当たり前だけれど勘違いしやすいこと その1
ステレオ録音って、実はそのほとんどはモノラルで録音しているっていう事実。
アマチュアがステレオマイクを使って録音したものと、レコーディングエンジニアがあえてこだわりのステレオ録音した場合があります。それらを除くと多くは楽器やボーカルごとにモノラルで録音してます。
オーケストラの録音では、1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロなどの弦楽器群で1本ずつ、管楽器では楽器1本ごとに1本ずつ、いずれもモノラルで録音します。それに加えて客席後方または天吊りマイクでホール全体の響きをステレオ録音するのが標準的なスタイルだと思います。
ポピュラーやジャズのスタジオ録音では、例えばあらかじめ録音したドラムなどのパーカッションの音をヘッドホンでモニターしながら、今日はベースやギターの音を録音、さらに明日はそれらをモニターしながらボーカルの音を入れるみたいなやり方です。いずれもほとんどモノラルで録音するのが一般的かと思います。
さてこれらのたくさんのモノラル音源を左右のステレオに定位するさせるのはミキサーのパンと呼ばれる仕事によるものだと思います。
当たり前だけれどステレオで録音されていると勘違いしやすいですね。
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