安田不動産(東京・千代田)が東京・神田錦町で、サウナを核とした文化複合施設「神田ポートビル」を開発した。印刷会社の精興社(東京・青梅)が所有していた築56年の旧社屋で耐震補強とリノベーションを実施。2021年4月26日に全面開業した。
2021年4月26日に全面開業した「神田ポートビル」。既存ビル地上1階の床スラブを一部開けて、大階段を新設した(写真:安田不動産)
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改修後の神田ポートビル外観。看板などロゴデザインはアートディレクターの菊地敦己氏が手掛けた(写真:安田不動産)
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建物は地下1階・地上6階建てで、鉄筋コンクリート造。改修後の延べ面積は約2980m2だ。デザイン監修はバカンス(東京・世田谷)と須藤剛建築設計事務所(東京・豊島)、改修工事の設計・施工は飛島建設が担当した。
地上1階には写真館の他、カフェやショップ、ギャラリーから成る「神田ポート」が入居している(写真:安田不動産)
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地下1階にサウナを備え、地上1階に写真館など、2、3階に「ほぼ日の學校(がっこう)」の教室スタジオ、4~6階に精興社が入居する。サウナを入れるため、地下1階と地上1階だけ公衆浴場に用途変更した。
改修前の1階平面図(資料:安田不動産)
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改修後の1階平面図(資料:安田不動産)
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フィンランド式サウナ。サウナの運営者は名古屋市のウェルビーで、東京初進出となる。施設名称は「サウナラボ神田」(写真:安田不動産)
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畳敷きで室内に水盤を設けた「IKEサウナ」などもある(写真:安田不動産)
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改修では地上3層の壁を増し打ちして補強。地上1階の床スラブには穴を2カ所開け、1つは地下へと続く大階段、1つは地下の休憩スペースに外気を取り込む給気口とした。
地下の休憩スペース。天井高が高く、かつて印刷所だったときは、地下1階を荷さばき所として使っていた(写真:安田不動産)
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地上1階から見た大階段(写真:安田不動産)
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