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こんにちはKoh(@misc_log)です。
僕は自宅でMacBook Proを使用する時はクラムシェルモードで「デスクトップ化」して使ってます。
大きなディスプレイ、さらに広大なワークスペースが手に入り、キーボードやマウスなど好きなものを使えるので個人的にはとても快適。
先日このブログを通してクラムシェルモードについて質問をもらったので、改めてMacBook Proをデスクトップ化するとはどういう事なのかをまとめます。
クラムシェルモードでMacを使う方法とメリット・デメリット、必要な周辺機器やアクセサリーについて知りたい方は参考にしてみてください。
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クラムシェルモードとは
まず、クラムシェルモードとは一体何なのか?という事について説明します。
クラムシェルモードとは、Macを「閉じた状態」で使うことができる機能を指します。
「クラムシェル」とは貝殻という意味で、ラップトップ型PCの開いたり閉じたりする形が「二枚貝のよう」という意味でそう呼ばれているらしいです。
ノートPCですから開いて使うのが一般的ですが、「クラムシェルモード」は閉じたままでも使用でき、スリープモードになりません。
いくつか条件や必要となる機器がありますが、このクラムシェルモードを使うことでMacBook Proを始めとするノート型MacをデスクトップPCのように使うことが可能になります。
対応しているMacは?
ノート型Macは基本的に対応してます。
- MacBook Pro
- MacBook Air
- MacBook
これらのMacを持っていればクラムシェルモードで使うことが可能。
クラムシェルモードでMacBook Proをデスクトップ化するメリット
「クラムシェルモード」によるデスクトップ化の最大のメリットは、外部ディスプレイを快適に使えるという事に尽きるかなと。
「別に閉じて使わなくても外付けディスプレイ繋げるじゃん」という話もその通りなんですが、外部ディスプレイとMacBook Proの位置調整が難しいです。
外部ディスプレイの前にMacを配置すると、開いたMacがディスプレイ下部を塞ぎかねないし、目線を上下させて使わなければなりません。
一方で、外部ディスプレイの横にMacを配置すると、キーボードを打つために体を斜めにする必要があります。
このようにMacBook Proを開いたままだと、どうも収まりが悪いと言うか、快適に使える環境とは言いがたい。
そこでクラムシェルモードの出番です。
外部ディスプレイを快適に使える
繰り返しですが、何と言っても外部ディスプレイが快適に使えるという点が大きなメリット。
外部ディスプレイが邪魔されたり、体を斜めにしてキーボードを打つ必要もありません。
目線を上げたり下げたりすることもなく、眼の前のディスプレイにのみ集中できます。
5Kディスプレイを複数枚使いたいとかだと話は別ですが、基本的にどんなサイズのディスプレイでも合わせる事ができ、快適な環境作りが可能。
デスクが広く使える
僕はクラムシェルモードでMacBook Proを使うにあたり、縦型スタンドにMacを設置して使ってます。
こうすることで、場所を取らずワークスペースを広く使えます。
そんなに大きさのないデスクでも広く使えるし、手も自由に動かせます。
また、デスク環境作りは趣味の世界でもあると思うので、好みのアクセサリーやガジェットを置いたり、自分の好きなデスク作りを楽しめるのもポイント。
僕はiPhoneのワイヤレス充電器やヘッドホンスタンドなど、気に入ったアクセサリーを置く場所を作ってます。
好きな周辺機器やアクセサリーが使用できる
MacBook Proのデスクトップ化にあたって必要な周辺機器やアクセサリーは後ほど紹介しますが、好みの周辺機器・アクセサリーを使えるという点もメリットです。
外部ディスプレイはもちろん、トラックパッドではなくマウスを使いたいという人もいますよね。
特にキーボードはこだわりがある人も多いと思いますし、テンキー付きが良いという場合もあるでしょう。
いずれにしろ、何でも好きなものを使うことが可能。
快適な作業環境はそのまま良い仕事に繋がるものだと思うので、大きなディスプレイで好みの周辺機器を使えるという点がクラムシェルによるMacのデスクトップ化のメリットです。
MacBook Proをデスクトップ化するために必要な周辺機器
クラムシェルで動作させるためには周辺機器が必要です。
Macを閉じた状態で使うのでディスプレイも見られなければ、トラックパッドやキーボードも使えませんからね。
主に下記のものが必要になります。
- 外部ディスプレイ
- USB-Cハブ(MacBook Pro 2016以降でHDMI接続する場合)
- マウスとキーボード(外部トラックパッドでもOK)
- スタンド
外部ディスプレイ
何はともあれ外付けのディスプレイがないと何も始まりません。
外部ディスプレイを接続して快適な環境を実現するためにクラムシェルにしていると言っても過言ではないので、どうせなら大きめのディスプレイを検討してみると良いと思います。
僕はLGの27インチ4Kディスプレイを接続していますが、広大な作業エリアが超絶快適です。
ただ、MacBook Proに4KディスプレイをHDMI接続させると画面のリフレッシュレートが30Hzという値になってしまい画面がカクカクします。
そのため4KディスプレイはDisplayPortをUSB-C変換して使うのがおすすめ。
そのあたりは下記の記事で解説してますので合わせてどうぞ。
【レビュー】MacBook Proに4Kディスプレイ 「LG 27UD58-B」を接続して広大な作業環境を手に入れた話
最近ではUSB-C一本で接続可能な4Kディスプレイも多くなってきてるので、それであればややこしい事を考えなくてもMacBook Proとケーブル一本でさくっと接続可能です。
外部ディスプレイ接続の注意点
ディスプレイ接続に関しての注意点ですが、MacBook Proは複数台のディスプレイ出力に対応しています。
ただし、2枚以上のディスプレイを接続する際には4Kなのか5KなのかFullHDなのか、また、電力をどのように確保するかなど、Macのグラフィック性能やUSB-Cポート数など、いろいろな条件が絡み合って用意するものや難易度が変わってきます(MacBook ProでもUSB-C2ポートのものと4ポートのものがある。ちなみにMacBookは1ポートのみ)
この辺りは機会があれば別にまとめたいと思いますが、この記事では外部ディスプレイ1枚を前提にしていると思ってください。
USB-Cハブ
USB-CだけになったMacにはHDMIがそのまま接続できません。
HDMIでディスプレイを接続する場合にはUSB-Cハブを経由する必要があります。
ハブはSatechi製が機能的にも見た目的にもおすすめ。
ケーブルなしでもケーブル付きでもおしゃれでカッコいい。
ハブにもいろいろな種類がありますが、信頼性があってHDMIが接続できれば基本的にはなんでも良いと思います。
こちらも参考にどうぞ。
【2019年】MacBook ProのおすすめUSB-Cハブ
マウスやキーボード
マウスとキーボード、あるいは外付けトラックパッドも必要です。
有線でもワイヤレスでもどちらでもOK。
僕はAppleのMagic MouseとMagic Keyboardを使ってます。
僕は長期間この両製品を使っているのでキーボードの打鍵感やマウスの操作性に慣れており、とても快適です。
やはりAppleデバイスにはApple純正のものがデザイン的にもスタイリッシュでカッコいい。
絶対にトラックパッドが良い!という方はこちら。
自分の好きな周辺機器やアクセサリーが使えるという点もMacBook Proをデスクトップ化するメリットなので、慣れたものや好みのものを選んだらいいと思います。
縦型スタンド
これはマストではないですが、せっかくクラムシェルでMacを使うなら持っておきたいアイテムです。
このようにMacを縦型に設置することが可能。
寝かせていてもクラムシェルモードの使用上は問題ないですが邪魔なんですよね。
SatechiのバーティカルスタンドはMacBook Proとデザイン的にも相性抜群でデスクに設置すると絵になります。
縦型にMacを設置することでワークスペースが広くスッキリするので、クラムシェルで使うなら手元に置いておきたいアイテム。
また、Macとデスクとの接地面が少なくなるので放熱に効果があるようです。
Satechi バーティカルスタンドの詳細レビューはこちら
【レビュー】MacBook Proをクラムシェルで使うなら縦型スタンドがマスト!「Satechi ラップトップスタンド」
MacBook Proをクラムシェルで動作させるための条件
Macをクラムシェルで動かすためにはいくつかの条件があるので解説します。
電源に接続していること
クラムシェルでMacを動作させるには電源に接続している必要があります。
電源を接続しないとただスリープモードになっているだけなので、ディスプレイを接続しても何も起きません。
バッテリー残量にかかわらず、クラムシェルで使うには「常に」電源が必要になります。
これを忘れると映らない外部ディスプレイを永遠と眺めていることになるので気をつけてください。
Bluetoothデバイスを使う際に行っておくべき設定
クラムシェルに限ったことではないですが、外付けでBluetoothキーボードやマウスなどのデバイスを使う場合には、下記の設定を確認しておいてください。
「Bluetoothデバイスでコンピューターのスリープ解除を可能にする」にチェックが入っている事を確認する。
確かデフォルトでONだったはずです。
これを行わないとBluetoothキーボードやマウスでスリープを解除できません。
クラムシェルで使っていて一度スリープに入ってしまうと、Macを開かないとスリープから復帰しないというとんでもなく不便な状態になるので設定しておくことがおすすめ。
クラムシェル動作には一応手順がある
Apple公式ではクラムシェルで動作させるための手順というものが示されています。
重要なのは「外部ディスプレイに接続してからMacを閉じる」ということ。
- まずMacを開いた状態で外部ディスプレイに接続する
- 外付けディスプレイに画面が表示されたことを確認する
- Macを閉じる
Macへの負荷を考慮してのことなのか、何らかの機能的な理由があるのかはわかりませんが、一応、このような手順を踏むようにガイドが公開されています。
たた、僕はよく忘れて閉じた状態のMacをいきなり外部ディスプレイに接続しちゃってますね。
この運用でも普段は何の問題もないのですが、ごくたまに「外付けディスプレイが反応しない」時がある。
そういった場合には、Macを一度開いてから外付けディスプレイに接続すると正常に表示可能になります。
まあ、僕はやってますが、「いきなり接続」に関しては自己責任でお願いします。
ちなみに、ディスプレイの接続解除時にも「いきなりケーブルを抜く」のはやめた方がいい。
一度スリープ状態にしてからケーブルを抜き、ディスプレイの接続を解除するべきとApple公式に書かれています。
まあ、これも僕はよく忘れていきなり抜いてます。自己責任でどうぞ。
詳細はこちらにまとまっています。
MacBook Proをデスクトップ化するデメリット
クラムシェルモードでデスクトップ化するデメリットも紹介します。
用意しなければならないものが多い
メリットの裏返しになるのですが、マウスやキーボードなど好きなものを使用できる反面、逆に言うと必ず用意しなければなりません。
MacBook Proを始めノート型Macは基本的にそれ1台で動作するものなのに、わざわざキーボードだのマウスだのを買う必要が出てくるという事です。
もちろん外部ディスプレイも同様。
すでにあるものを使うなら別ですが、新しく買い揃えるとなるとそれなりしますからね。
そんなにMacを持ち歩かない使い方で、かつ、高価なもので周辺を揃えようとすると「iMacで良かったじゃん」的な話になりかねないです。
熱問題
次に、発熱問題があるらしいという点。
MacBook Proを開いて使用している時より、熱が逃げないという事のようです。
まあ、感覚的にはわかりますよね。
閉じた状態でもMacが動いてるので、空気の通り道的に良くはなさそう。
ただ、僕は長いことクラムシェルでMacを使ってますが、トラブルに遭遇したことは今の所ないです。
MacBook Proをクラムシェルモードでデスクトップ化まとめ
MacBook Proをデスクトップ化して快適な作業環境を手に入れようというテーマで僕の使い方などを書いてみました。
自宅でそんなにハードな作業をしないという方もいるでしょうし、万人におすすめできるものではないんですが、少しでも自宅の環境を快適にしたいという方にはおすすめ。
MacBook Proを始めノート型Macを持っていて、それなりにハードに使っている方向けにこんな選択肢もあるんだよということで何かの参考になれば幸いです。
今日は以上です。それではまた。
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