「2019年8月20日~22日、日本最大級の供養関連ビジネスショーの「エンディング産業展」が東京ビッグサイトで開催された。
そこで注目されたのは「持ち運べるお墓」の商品名「掌(たなごころ)」だ!
早速、「あさチャン!」や「新・情報7daysニュースキャスター」などでも紹介されて話題となっている。
番組で紹介された中身はこうだ。
「先日、開催された葬式・墓に関する商品の展示会「エンディング産業展」でコンパクトな供養商品の「掌(たなごころ)」が注目を受けた。
名刺サイズ(折りたたみ時:74mm×16mm×110mm)の持ち運べるお墓である。お骨が入るスペースがあり重さもたった73gで、値段は2万6000円。墓じまいを考えている人は人口の約2割いる。(楽天インサイト調べ)手元供養を考えている方を含め、その様な方もターゲットとした商品。」
と、紹介された。
手元供養商品ということで、写真の下のプレートの裏には「お骨のかけら」を入れるスペースがあり、右側には薄く加工された「石板」が入り、戒名も彫刻できるという。
「木材」と「石材」とが融合し、無駄を省いたシンプルなデザインは性別、年齢に関係なく誰にでもマッチする。
お墓を建立することがもちろんベストだが、供養方法にこだわらない方や、永代供養などで合葬を考えている方がお骨の一部を残す手段としてニーズがありそうである。
また仏壇代わりにもなるので、マンションなどで部屋に仏壇を置くスペースがなく悩んでいる方にもピッタリの商品である。
この供養商品「掌(たなごころ)」は、先日に発表したばかりだが、大きな反響があり早くも「ヒット商品」となっているそうだ。
ご購入、お問い合わせは、
- 「虎ノ門ショールーム」 東京都港区虎ノ門1-4-9 1F
東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 出口1より徒歩1分
東京メトロ千代田線 霞ヶ関駅 C2出口より徒歩4分
都営地下鉄三田線 内幸町駅 A4A出口より徒歩4分
JR新橋駅 日比谷出口より徒歩10分平日 10:00〜18:00(事前ご予約制)
0120-027-155
ちなみにTVでの紹介では「株式会社ナイガイ」となっていたようだが、こちらは製造メーカーであって、一般への販売は「TOMONi(トモニ)」にて行なっている。
エンディング産業展とは?
ところで、「エンディング産業展」とは、なんぞや?
葬儀・埋葬・供養に関する、設備・機器・サービスの集まるエンディング産業に関する専門展示会である。
葬祭業・墓苑・霊園管理者、寺社仏閣の宗教関係者、自治体の生活衛生関連の方々が25,000人集まる商談・情報交換のための専門展示会として毎年、東京ビッグサイトにて盛大に開催している。
業者も一般の人も終活分野の全体像が見渡せる場として情報収集に現れ、今年は約22,000人が入場し昨年よりも少なかったが、それでも大盛況だったらしい。
ダンボールで出来た棺⁉︎
その「エンディング産業展」で、同じように注目された商品がある。
約3万円の紙でできたエコ棺が注目されている。価格が安く、火葬時のCO2削減効果もある。150kgの人が入っても問題ない程の強度もある。
他にもスマホをかざすと墓石が現れるスマ墓や、宇宙圏に散骨する宇宙葬まである。
また顔や言葉を認識すると遺影が現れ、光に触れるとアロマが作動する仏壇もあり、コミュニケーションする仏壇というコンセプトの商品で、注目をあびていた。
これらの展示物を見てみると、これからのエンディング産業のキーワードは、低価格とエコがとなりそうだ。
供養のスタイルが大きく変化しようとしている現代、何が良いのか見極める為に、消費者である我々も情報に敏感になり勉強をして対応して行かなければならないと感じた。
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m.Handa
趣味は温泉めぐり。 北日本各地で店舗運営の経験を持つ。
このサイトの制作ディレクターでもある。
地域のマルシェ、イベントなどの企画や運営も行う。
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