出す。
メーカー指定のウーハーのローパス帯域は約1500Hz付近、これだとFW168HRのピークを拾ってしまう。 このピークが、曲者で僕は2wayを3wayに変更した経緯がありました。(たまたま、M100HR-Wの販売があったので安易な道に進みました。)
そこで、ウーハーのローパス帯域を1500Hzから○○Hzに変更すると、一気に煩く聞こえていた声が聞き易くなる。こうなると、音の調整は早く進みます。 大山さんアイディアで簡単にネットワークの変更を可能にしています。
これだけの量のネットワーク素材があればこそ出来た音の探求。 無ければ…・中途半端な妥協の産物になった可能性もあった。
マイルームはルームチューンのお陰で、部屋から無用な音が出ることは少ないので、原音に何かしらの音を加える事も減らすことも無い状態で試聴が出来ます。
殆どSPの素の音が分かりますので、ちょっとした素子の違いなど分かりやすい環境になっています。 プロの商品となると色々な部屋の環境に合うSPの音作りが必要となりますが、我が家での鳴りっぷりは申し分ない仕上がりとなりました。今後の大山さんの追い込みを期待せずにはいられないですね。
開発経緯8
【試作箱2】リニアフェイズ化によるさらなる調整
自分で調整し尽くしたシステムに、2人のコンサルタント宅でのアドバイスと鳴り方を聞いてほぼシステムは99%完成しました。 ただ、ひとつだけやり残したことがあります。
それは石田邸で薦められたウーファーのリニアフェイズ化です。
クロス付近での若干の高域のデップがありそれは、小玉邸でも石田邸でも測定されており、原因は位相クロス付近の位相の乱れから生じたものの可能性があり、リニアフェイズ化で解消してくれれば… 「もっと音が良くなるかも」と思うとどうしても我慢できずにリニアフェイズの試作を作りました。
2台目の試作はうまくいけば完成品として採用する方針でしたので、リニアフェイズにプラスしてこれまでスピーカーの設計販売に携わってきて得られた自身の経験と、お客様からいただいたたくさんのお声の全てを設計に投入しました。 その結果、測定上高域にあったディップがほとんど気にならなくなった上ウーファーとツィーターの音の繋がりがさらに良くなりました。
視聴レビュー
”市販品と比較すると、価格が一桁上のシステム
よりも明確な音に感じました”
最後の最後。 スピーカー再生技術研究会の会長鈴木さんに視聴してもらい最後のダメだしをしてもらいました。 鈴木さんにいただいたアドバイスは使いこなしに関わる部分で自分でも忘れていた部分をご指摘くださいました。この知識はお客様サポートで非常に役立つものでした。 お忙しい中、突然のお願いにも関わらず快く引く受けてくださいまして、どうもありがとうございました。
昨日、音工房Zの大山さんのところにお邪魔して、高級機の新作を聞かせて頂きました。肝心の新作は、Fostexの高級ツィーターと高級ウーファーを使った2ウェイです。
ユニットとネットワークだけで10万を超える高級システムです。部品単体で、2万前後のユニットを使うスピーカーシステムは数百万円級の製品だけらしいので、相当な高級機と云えます。
しかも、キャビネットにはバーチ材を使っています。箱は、リニアフェーズで、斜めカットがあり、自作でここまでやるのは大変ですね。いや、キットでも難しいかもしれません。 同じユニットを使ったものは、先日コイズミ無線で、浅尾さんのシステムを聞きました。
コイズミ無線では、パワーを入れ過ぎていてよく分からなかったのですが、大山さんのところでは、適切な音量で聞くことができました。 箱は固まっていて、後は、ネットワークというところでした。ネットワークは紆余曲折、6dBクロス、12dBクロスと定数を変えながら何通りも試したそうです。
ようやく固まったところで、最終確認というところでした。昨日再認識したのは、セッティングの差です。 昨日訪問したとき、大山さんは、内向きにセッティングしてありました。自分は、実際に使われる状態を想定して平行にして聞いてみました。すると、大山さんが選考から落としかけたネットワークで、素晴らしい音が鳴り出してしまいました。こうなるとまた悩みます。 何通りかのバージョンを用意するのも実用的ではありません。
どれかに最終決定することになるのですが、悩みは尽きないようです。自分の感想としては、もう十分に完成されたハイレベルなので、どれでも好みの差の範疇に入るかな、というところです。
大抵の部屋には、吸音性のモノが同居しており、また、平行な設置になるのではないかと思います。いずれにしても、部屋の状況に応じて、ユーザー自身がセッティングとアッテネータの目盛を決めなければなりません。 これは、他の市販のシステムでも同様なことです。高級ユニットを活かしてネットワークの楽しみ(苦しみ?)を付加したシステムの発売は楽しみですね。
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Z800-FW168HRの特長
1. FOSTEXーFW168HR 専用エンクロージャー
460万円のハイエンドスピーカーに採用実績のあるFOSETXのFW168HRとT250Dを試作箱とネットワークのテストを繰り返したスピーカーシステムです。
2. 高音質18mm厚ホワイトバーチベニヤ
スピーカーエンクロージャー材は全てに18mm厚のホワイトバーチベニヤを採用いたしました。高音質合板の美しい響きをご堪能ください。完成品はホワイトバーチベニヤの上からウォールナットの突板・集成材等で化粧してウレタン塗装をいたしております。
3. オリジナルリニアフェイズバフル
クロス帯域の位相を調整しデザイン的にも美しい、オリジナルリニアフェイズ方式のスピーカーを初採用いたしました。1k~3khzあたりの人間の耳に最も感度の良い音を歪みなく再生することに寄与しています。完成品はバフルの音の反射を極限的に抑えた点音源デザインを採用しています。
4. 座ぐり加工/ダボ穴プレ加工(キット)
ダボ穴をプレ加工を全てのパーツに施しています接着強度アップはもちろんのこと、自作初心者の方にも大変組立てし易くなっています。必要なダボも全てキットに入っております。
5. 高級バイワイヤリング対応ターミナル付属&MDFネットワーク基盤
高級金メッキターミナルはバナナプラグ対応です。 バイワイヤリング接続に対応しております。キットのネットワークはハンダ付けをして専用のMDF基盤に結束バンドで固定していただく仕様です。(オプションで上記写真のようなハンダ付けをこちらで行う有料オプションもご用意いたしております。)
完成品のネットワークはハンダ処理・絶縁処理をした上にスピーカーユニットと結線されています。
- ■吸音材2種類(フェルトとミクロンウール)を採用
- ■初心者でもネットワークが簡単に組めるようにわかりやすい製作レポート(PDF形式にてダウンロードで提供)で詳しく解説しています
- ■スピーカーユニット端子、及びアッテネーター端子部分に利用する金メッキファストン端子を付属
- ■音道幅±0.2mmまで保証の高精度カット
- ■内部配線に高品位OFCスピーカーケーブルを標準付属
- ■スピーカー底板に耐震用の鬼目ナット取り付け用の穴を加工済み。 弊社製Z102スタンド使用時に使用可能
- ■目部の組み立ては埼玉県の自社工場で全ての加工を行っております
Z800-FW168HR(V2.5) 視聴動画
↑Z800-FW168HRv2.6 ツィーター T250D
音工房Zリスニングルーム内でZ800-FW168HR(V2.5) を生録しました。 ヘッドフォンでご視聴ください。
Z800-FW168HR(V3.0) 視聴動画
↑Z800-FW168HRv3.0
音工房Zリスニングルーム内でZ800-FW168HR(V3.0) を生録しました。 ヘッドフォンでご視聴ください。
1. メールでの直接相談にお応えします。
代表の大山へ直接メールによる相談をすることができます。
スピーカーの制作、塗装、音出し、セッティング等で迷われたことがありましたらメールでご質問ください。
2営業日以内のご返信を心がけています。
(購入時メールサポート”希望する”をチェックしてください)
2. サポートメルマガをご購読いただけます。
音工房Zの商品を購入したいただいたお客様だけが受け取ることができる”サポートメルマガ”を定期的に受け取ることができます。 サポートメルマガでは新商品の割引案内や、通常メルマガには書けないコンテンツを配信予定です。 (購入時メールサポート"希望する"をチェックしてください)
Zユーザー様は過去配信のサポートメールの重要な部分をまとめた「購入者様専用サポートページ」にアクセスできます。
3. 「製作レポート」と「使いこなしレポート」をダウンロードいただけます(キット)。
スピーカー自作初心者でも安心して組めるように、写真入りの詳しい組み立て方法を書いた「製作レポート」と、ネットワークや、吸音材の効果など、細かい使いこなしまでを徹底サポートする「使いこなしレポート」が購入者特典ページからダウンロードできます。
4. 木工塗装動画セミナーZ200・Z201・Z202・突板貼り動画セミナー(キット)の閲覧
ハイエンドスピーカー並の仕上がりを実現する為の動画教材「木工塗装の動画セミナーZ200・Z201・Z202・突板貼り動画セミナー」をストリーミングで閲覧できます。過去に24800円で販売していた商品です。 付属の取り扱い説明書からユーザー登録をしていただきますとメールアドレスに閲覧のURLが届きます。
5. 音が出なかった時の為の音出し保証 (キット)
キット製品をご購入いただいて万が一ネットワークを説明書どおりに組んでみたが音が出ない。やることを全てやり尽くしたがどうしても音が出ない。という場合に弊社にボックスとネットワークを送っていただければ2万5千円+往復送料でこちらでネットワークを確認し音が正しくでる状態にしてお送りいたします。
※こちらのサービスをご利用いただく前に取説、PDFを良くお読みになり、大山へ直接メールサポートをご利用いただき何度かやり取りしたが、どうしてもうまくいかない場合に限らせていただきます。
※万一スピーカーユニットが破損、大パワー入力による断線している場合等は修理等実費が必要になる場合がございます。
※保証はスピーカーとネットワークの接続に対してのみになります。箱の製作については対応できませんのでご了承ください。
※本保証の有償サービスを受けられるのは弊社からZ800-FW168HRキットを新品購入された方に限らせていただきます。
5.エンクロージャー制作の失敗に対応。キット木部のみ格安提供サービス (キット)
キットを組み立ててみたが、塗装に失敗した。組み立てに失敗した。箱だけもう一度綺麗に作り直したいという方向けにキットの木材部分だけをまるごとペア2万5千円(送料1,500円)で提供いたします(ダクト、吸音材、ターミナル端子等は含みません)。Z800はダボ加工がありロットによって サイズが若干異なるため、木部をパーツ単位ではお出しできませんのでご了承ください。
なおこちらのサービスは在庫が有る場合はすぐにご対応できますが、在庫がない場合は次回製作時の対応となるためご対応までに時間がかかる場合がございますことをご了承ください。
※本保証の有償サービスを受けられるのは弊社からZ800-FW168HRキットを新品購入された方に限らせていただきます。 ご希望の方は販売ページをご案内いたしますので個別にメールをお願いいたします。
- ■1年に2回ほど生産いたしております。在庫がない場合、リンク先の「再販売お知らせ」にご登録いただくと再販売時にメールでご連絡差し上げます。
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ユーザー様の声
※ 商品レビューはお客様の主観に基づいて記入いただいたご感想ですので、全ての人が同じように感じるとは限りません。 最近ご投稿いただいたユーザーレビューはキット、完成品のリンクをそれぞれご参考にお願いします。(一部重複もございます。)
“ Z800-FW168HR はきっと大ヒットするでしょう。”
第1インプレッション Z800-FW168HRを組み立てました。 まだエージング24時間くらいですが第一インプレの報告をします。 まず、高域の美しさにやられました。 ジャズのシンバルがすごい。 ボーカルが生々しい。 そして低域は小型SPとは思えない20センチ大型SP並みでしかもハイスピードでキレがあります。 これはまさにハイエンドスピーカーです。
“ いままで聞いていた音はいったい何だったのでしょうか?”
セッテイングはすべて大山さん推奨の標準セッテイングで視聴しました。
私が知っている今までの大山SPと比べると完全に2,3ランク以上うえではないでしょうか?
大山さんはハイエンドの音と言う言葉を使って表現されていましたが、そのような雰囲気を感じられました。
“ 今回も大山さんのセールスポイントを信じて購入し大正解でした”
お送り頂いた梱包の丁寧さ、キットの制度はいつものことながら、良くここまで出来るものと感心しています。ビスケットジョイント(※現在はダボに変更)を使用しての精度など神業と思えるくらいです。
“ 音のほうは解像度の高さ、定位のよさにビックリしました”
背板を逆さまにつけてしまうという単純なミスをしましたが、連絡すると新しい板を送っていただき無事組み立てることができました。 ビスケットジョイント(※現在はダボに変更)が付いているため、以前のものより組み立てが簡単で箱はあっという間にできてしまいました。
“ 近くで聞いても距離をとって聞いてもバランスの良い音です”
2ヶ月弱の製作期間でした。仕上げは水性ステインの色付け。やはり塗装はいつも気を使います。デザイン概観の評価は私の塗装の腕がまだ未熟な為4点になってしまいました。(大山さんごめんなさい)
“ 高解像度でうもれていた小さな音をきっちり再生してくれます”
1.カット精度は今回もバッチリです。 Z700より組立て安く出来上がりも満足できる出来でした。
2.梱包もきれいにされていて開封してもくずれもなく完璧でした。
“ フルレンジをそのままワイドレンジ化したような素晴らしい音”
今回のキットは4作目になりますが、カット精度は相変わらず完璧でビスケットジョイントの採用により今までで一番簡単に制作出来ました。(※現在はダボに変更)
“ チェリストが目の前で奏でてるようだ・・・ ”
大山様、こんにちは、やっと完成しました。 5/下旬にはユニットも届いていたので、初期に送っていただいたのだと思いますが、仕事の都合で製作開始が 7/14から週末のみの作業で完成まで約3週間かかりました。
よくある質問(キット)
Z800-FW168HR(V2.7) キット仕様
ユニット | ウーファーFW168HR / ツィーター T250D |
---|---|
周波数特性 | 40Hz~50kHz |
能率 | 88dB/W |
最大入力 | 100W |
インピーダンス | 8Ω |
寸法 | 幅273mm×高さ384mm×奥行き264mm(木材部分のみ) |
重さ | 片ch 約12.7Kg (ユニット・調整桟込み) |
ターミナル | 独立タイプ(バナナプラグ/バイワイヤリング対応) |
内部配線 | OFCケーブル |
エンクロージャー形式 | バスレフ型 |
エンクロージャー材 | フィンランドーバーチベニヤ18mm |
Z800-FW168HRS(V3.1)完成品 仕様
ユニット | ウーファーFW168HR / ツィーター T250D |
---|---|
周波数特性 | 40Hz~50kHz |
能率 | 88dB/W |
最大入力 | 100W |
インピーダンス | 8Ω |
寸法 | 幅270mm×高さ396mm×奥行き282mm |
重さ | 片ch14.2kg(Solen製ネットワークの場合) 片ch15.5kg(ムンドルフ製ネットワークの場合) |
ターミナル | 独立タイプ(バナナプラグ/バイワイヤリング対応) |
内部配線 | OFCケーブル |
エンクロージャー形式 | バスレフ型 |
エンクロージャー材 | フィンランドーバーチベニヤ、ウォールナット突板、ウォールナット集成材 |
Z800-FW168HR(V2.7)キットオプション
ネットワークハンダ付けオプション(+9,800円)
マルチウエイ型スピーカーを初めて制作される方向けに面倒なハンダ付けをお客様の代わりにこちらで行います。ネットワークは弊社の推奨の定数のものになります。端子の圧着、絶縁処理、端子のベースへの固定、金メッキファストンのカシメまで行います。配線にはわかりやすいようにタグがつけてあります。
制作用木工クランプ(+2980円)
スピーカー制作に必要な木工用のクランプを同時購入の格安価格にてご提供いたします。自作式クランプZ203について詳しくはこちらを御覧ください。
Z800-FW168HR(V3.1)完成品オプション
Mundorf製NWへグレードアップ(+138,000円)
全帯域にわたって高解像度、滑らかな音、聞き疲れしない高域が最大の特徴。世界のハイエンドスピーカーに採用されている絶対の信頼。納期は半年ほどかかります。
サランネットオプション(+12,800円)
スピーカーユニットから放射される音の影響を可能な限り抑える為にサランネットは厚みをこれまでの約半分に減らしました。マグネット脱着式です。
20時間エージング(+8,000円)
スピーカーユニット単体で20時間の大パワーエージングを行います。初期エージングを済ませた状態でお届けいたしますので、到着時にエージングが不要です。100%の実力ですぐにお聞きいただくことが可能です。
- ■1年に2回ほど生産いたしております。在庫がない場合、リンク先の「再販売お知らせ」にご登録いただくと再販売時にメールでご連絡差し上げます。
- ■ご購入の際に追加オプションを選択できます。▼ オプションを見る
- ■1年に1,2回不定期生産いたしております。在庫がない場合、リンク先の「再販売お知らせ」にご登録いただくと再販売時にメールでご連絡差し上げます。
- ■ご購入の際に追加オプションを選択できます。▼ オプションを見る
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