最近はB250 Mining Expertなどマイニング向けのマザーボードが登場していて、少しBIOSを設定すればグラボを接続するだけで12枚を簡単に認識させることが出来るので、興味がある場合は、ぜひチャレンジしてみてください。
なぜ1080Tiの12枚組なのか?
1つのマシンに対してたくさんのグラボを搭載する事で、マザーボード、電源、メモリなどの初期費用を抑える事が出来ます。4GPUを3セット(12GPU)構築する場合は、マザーボードも3枚必要ですし、メモリも3枚必要になりますが、12枚組であればマザーボードもメモリも1枚で構築出来ます。
パーツ構成
- グラボ Palit GTX-1080Ti
- マザーボード B250 Mining Expert
- メモリ DDR4 8GB
- CPU G4400
- USB 16GB以上
- OS ethOS
- 電源ユニット Corsair 1200W
パーツ選定での注意点
グラボに関しては、GTX-1080Tiの場合、商品電力も大きく発熱量も多いので冷却機能がしっかりしているOCモデルなどをオススメします。2018/3月時点では、世界中でグラボが不足しており、選べるような状況ではありませんが、ドスパラが販売しているPalitが定期的に在庫復活しているので、よく冷えて、よく掘れるグラボをお探しであれば、各メーカーのOCモデルやPalitの1080Ti GameRockまたはJetStreamがオススメです。
NEB108TH15LC-1020G (GeForce GTX1080Ti 11GB GameRock Premium)
NEB108TS15LC-1020J (GeForce GTX1080Ti 11GB Super JetStream)
常に在庫切れの事が多いですが、再入荷時にメールでお知らせにチェックを入れておけば入荷した時にメールで通知してもらう事が可能です。
マザーボードに関しては、12枚で構築する場合は19のPCI-eスロットがあるB250 Mining Expertがオススメです。現時点では、GTX-1080Ti 13枚でも認識します。TB250 BTC PROの場合は12枚までですので、今後ドライバーなどが更新されて16枚、19枚と搭載出来るグラボが増える事を考えると、B250 MiningExpertがオススメのマザーボードとなります。
CPUに関しては、マイニング用のCPUは安い
G3900で良いとか書いてるサイトが多いので、G3900で構築してる方が多いですが、枚数を増やしていくと安定して動作しなくなるので、1つのリグに8枚、10枚、12枚とかのグラボを載せるなら
G4400、
G4560で構築しましょう。
今回の1080Ti 12枚組では
G4400を使っていますが、CPUの使用率が85%となっていますので、G3900とかだとすぐに固まってしまいます。
OSに関しては、Windows10ではなくマイニング専用の
ethOSを入れています。4000円程度で動作も軽く、USBに書き込むだけで面倒な設定など無しでマイニングを開始出来るのでオススメです。
ethos販売サイト
電源ユニットに関しては、Corsairの1200W電源を3個使っています。ethosの設定でグラボ1枚あたりの商品電力を230W程度で設定しているので、4枚動かしても920W程度で1200Wの80%以下ですので電源にも大きな負担をかけていません。グラボ4枚+マザーボードにも電源を供給している電源ユニットに関しては、1000W程度消費していますが83%程度ですので、特に問題ありません。消費電力をコントロールしない場合は、1080Tiは最大で350W消費するので、電源が落ちたり壊れる可能性がありますのでご注ください。
同じGTX-1080Tiでもハッシュレートに大きな差が出る
PalitのGameRockとJetstream12枚組
Zcashをマイニングしていますが、8735Sol/sのスピードが出ています。
ZOTACのAMP Edition
ZOTACのAMP EDITIONの場合、8495Sol/sしかスピードが出ていませんし、冷却性能が悪いので70度以上になってるグラボが6枚もあります(冷えないというよりPalitのJetstream/gamerockが良く冷えるという表現が正しいかもしれません)
今回の場合は、2.8%程度の差ですが小規模であれば気にする必要ありませんが、月間の報酬が100万円とか1000万円の規模になってくると、2.8万円、28万円の差が生まれてきます。OCモデルは基本的に割高な事が多いので、パーツの価格と性能で選ぶようにしましょう。
さいごに
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