【ロンドン=池田晋一】欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会は23日、域内で販売されるスマートフォンなどの充電機器の端子について、規格を「USBタイプC」に統一すると発表した。消費者の利便性を高め、充電機器の買い替えを抑えて廃棄物を減らす狙いがある。
欧州委は商品名を明示していないが、アップルがiPhone(アイフォーン)などで採用する「ライトニング」端子は事実上、排除される。EUが昨年に統一の方針を示した際、アップルは「技術革新を抑制し、欧州の経済や消費者に害を与える」と反発していた。
また、スマホや電子機器のメーカーに対し、充電器の別売りを求める。
規格統一には、欧州議会の承認が必要で、メーカー側の巻き返しも予想される。
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