資料の紹介

 生成AI(人工知能)に代表されるように、ここ数年でAIは急速に進化した。その影響を受けているのがDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。AIへの期待が急速に高まった結果、DXの取り組みにAIを積極的に活用しようとする動きが活発化し、AIと他システムとの統合を求める声が高まっているのである。

 しかしそれは、言葉でいうほど簡単ではなくIT部門やITリーダーにとって大きなプレッシャーとなっている。AIの導入はアプリケーションの増大や運用管理の複雑性を招き、セキュリティやガバナンスの問題を引き起こすからだ。特にシステム統合に不可欠なAPI(Application Programming Interface)の無秩序な拡大は、データ管理とセキュリティ確保の大きな妨げとなる。

 本資料は、AIの進化によって企業が直面しているこれらの課題を1050人のITリーダーに調査したリポートである。調査対象は、従業員1000人以上の官民の組織。調査からは、AI活用を急ぐ一方でその導入に苦労している組織の実態が明らかになると同時に、先を見越した「API戦略」と「アプリ統合」が急務である理由が分かる内容となっている。DXにAIを積極的に活用しようという組織は要確認と言えよう。