Image: ExplainingComputers/YouTube
凄まじいスピード。
SSDにも利用されるパソコンのインターフェイス規格のひとつ、「PCIe 5.0」が広くサポートされるようになってまだ間もないですが、もう次の規格の登場です。PCI Special Interest Group(PCI SIG)は新たに、「PCI Express 6.0」の最終的な仕様を発表しました。
PCI Express 6.0の通信速度は、PCIe 5.0の32GT/sから64GT/sへと向上。1レーン構成では双方向で8GB/s、16レーン構成では最大256GB/での通信が可能です。
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今回の仕様策定により、1年後〜1年半後に最初の業務向け製品が登場します。これはAIや機械学習、データセンター、ネットワークやストレージ、産業、自動車、軍事など、私達からは少し遠い世界で利用されることとなります。そして、一般向けの製品の登場はさらにその後。これは、2019年に策定されCES 2022にてようやくSamsung(サムスン)とAdataからSSDが発表された、PCIe 5.0のスケジュールと似ています。
Image: PCI Special Interest Group
PCI SIGは2003年にPCI Expressの仕様を策定して以来、3年毎に速度を2倍にするとの目標を立てていました。PCIe 6.0でもその目標が達成されたことになります。
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PCIe 6.0 Specification: Evolving Performance for Data Centric Applications
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PCIe 6.0では、PAM4(Pulse Amplitude Modulation with 4 levels)という新たな通信技術が利用されています。これにより、高速化と低レイテンシーでの動作が可能になりました(詳しくはAnandTechの記事を参照)。また同規格は下位互換性があるため、PCIe 5.0以前のコンポーネントをPCIe 6.0のホストに接続することも(あるいはその逆も)できます。
ますます高速化するPCIe規格ですが、今回のPCIe 6.0もまずは業務向けから、その後にグラフィックスカードやSSDなどの一般向けの製品に導入され、そしてPCIe 7.0へとバトンタッチされることでしょう。PCIe 6.0の恩恵を受けられる日がくるのが、待ち遠しいですね!
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