https://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/5a36fdf77d06f2a1c048d2c99deb16a3
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環境省のHPに平成24年度使用済再生可能エネルギー設備のリユース・リサイクル基礎調査委託業務 報告書 というページがあります。
平成24年度に環境省の委託業務で2013 年3 月25 日に三菱総研 環境エネルギー研究本部が出したものです。PDFで3つにわけて、素っ気無く置いてあるだけです。これを見ると再エネというのはゴミ問題なのだということがよくわかるファイルです。
環境省の認識はこちら。↓ https://www.env.go.jp/recycle/recycling/renewable/ 環境省HPより 切り取り赤線を引きました。
つまり、もうすでにゴミが出始めているのに、検討中ということなんですね。現時点で確立されていないんです。ゴミが膨大に増えることもわかっている。しかも、温暖化防止の切り札として大宣伝し、莫大な税金を投入して再エネ推進しておきながら、環境省は設備の製造時とゴミ段階では温室効果ガスを排出するとはっきり認めてます。それもこっそり目立たないように。(CO2に関してはまた改めて記事にしようと思います)
再生可能エネルギーを推進する市民は「二酸化炭素出さない!」と言ってますが、原発と同じでウソですね。事実に基づかない国策の嘘!ということでさらに具体的に暴いていきます。
まず風力発電を見ていきます。NEDOの資料よりhttp://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/state/1-01.html
字がちっちゃくてわかりづらいですが2012年段階で、総設置数としては1916基となっています(赤の折れ線)
日本における風力発電導入量の推移 PDFより
すでに2012 年3 月末までに99基の風車が撤去されています。国内には使われなくなったまま放置されている風車も存在します。
寿命20年としてますが、1基に億単位の税金を突っ込んで設置したのに、稼働年と設置年を見てもせいぜい10年しか持ってませんよね。しかも、この表はNEDOのページから忽然と消えています。どの地域のどのメーカーの風車が撤去されたか具体的に分かると、無駄遣いな感じがバレてしまうので、都合が悪いから隠したんでしょうね・・・。いつのまにかグラフにすり替えられてました。
日本における風力発電設備 撤去・休止実績(2012 年3 月末時点)
追加(上の表を打ち直しました。)
年度別撤去容量の推移 より
https://www.env.go.jp/recycle/report/h25-03/01.pdf より巨大風車のゴミの推計。 2029年には年間70万トン!
次は太陽光発電。毎日のようにテレビ、新聞、ネットでCMが流されました。太陽光発電付加金、再エネ賦課金の二重どりで、全国に補助金がばらまかれました。その結果、個人の家、メガソーラー含めて大量のソーラーパネルがいたるところに設置されています。
一般社団法人 太陽光発電協会の資料より JPEA PV OUTLOOK 2030
「ゴミの排出見込量は2015 年で約7~9 万t/年、2030 年で約25~70 万t/年と推計される」とあります。パネルは設置場所や天候等で寿命が違ってるので、推計に幅がありますが寿命20年とすると 35万トン/年のゴミ!
パワコンなどの周辺設備も工業製品ですから当然寿命があります。それらも寿命が来たら全部ゴミになります。
膨大なソーラーパネルと風車のゴミが出るということが、環境省が調べさせたデータ等でも 明らかになっています。脱原発市民にそのことを指摘すると目の色を変えて「原発よりまし!」と返ってきます。
風車のゴミ
●羽(=ブレード)は1 枚3.5 トンもあるグラスファイバー製強化プラスチック⇒産廃(粉砕⇒埋め立て)処分単価は40 万円/本
プラスチックを粉砕して埋めたら毒が出るんじゃないかと思います。
●風車 1 基当たりに使用される潤滑油は300L程度であり、3 年に1 回程度排出⇒産廃
PCBの廃油の処理にも困っていますが、風車でも油のゴミが出るんですね。そういえばつい最近も千葉の廃油処理工場で爆発事故が起きました。廃油って処理が大変なものですよね。
●現状ほとんどが鉛バッテリーであり、電池メーカーの構築しているリサイクルルート(産業用のバッテリーのリサイクルルート)に引き渡している。
鉛は経障害や脳疾患などを起こす超有名毒物。
次はソーラーパネルのリサイクルです。ソーラーパネルのリサイクル施設を秋田県と北九州市につくる計画を立てています。本州の端と端につくるということから考えても、六ケ所村の核処理施設と同じで、中央には置きたくない施設ということかな~と感じます。
●秋田県⇒東日本PVリサイクルネットワーク構築事業 より
秋田県、(財)秋田県資源技術開発機構、マテリアルリソーシング東北(株)、(株)トワダソーラ、山二建設資材(株) 、三菱マテリアル電子化成(株)、DOWAエコシステム(株)
●北九州市⇒ (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構「太陽光発電システム次世代高性能技術開発プロジェクト(委託事業)」 予算規模5億円
北九州市、北九州市立大学、みずほ情報総研株式会社、公益財団法人北九州産業学術推進機構、昭和シェル石油株式会社、株式会社新菱
秋田県産業労働部資源エネルギー産業課エコタウン班副主幹の松島桂英氏による太陽光発電リサイクルの問題点を転載します。青文字。
(ここから)
太陽光発電システム、太陽電池とも言われますが、大きく分けて、シリコン系と化合物系に分類されます。このうち、結晶シリコン型のものは、国内市場の8割近くのシェアを占めると言われています。
化合物系は、無機化合物の元素を含んだ名前で呼ばれています。
- InGaAs太陽電池:インジウム-ガリウム-砒素
- GaAs系太陽電池:ガリウム-砒素
- CIS系(カルコパイライト系)太陽電池:銅-インジウム-セレン
- CdTe系太陽電池:カドミウム-テルル
太陽光発電システムには、銀も回路として使われていますが、非常に薄く塗布されているため含有量はごく少量です。以前はシリコンが高価でしたので、そのシリコンをリサイクルしようと検討したのですが、シリコンと一口に言っても様々な種類や技術的課題があり、有価でのリサイクルは難しいという結論に達しました。
太陽光発電システムの重量の約8割を占めているのは、ガラスです。今は、ガラスのリサイクルに向けての検討を進めています。ガラスを砂の代替品に使うリサイクルは出来るのですが、カスケードリサイクルですし、できれば、ガラスとしてリサイクルしたいと考えています。
まず、封止材(EVA)の除去方法です。
太陽光発電システムは屋外に設置されますので、風雨にさらされても大丈夫なように、とても丈夫に出来ています。
ただ、解体する際にはこれが大変で、封止材という樹脂を除去するのに苦労しています。
焼けば樹脂は飛ばせますが、ガラスとしてのリサイクルが出来るように、違うやり方がないのかを検討しているところです。
太陽光発電システムは屋外に設置されますので、風雨にさらされても大丈夫なように、とても丈夫に出来ています。
ただ、解体する際にはこれが大変で、封止材という樹脂を除去するのに苦労しています。
焼けば樹脂は飛ばせますが、ガラスとしてのリサイクルが出来るように、違うやり方がないのかを検討しているところです。
(ここまで)
ということは、現状、ガラスのリサイクルもまだ出来ていないということです。しかも、毒物や公害原因物質として超有名なヒ素、鉛、カドミウムも含むのがソーラーパネル。日本製にはカドミウムは入ってないと再エネ推進者は言いますが、日本でもカドミウムが入ってる海外のメーカー(ファストソーラー社)のものを設置しているところもあるかもしれません。それらがゴミになってくる可能性もある。パッと見似てますからね。区別がつかない。混ざって処理したらどうなるのでしょうか?
リサイクル率はどのくらいでしょうか?試算は76%。残りは完全にゴミですね。76%は加熱して化石燃料使うんですよね~!上の人の話だと76%もリサイクルできる気がしないんですけど・・・太陽光発電協会は新品が売れたらいいんでしょうけどね。
かんたんに、家を買うとき「電気代が安くなる」って営業トークに乗っかってパネルのっけてますけど、いいんでしょうか?
豊島のような産廃不法投棄事件が起こり、再エネゴミ列島になるか、リサイクルで燃やしまくって、工場周辺の大気汚染公害⇒晩発性の健康被害が続出するような公害事件になるのではないかと、私は真剣に危惧しています。
原発ムラ、再エネムラと廃棄物ムラが重なっていることがわかります。
ゴミのことを考えず目先の売電の損得勘定だけで、こんな高価な電化製品を買うのはエコロジーでもなくエコノミーでもなくエゴ。
http://www.env.go.jp/recycle/report/h25-03/03.pdf 44p
追記!
あのちゃんの漫画になりました!
この日本の今の仕組みに騙されているお母さんばかりではないということです。
私は子供たちに、日本の資源は「自然」なのだということを知らせ、それを残したいと思っています。
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