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スルメイカ“消滅”のピンチ…中国漁船が傍若無人の大乱獲の画像
日本の「排他的経済水域(EEZ)」内にある石川県能登半島沖の「大和堆」周辺で、中国漁船によるスルメイカ漁の違法操業が活発化している。
海上保安庁はすでに320隻を超える中国漁船に退去警告を出しているが、中国漁船は減るどころか増加の一途をたどっている。
「現時点での320隻は昨年同時期の約6倍。結果、石川県の小型イカ釣り船の水揚量は301トン(5月1日~6月6日)で、昨年同時期の1340トンに比べて78%減です」(漁業情報センター関係者)
昨年、中国漁船はスルメイカを年間15万トンも乱獲しており、これは日本の漁獲量の約10倍にのぼる。
「ここ数年、北朝鮮漁船の違法操業に日本の漁民は悩まされてきたが、北朝鮮はコロナ禍で経済がひっ迫。北朝鮮が無断で作った漁業許可証を中国に密売したという情報もあり、昨年は北朝鮮漁船が1隻しか確認されませんでした」(水産庁関係者)
日本の漁民は廃業するしかない!?
昨年11月に来日した中国の王毅外相は、「一部の真相が分かっていない日本漁船が、敏感な海域に入っている事態が生じている」と発言した。
にもかかわらず、茂木敏充外相がその場で反論しなかったことから、中国は尖閣諸島を「自国の領海」と主張。武器を搭載した中国海警局船が6月20日まで128日連続で確認され、石垣島の漁民を脅かしている。
「中国は2月、北太平洋漁業委員会のサンマ漁獲減に同意したことで、公海での密漁ができなくなる。その分、国際監視の目が緩い日本海で違法操業を活発化するとみられていたんです。そんな最中、日米共同声明、さらにG7サミットの首脳声明が中国政府を刺激し、懸念した通りに中国漁船が大挙して押しかけてきたんです」(漁業ライター)
海上保安庁は中国漁船に対して退去警告は出すが、放水による警告は数隻しか行われていない。日本政府が、中国に対する弱腰外交から一刻も早く脱却しなければ、日本の漁民は廃業するしかないだろう。
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