2020年7月6日月曜日

ミライスピーカー Boxy 2 & Curvyレビュー/遠くてもよく聴こえる秘密?サブスクで使える曲面スピーカー!

https://www.makkyon.com/2020/01/02/mirai-speaker/
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手元スピーカー以外の選択肢?

下記「手元スピーカー」のまとめ記事は2016年に公開したものです。現在もたびたび更新しています。もともと、父親にプレゼントする際、検討するために書いた記事だったんですが、根強いアクセスがあり、一定層からの支持があることを実感しています。
【2020年版】テレビの音、大きすぎ?いま人気の『手元スピーカー』おすすめ31製品!両親へのプレゼントにも最適!この記事を初めて書いた2016年1月当時から、新製品や販売終了製品があったので、2020年6月時点の情報に追記・修正しました。 ...
手元スピーカーは、ワイヤレスだったり、有線だったり、そのアプローチは様々ですが、基本的に「手元」に置くことが前提です。
ところが、今回紹介するスピーカーは、目的は同じながら、これらと全く異なるアプローチの製品になっています。

MIRAI SPEAKER(ミライスピーカー)とは……?

ミライスピーカーは、東京都台東区にある株式会社サウンドファンの製品です。個人向け製品(Curvy/Boxy2)と法人向け製品(Moby)があります。

ミライスピーカーの特徴は特許技術の「曲面サウンド」。従来のスピーカーはよく見る丸いパーツ(コーン)を使っていますが、このミライスピーカーは「弧を描くように湾曲させた板(曲面振動板)」を振動させて音を出しているそうです。
公式サイトの導入事例ページを見ると、役所や銀行、病院などで導入が進んでいて「聴き取りやすさ」で明らかな成果が出ているようです。株式会社サウンドファンではこれを「音のバリアフリー」と呼んでいます。
今回はサウンドファン様から、ミライスピーカーのCurvy(写真左)とBoxy 2(写真右)をお借りしました。2製品合わせてレビューしていきます。

ミライスピーカーは、Amazonでの販売(買い切り)のほか、レンタルによる利用も可能です。
なお、現在は小型化した新製品「MIRAI SPEAKER Home(ミライスピーカー ホーム)」が登場しています。

MIRAI SPEAKER Boxy 2をレビュー

ミライスピーカーのBoxy 2は、シンプルで美しい直方体です。重さはずっしり。重量は3.4kgあります。一般的なスピーカーだと、丸いスピーカーグリルが見えるはずですが、ミライスピーカーは曲面振動板が内蔵されているため、メッシュの向こう側がわかりません。

iPhone 11 Pro Maxと並べてみました。

斜め上から見たところ。公式仕様によれば、幅142mm × 高さ260mm × 奥行き270mmと、Boxy 2はそれなりに大きいです。

直上から見たところ。こう見ると奥行きはそれなりにあります。

側面から見てもシンプルなボックス形状です。

円状のメッシュになっているのは、サブスピーカーです。

側面に「障害者差別解消法対応バリアフリースピーカー」の表示がありますが、このサブスピーカーはその補完として健聴者に聴こえやすいノーマルな音を提供します。

背面には、縦に一直線にツマミとスイッチと入力端子が並びます。

ボリューム1はサブスピーカー、ボリューム2はミライスピーカーの音量を調整します。音声入力は一般的なステレオケーブルを挿すことができます。

スマホに繋げて、音楽を聴いてみました。ボックスが大きいので、ボリュームを上げても破綻のない音が出ます。一般家庭で聴くには十分すぎる大きな音です。物理的に奥行きがあるためか、少し籠もったような音が鳴ります。音楽を聴く用途としては物足りなさが残りました。

ただ、テレビに繋いでトーク番組などを見ると、小さい音量でも演者さんの声が届く印象がありました。通常のスピーカーが「その場で鳴っている」のに比べて、ミライスピーカーは「音のカタマリが飛んでくる」ような印象を受けました。
Boxy 2はテレビ用として使うよりも、マイクと組み合わせる方が向いているかもしれません。

MIRAI SPEAKER Curvyをレビュー

ミライスピーカーのCurvy(カーヴィー)は、曲面サウンドを体現したような特徴的なデザインをしています。

正面から見たところ。スピーカーとしては異色ともいえる形状をしています。

iPhone 11 Pro Maxと並べてみました。

Curvyの大きさは、幅138mm × 高さ250mm × 奥行き250mmとBoxy2より少しずつ小さくなっていますが、この曲面形状も相まって圧迫感が少なくなっています。

円をちょうど1/4分割したような形状で、円の中心部に当たる部分は空間になっています。

背面から見たところ。背面もほとんどがメッシュになっています。

Boxy 2では側面にあった健聴者向けのノーマルサウンドスピーカーが、背面に配置されています。

Boxy 2では背面にあったボリュームツマミが前面にあります。

前面にある2つのLEDは、動作状態が分かるグリーンのLED(左側)と、マイクの状況が分かるブルーのLED(右側)に分かれています。

底面には、電源スイッチや各種入力端子がまとめられています。Boxy 2では入力端子として一つにまとめられていましたが、CurvyではMIC端子とAUX端子が分かれています。見慣れないHi/Lowスイッチは、マイクの入力感度により切り替えるそうです。

Boxy 2と同様に、スマホを繋いで音楽を聴いてみました。

スマホの音楽を聴いてみると……迫力のある音が広がります。360度スピーカーかなと思わせるような広がりで、音楽用のスピーカーとして十分な性能があると感じます。
次は、テレビに接続して使ってみると、音声も明瞭ですが、それ以上に臨場感があり、サウンドバーとはまた違う奥行きのある音が鳴りました。

ミライスピーカーを使ってみた感想

Boxy 2とCurvyを使って分かったのは、ミライスピーカーは通常のスピーカーより音の分離感が強い、ということでした。音に奥行きが出るので、声やボーカルは近くで聴こえ、重低音は遠くで鳴っています。このため、聴こえやすい、と感じるようです。
音のバリアフリー、よく出来ているなと感じました。

ミライスピーカーを使うなら、公式のレンタルサービスがオススメ!

ミライスピーカー自体は高価なスピーカーですが、公式にレンタルサービスが用意されています。ミライスピーカーのレンタルサービスには下記の特徴があります。
  • 契約から30日間は無料
  • 1ヶ月ごとの支払いで解約手数料はナシ(返送費は負担)
  • レンタル期間中の修理は無料
  • 3年間の利用で、そのまま自分のものになる
  • 支払いと利用者が別でもOK(親に使ってもらう等)
初期の費用負担が少なく、利用シーンが想像しやすいプランになっています。
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まとめ

ミライスピーカー自体、初めての利用だったんですが、聴こえやすいスピーカーとしてだけでなく、オーディオも含めた単体のスピーカーとして非常に性能が良いという印象でした。価格もそれなりですが、公式にレンタルサービスが提供されているので、メーカーさんのお言葉に甘えて、1ヶ月お試しするのがオススメです。
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都内で働いている会社員です。仕事では、スマホと映画のことだけ気にしています。 半年に一回、趣味で山手線一周しています。一緒に歩いてくれる人募集中!

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