2022年01月06日 12:22 ITmedia NEWS
写真 どの程度プログラミングができるか |
中学1年生の過半数は「プログラミングができる」──東進ハイスクールなどを運営するナガセ(東京都武蔵野市)は12月29日、こんな調査結果を発表した。
この結果は、10万7450人の高校生と中学生を対象に実施したアンケートから得たもの。各学年の生徒に「どの程度プログラミングができるか」と尋ね、「できない」と答えた層以外を足し合わせ「できる」としてカウント。最も多かったのは中学1年生で、55.3%が「できる」という結果に。
中学1年生では、「競技プログラミングやKaggleに取り組む」と1.7%が回答。マウス操作ではなく、プログラミング言語を活用したプログラミングができる層についても、下の学年ほど多い傾向にあった。
この調査結果の背景には、学校教育のプログラミング教育の拡充があると同社は指摘する。2020年度から小学校でプログラミングが必修となり、21年度には中学校にもプログラミング教育を拡充。そのため、21年度の中学1年生は小学校で必修となったプログラミングを学んでおり、中学2年生と比較してプログラミングができる傾向が高くなったと説明する。
他に「プログラミングは今後必要なスキルになると思うか」と聞いたところ「とても思う」「そう思う」の回答の合計は、高校生が86.0%、中学生が83.7%になった。22年度には高校でも、プログラミングを含む「情報I」が新必修科目となり、大学入学共通テストの試験科目にも追加が検討されているため「プログラミングへの関心はますます高まると考えられる」(同社)という。
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