2021年1月31日日曜日

ニガクリタケが恐けりゃ、天然クリタケ採取なんかやらないこった。

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勉強の為にシェアしました。

コメント、毒きのこには、ご注意。

きのこ堂日記

ちば!のキノコ栽培&自然キノコ採取雑記です。

ニガクリタケが恐けりゃ、天然クリタケ採取なんかやらないこった。

        こんちは。

                ('A`) ……

ニガクリタケとクリタケの見分け方を知りたくて、知りたくて。

あーーーどうしても知りたい。
だって、ニガクリタケが恐いんだもん……(つд⊂) 

ってな方が多いみたいですね。

当blogで散々ニガクリタケとクリタケの見分け方を書いて来まし
たが、今年は、ものすごーくニガクリタケの発生が多くて、大豊作
みたいですわ(笑)

あれ(ニガクリタケ)は針葉樹の切り株にも発生するからね……

で、見るからに美味そうな形しているよなー(笑)
やっぱ、樹種も勉強するべきだね。
しかも、枯れた状態の樹種まで。

先日、流山市内で見つけた杉の切り株から大発生しているニガクリタケ
の画像を下に貼ると、こんな感じ。





見事だろ?(笑)
とても美味しそう……(爆)


でな、一本、採取して、ひっくり返すとね。
もうー独特な色。

画像ぢゃ、判りづらいけど、足が黄色くて、ヒダの色は実際オリーブ色。





全く、クリタケと違う。
クリタケの場合、蜘蛛の巣状の白い幕切れの跡があるんだけどね。
で、古くなっちゃった胞子を撒いたヤツは紫っぽいヒダになっているけ
ど、そういうのは収獲していません。

あ、クリタケの傘裏の詳細画像は見つからないので……



アナログ画像しかないけど、こんな感じで、傘の裏は白い。

そんなに、違いが気になるなら、一回栽培してみれば良いと思うわ。
広葉樹なら、多種多様な樹種が使えるんだから、小さく切って接種して
プランターに埋め込んで栽培することを勧めたいと思う。

タダで山から採取してこようなんて、ムシが良い事を考えるから、ニガク
リタケが恐くなるんぢゃないのかねー?
帰りは、そこで、なんか買って帰られるべきですね。経済的に。
ゴミは捨てていくなって事で。当たり前の事ですよね?

で、以前にも、書いたけどさ……


http://chibanikki.kinokodo.net/?eid=987287 ←過去ログをクリックね。

採取した後、うっかり喰って中毒するのがイヤなら、
その場で、ひと囓りしてみれば良い。
ニガクリなら名前の通り苦いから。





まあ、こんなに発生していたら、欲しくなるよなー(笑)
なんてったって、山の幸をタダで独り占め出来るんだからなー

中毒や間違いを少しでも減らすために、またしても
本物のクリタケの画像を既出だけど、貼っておくね。



クリタケは山では赤く見えるから

でもさ。
色がニガクリタケとクリタケでは全く違うんだから、どこかで実物を見た
方が良いわ。
で、前述したように、一回栽培してみるのが本当に良いと思う。
売ってるヤツは日が経っていると参考にならんからね。
自分で発生させたモノと全く色が違う場合があるから。



これ、山の中では、見事に赤く見えるから、間違うことは無いと思います
が、どうしてもニガクリタケの方が「絶対数」が多いから悩むんだよね?


それをやってみる気もなければ、栽培出来る環境に無いと言うなら、
天然クリタケを採取しようなんて欲をかかない事ですね。

はっきり言って、そういう方は……



クリタケ狩りはやめた方が、あなたの身のため!


恩着せがましいヤツですねー……わしって(苦笑)
実は、まだニガクリ判断の「ネタ」があるんですけどね(笑)


別に、わしが見分けが付くから、自慢しているのではなくて、ちょっと気
付いた事があったので、またしても、間違った採取をしないように今回の
記事を書きたいと思っている次第であります。

実は、またしても先週、信濃路に行ったのね。
今回は、遊びぢゃなくて「行くべき理由」があったから。
でもね……

当然、山に行けば、何かねーか?ってなるのは、天然キノコ採取や観察をしたい
と思っている、このblogを読んで下さっている皆様と同じ穴のタヌキでさ……

まあ、時期的に自然キノコは信濃路では遅いんだよなー



すっかり信濃の峠はカラマツの紅葉時期だが、上に登っていくと既に路面が凍って
いたり、雪があったりしてたな……当然、路肩は雪で真っ白だった。
 乾いた路面では、久々にパワースライド走行を堪能しちゃった(笑)。




ところがさ……行ってみると信濃路ってさ……

まだあるんだよ。自然キノコが。
って、行くなよ(笑)



もちろん、ニガクリタケ(笑)

これって、時期的に小さいんだよね。たぶん。
で、わし、関東の人間だから、良く見慣れている「エノキタケ」と思ってしまう。
上から見ると、よく似ていると思うよ、マジで。

ここで、見分け方のポイントをもうひとつ。
もし、傘が開いていた場合、縁が黄色いというのも、ニガクリタケの特徴です。

で、下にエノキタケの画像を貼ってみる。んー傘の縁が黄色いですね……(笑)




上の画像は雨後だから、ヌメリが生じているんだけど、乾いた奴を貼ってみると、
下画像みたいな感じ。



今回の信濃路で見つけたニガクリタケは、このエノキタケに良く似ていた。

小さいニガクリを今時期に山で上から見つけると「を!エノキタケぢゃん!」と
一瞬、喜んでしまうんだよね……
エノキタケって、これからの貴重なキノコだしね。

で、株発生している「エノキタケらしい」キノコを引き抜いてみた。
結果……
下画像が、皆さんが気になるニガクリタケだったんですわー。



                            _|' ̄|● ナエナエ……



で、引き抜くと、エノキタケ独特である黒い足ぢゃねーんだよ……
しかも、鉄臭くないと来たもんだ。


でも、何回確認しても、ヒダがオリーブ色。

で、これは、ニガクリタケだと判断。大体、足に変化が少ない。
この時期は、はっきり言って「ヤバイ」んですよ。
無理して、クリタケやエノキタケを狙うべきではないですね。

ニガクリタケは、はっきり言って発生が「しつこい」と思った。

だから、いまだにアクセスログに「クリタケとニガクリタケの違い」で、当blogに
アクセスしてくる方達が1日に20% 以上いらっしゃる。
有り難いこととは思いますが、当blogでは責任を負えないので、再度、今回、もう
少し書くことにした次第です。

兎に角、そこまでして収獲する必要は無いと思うのだが、人間の欲と言うモノは
アクセスログを確認して、あらためて凄いと思うわ……
というより、自然の産物をタダで貪るために確認に来ている方ばかりとは思いた
くはないんですがね。

 

さて、続編も見てね↓ 

 

続・ニガクリタケが恐けりゃ、天然クリタケ採取なんかやらないこった。

 

 



因みに、天然エノキタケの画像を……もう一枚。



これからの時期は、エノキタケと勘違いしないようにして貰いたいモノです。
因みに、エノキタケは傘裏のヒダは真っ白で、鉄サビのような匂いがあり、石付き
が黒いのが特徴です。

で、今回、信濃路の帰りがけに、ちょっと先月に行った四つ辻に再度行ってみた。
さすがに、ベニテンは無かったけどさ……で、反対側に行ってみるとさ……

少しだけど、ナメコが発生していた。
この下に埋もれ木があるんだよね。
初めて見た天然ナメコに、凄く感動した。




本当に、僅かな量しか無かったが、そのたったの数分がとても幸せに感じた一瞬だ
った。



久しぶりに見たナメコは美しかったな……方角的に旭を浴びてるならそれが見たいモノだ。


ちょっと見は、ハナイグチの幼菌の様だが、しっかりと膜が切れ、ヒダを確認。



信濃路からの帰路にて、思わぬ収獲。
しかし、当日の中央道上りは、持ち出し用PCで確認すると高井戸まで50kmの
渋滞。一体、何処に行っているんだ?
って、他人の事は言えないけど……
あ!みんな、ニガクリタケを収獲に行ったのか??
んなわけねーわ(笑)

仕方がないので、一般道で帰路へ。

ま、それもまた楽しかったんだけどね。
「真の闇」なんて道が沢山あったり、国道20号も渋滞したところで、闇夜の
峠道を抜けたりで、なんだかんだ言って、満足しながら圏央道に乗って渋滞に
嵌まらずに、なんとか帰ってきたわい。

ところが……
調子良く峠を下ったところで先行車が……思い切り接近してやったらさ……
それが回転灯が灯っていない「パッソ・パトカー」でね。
しかも、そこは制限速度30km、追い越し禁止のオレンジセンターライン……
おまわりさんは、ピッタシ30kmで見事なアクセルワークで走行しているモノ
ですから、もう我慢すること数km……

やっと圏央道の案内板が出て来て、お別れ。 ε-(ーдー)ハァ……

しかし……高速と一般道で総距離が20kmと変わらなかった事には驚いたわ……
それなりに時間は食ったけど。

まあ、でも取り締まりも喰わず、無事に帰って来られたから良かったわ。





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