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東北大未来科学技術共同研究センターの福原幹夫リサーチフェローとの間で、CNFが持つ高い蓄電効果を確認しており国際特許を申請中。CNFの表面にナノメートル(ナノは10億分の1)サイズの凹凸面を作り出し、乾式で軽量の物理蓄電体の開発を進めている。
この一環として日本製紙は8日、CNF蓄電効果による発光ダイオード(LED)の点灯検証に成功したと発表。デバイスサイズは20平方センチメートル、膜厚は50マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。初歩的成果だが、今後容量の拡大やパッケージ化などを進めていく。
CNF蓄電体は従来の電気化学的蓄電池と違い、リチウムなどレアメタル、電解液が不要で安全性も高い。現時点では500ボルトまでの高電圧に耐えられ、数十秒で充電可能で劣化しくにいという。
日刊工業新聞2021年12月10日
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