ITゼネコン、というのは道路工事に例えての話で「舗装を穴1つ埋める程度に直せば良いだけなのに、全部掘り返して敷き詰めた砂利まで入れ替える」ことを表現します。まずこれが意見として一致していると考えてよろしいですか?
これを会社に置き換えると「各社員の使う端末本体を入れ替えるに伴ってネットワークからなにから一式全部入れ替える」ことに相当します。
さて、ではなぜこうなるかというと「企業や導入先が無茶を求める」からです。
分かりますか。別にIT企業が求めているのではなく、PCを動かすOSの安定性と、それに付随する機器の側の問題があり、想定外の利用をする素人さん企業がやらかしてくれるんで、仕方なく想定外の操作をしないための整備が必要になるわけです。
極論すれば「普通の高速道路は車で走るだけ」のために作ってあるのに、その会社が別購入で入れたブルドーザーを時速100kmで走れるようにしろと言い出す」わけです。そもそもブルドーザーはそういう車じゃないよね?という話を無視して「同じ車だから出来ないのはお前の欠陥だ」と言い出す。だから「道路も作りますが、そこに対応する車種はこれだけなんで、全部買い替えてください」となる。利用企業が無茶な話を言っているからIT企業側は自己防衛して仕様書をガッチリ決めて、さらに利用機器も決めるんです。
だから基本的には「国民全体のITリテラシーを高める」「技術の進歩を待つ」ことが中心になります。まあ、世代が進めば無茶を言う人は減っていくので、おいおいまともになるんじゃないですかね。機器の標準化も進んできましたし。
今現在、警察や検察はタイムスタンプの意味も分かってないし、ノートパッドレベルのアプリ動作も理解していない。臨時で雇われた捜査員は他の捜査官のシナリオを破綻させる事実を答えてしまったり、もう行政機関の知識量が少なすぎる。政治家は政治家で一部の人以外はめちゃくちゃ。GoogleEarthがリアルタイム画像だと思ってるアホまでいる。
こんな国ですからガラパゴス化するんです。
①ガチガチの正社員規制
②発注者側がシステムを全く知らない
③お客様は神様文化
の解消すれば克服できると思います。
克服は無理でしょうね。
日本人のセンスではITで他国より飛び抜けるのは不可能です。
今までみたいな「即出の技術を真似して日本風にアレンジ…」みたいなのがITの世界では一才通用しないので、日本の企業では世界が驚くようなITシステムの発明は無理です。発想性とスケールが日本人はとても小さいので。
ただ、日本人にも得意分野はあるので
そこをちゃんと理解していけば爪痕くらいは残せるでしょうね。
例えば半導体に使われている細かい部品の仕上げの精密さとか、日本人ならではな得意分野で生き残っていくしかありません。
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